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新学期のスナップエンドウ

新学期が始まると同時に
スナップエンドウの収穫が始まる。

子どもの頃、毎年、この時期は
学校から家に帰るとテーブルの上に

新聞紙が敷かれていて、その上に
スナップエンドウが山積みになっていた。

積み上げられたスナップエンドウの
スジをとるのは、わたしと妹の仕事。

スナップエンドウの高速スジとりは
私の隠れた特技と言えるかもしれない笑

スナップエンドウは
収穫したらすぐに茹でる。

収穫後すぐのスナップエンドウは、
沸騰したお湯に、10秒入れるだけでいい。

収穫後、茹でるのが
早ければ早いほど、柔らかくて、甘い。

ちなみにそれは、
ブロッコリーやほうれん草など
他の緑野菜も同様。

私にとって、
スーパーで売っているスナップエンドウは
少し大きい。

小さい方が柔らかくて
スジをとる必要がないから

出来るだけ大きくなる前に
収穫するよう、毎日みんなで畑を見張る。

今考えるとすごく贅沢な
食べ方だった。

少し大きくなってしまうと
硬いからといって、もっと大きくして
グリンピースとして
中身の豆だけ食べる。

収穫したばかりのグリンピースの
香りと甘味と言ったら!

グリンピースご飯が給食で出ると
グリンピースが嫌いと言ってる友達が多くて
驚いていた。

実家からスナップエンドウが送られてきて
そんなことを思った。

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