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ライフステージの変化で悩んだときは

キャリアは中断されたのか

理想のキャリアって何だろう。

出産・子育てに専念した時間があり、
それはキャリアを中断したと思っていて、自分には何もなくなり、またゼロから出発しないといけないと思い込んでいました。

今だから当時を振り返って思うことだけど、
そんな思考だから、その思考から来る選択と行動をしていました。

子供達がまだ保育園に通っていた時代、旦那さんもとても忙しく、平日ほぼワンオペで(今でもそうだけれど)、保育園の送り迎え、習い事、学校のこと、体調を崩したら病院に連れて行き側にいるのは自分がやることだと思っていました。

実際に仕事と子育てや家事を両立をする為には、
物理的に効率良くないと回らなくて、
職場は家から30分以内で、通えるところ。
定時で帰れるところ。
でも電車通勤のストレスはどうしても避けたい。
そうなると選択する基準は、自分がやりたい仕事かどうかではなく、
条件に合わせて自分ができること。

”やりたいこと”を先にして、後からやり方とか分担方法とかを探す。
そんな選択ができれば最高だったのではと思うけれど、そんな選択肢があるとすら思っていませんでした。

今だから、当時の自分をなんてもったいないと思うこともあるけれど、自分の全てを注いで我が子の成長を見守り一緒に過ごせた時間は、たぶんそれが私として生きている意味であり、生き方そのもので、キャリアのひとつであった。

だから、正解とか良いとか悪いとかそういうものではなく、それはただ自分自身が成長し続けている証だと思うのです。

最善の選択ゼロスタート

子育てと仕事のバランスを優先して、キャリアをゼロから再スタート。

幸い経験を活かし、やりたい要素を含んだポジションに出会うことができ、バランスを取りながら、興味のある分野で経験を積めることに、最高ではないけれど最善の選択と、思っていました。

でも派遣というゼロからのスタート。
そこにキャリアは中断された、とコンプレックスを感じて無意識に隠そうとしていました。
本当は人一倍、理想が高い自分。だから自尊心も押し殺して。

日々仕事と子育てと家事、目の前のことに追われることを言い訳に、自分の気持ちに向き合うことはしたことがありませんでした。無意識に隠したい気持ちが、向き合うことを避け、自分より家族を優先にすることで、自分の気持ちを誤魔化し続けていたと思います。

自分の気持ちを見て見ぬふりして過ごしているうちに、いよいよ思うように仕事で理想とのギャップが埋まらずに、出口の見えないトンネルの中から抜けられないような感覚で苦しくもがいていたときに、自分に向き合うということを始めてみたのです。

それが今こうやってここで綴っている背景でもあり、今自分の思いを言葉にしている純粋な動機でもあります。

無意識に入れ替わる価値観

出産、子育てなど人生のライフステージが変わると、特に守りたい人ができたりすると、自分が一番ではなく、誰かを大事に思う気持ちが大きくなって
自分よりも大切にしたいものがあるという自分になります。

特に子供を育てるということは、自分の意志とはまた違うところで世界が動いていく感覚で、流れる時間、接する人、出かける環境、自分の身体のバランスも自分の意志とはまた違うところに支配されている感覚を感じました。

そうやって全く意識しないうちに、価値観が入れ替わっている。

無意識に入れ替わっているもんだから、自分を大切にする選択を後回しにしてしまっていることにも気づかないまま、それが私になっていく。

でもどこかいつもこの現実は理想と違う、もっとこうなりたいのに変わらない、ともやもや悩んでいた正体は、巡る変化の中で、自分が大事にしたいことを大事にする、という意識がなかったのもひとつの理由だと思います。

自分の気持ちと身体がついていかないようになって、ようやく、あぁ自分が大事にしたいものは、自分の中のこれだったんだと、自分に気づくことができたのです。

自分を大切にしているか、という問い

子育て中でもそうでなくても、いつも自分を真ん中に大切にしていくこと。
自分を大切にしているかを、自分に問うこと。

情報が溢れるこの時代、意識しないと簡単に流されていくから、まずは自分の気持ちを確認してみることから。俯瞰できたら自分の思い込みに囚われていることに気づいたりして、するりと乗り越えられたりする。

自分に問うことで、すぐに答えがあれば良いのだけど、自分のことだから自分が一番わからなかったりもする。

人間の目後ろに目はついていないので実際認識できる範囲が限られるように、自分じゃ気づけない部分を誰しも持っている。

だから、人との対話や、本を読んだり、新しいことを始めることで、これまでに自分になかったものから、新たな自分気づくことができますよね。

今ライフステージが変わっている渦中だとしても、またライフステージは変わっていく。変わり続けていく。
その中で、今目の前で起こることに愚直に向き合ってやっていることは必ず繋がっていくから、今を大事にすることを大事にして大丈夫。

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今日のあなたがあなたの気持ちを大切にすることができていますように。


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