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大切にしたいことはちゃんと知っている


決断へのゆがみ

20代後半、結婚して仕事もようやく面白くなってきて、もっと大きな世界が開けるのではと自分にも期待していた頃。
相手の転勤で自分の仕事を維持したまま、一緒に移動できるという、振り返って考えると、なんと恵まれたシチュエーション。

それをあっさり手放した

子育てと多忙な仕事を両立することは自分にはできないと思ったから。目の前の子供と時間が過ごせないなんて、と一緒にいたいと思ったのもあるけれど、本音はバリバリと仕事をやっていく自信がないと思っていた。

その時の選択肢はそれしかないと思っていて、誰かに相談したり、他の選択肢を探してみたりするとか、考えが及ばなかった。本当は別の可能性もあったと今は思うけど、イチかゼロかしか選択肢はないと思っていた自分だったから。

そして、仕事を辞めて子育てを優先して、半年も経たずして、頭の中を何度も巡ったのは、後悔だった。

結局1年経たずして、失くした何かを埋めるような気持ちで、別の仕事に復帰して。子供の側にいたいという想いも半分抱きながら。

誰かの後ろ

後悔やあの時こうしておけば、と過去をネガティブに思っていたことが多かったけれど、自分に向き合う過程で過去の自分も少しずつ認めることができるようになったと感じたとき、

子育てを言い訳に、仕事を手放したのは、それは自分にはあっていないというサインだったのかもしれないと、はっと気がついた。

子育てとの両立は表向きの課題だったけど、どこかで仕事はリードするものではなく、与えられてこなすものと思っていた。自分で切り開いていくのではなく誰かの後ろについて、言われたことをこなしていく。

無意識にその姿勢で仕事をしていて、よく考えたら自分の人生において誰かの後ろについていくことが当たり前になっていた。

誰かの後ろは強い風が当たらないから居心地が良いけれど、いつも何かが足りないと、自分が何をしたいかがわからないという状況から抜け出せなかった。

探しているのに

今振り返って思うことで、渦中では当然思いも及ばなかったことだけれど、いつも何かが足りないから、頑張れば報われると思って、歯を食いしばって頑張って、欲しいものが手に入ると思っていた。

出遅れた就職活動を。
足りない能力を。
欠けている自信を。

でもそんな頑張りは疲弊するだけで、エネルギーは残っていなくて、動けないほどになった自分はダメだと、だから自分にはどうせ無理、私なんてできない、という自責のループから抜け出せずにいた。

そんな自分でも変わることができたのは、今目の前にあって大切にしたいことを少しずつ言葉にして確認しながら大切にするようにしたから。

大事にしたいことを大事にすること

これまでの選択は自分の価値感からきていて価値観が合わないことは続かない大事にしたいことは、大事にしたいと自分がちゃんと知っている

ライフステージの変化に、時には自分の意志だけではなく直面する女性だからこそ、その変化は自分の価値観を見つけられるチャンスと思うのです。

今すぐ花が咲いたり実がならなくても、土を耕してたっぷり水をやる時期があるからこそ、自然に美しく成長できる。だから自分を大切にする時間があって、自分の価値観を育んだ先に、自分らしく笑えたらそれを幸せと感じるのかもしれない。

心配しなくても花は咲く

だから焦らなくて大丈夫
今大事にしたいことを選ぶことは、それが止まるように感じたり、後ろに下がったように感じても、自分の価値観に沿っているから信じて大丈夫

過去を後悔して、現実を嘆くことにエネルギーを注ぐよりも、今大切にしたいことを大切にできたら、それだけで素晴らしい。

歯を食いしばっていたら、何が大切なのか感じにくいから、肩の力を抜いてね。

心配しなくても花は咲くから。


心配毎が尽きない、もやもやが晴れない場合は、そこに向き合って紐解くことで、いらないものに気づき、手放していくことができます。ひとりではなかなか勇気がいるし気づきにくいからこそ、コーチやカウンセラーがいるので、頼ってみることも選択肢の一つと思います。

コーチングの体験セッションを実施していますので、ご興味ありましたらご連絡ください。Instagramもフォローいただけたら嬉しいです。


今日のあなたが大切なことを大切にして過ごせていますように

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