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ポジティブスクリーニングとは?ESG投資の手法を知ろう

こんにちは。太陽光発電投資をサポートするアースコムの石井です。


ESG投資において、近年注目を集めているスクリーニング方法が「ポジティブスクリーニング」です。


ただ、ESG投資ではポジティブスクリーニングの対極にあるネガティブスクリーニングが主流だったため、ポジティブスクリーニングはまだ主力のスクリーニング方法とは言えないのが現状です。


今回は、そんなポジティブスクリーニングについて解説。

ESG投資におけるポジティブスクリーニングの現状や、スクリーニングの手法として主力となるには難しい理由などについても解説します。

ポジティブスクリーニングはどんなESG投資の手法?

ESG投資とは、売上高などの財務情報だけでなく、Environment(環境)・Social(社会的責任)・Governance(企業統治)といった非財務情報も含め、企業の成長性や持続可能性を評価する投資のこと。


ESG投資では投資対象を選考する際の手法として7つの手法がありますが、ポジティブスクリーニングもそのうちのひとつです。


ESG投資のスクリーニングにおいて長い歴史を持つのがネガティブスクリーニングという手法で、ポジティブスクリーニングとは対極の立ち位置にあります。


ネガティブスクリーニングは、社会や未来の世代に望ましくない、つまり、ネガティブな特定の銘柄を投資対象から除外する選考方法のことです。

対象となる業種としては、ギャンブルやアルコール、人権侵害、化石燃料などがあります。


※ネガティブスクリーニングについては「ネガティブスクリーニング とは?ESG投資の手法を知ろう」で詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。


そんなネガティブスクリーニングの真逆にあるのがポジティブスクリーニングです。

ポジティブスクリーニングは、環境保護や人権保護、企業統治などに積極的に取り組んでいるなど、サスティナビリティ(持続可能な)の考え方を重視する企業を投資対象として選定します。


ポジティブスクリーニングの手法は1990年代に欧米で始まり、1920年代に始まったと言われているネガティブスクリーニングに比べると、まだまだ歴史が浅い手法だと言えます。


ただ、国際的にもポジティブスクリーニングの手法が注目を集めており、ESG投資におけるネガティブスクリーニングの割合が減ってきているという状況も見逃せません。


さらに、日本のESG投資の代表的な組織「NPO法人日本サステナブル投資フォーラム(JSIF)」は、積極的にESGへの関与をしないネガティブスクリーニングはESG投資とみなさない、という立場にたっています。


このような状況から、ポジティブスクリーニングはこの先、ESG投資において重要なポジションをとっていくものと考えられています。

ポジティブスクリーニングの現状とESG投資における見解

先に述べたように、日本でもポジティブスクリーニングの手法はESG投資において重要な立ち位置にあります。


しかしながら、ESG投資のスクリーニングの手法としてはネガティブスクリーニングがまだまだ優勢にある状況です。


その理由として、ポジティブスクリーニングには投資対象・投資規模が少ないことが挙げられます。


そもそも、ESGへの積極的な取り組みを行っている企業が少ないという問題があります。

そのため投資規模も小さく、主力とはなりづらい状況です。


また、ポジティブスクリーニングの評価対象がわかりにくいという問題もあります。


ポジティブスクリーニングでは、環境保護や多様性、人権保護への取り組みを評価しますが、そのようないわゆる「非財務情報」は評価の基準が定まっていないため「評価ができない・評価がしづらい」のです。


さらに、ESGへの取り組みが必ずしも投資で大きなリターンを出すという確約もないため、ポジティブスクリーニングは大きく飛躍していくことが難しい状況となっています。

ポジティブスクリーニングはESG投資の重要な観点であるが主力ではない

ポジティブスクリーニングはESG投資において、環境保護や人権保護などに積極的に取り組んでいる企業を投資対象として評価するスクリーニング手法のことです。


対極にある考え方が、ESG投資において長い歴史を持ち、主力とも言えるネガティブスクリーニングという手法。


ネガティブスクリーニングは投資対象とならない業種を排除していくので、基準が明確で分かりやすいのが特徴です。


ただ、日本においてはESG投資の代表的な組織「NPO法人日本サステナブル投資フォーラム(JSIF)」は、ネガティブスクリーニングをESG投資とみなさないという立場にたっており、国際的にもこのような流れは強くなっています。


しかし、ポジティブスクリーニングは評価対象が分かりにくく、投資対象となる規模も小さいため、ESG投資の主力となるにはまだまだ難しい状況です。


ポジティブスクリーニングは今後、ESG投資において重要な指標となることはほぼ確実ですが、主軸となるには時間がかかるでしょう。


太陽光発電投資は、環境保護と資産形成をサスティナブルにつくりあげる手段として有効です。

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