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ひとつのせいめい

自分はあれでもこれでもないが、
あれやこれの背後には同じ一つの生命がある。

春の芽吹きの時に、植物を観ていると、
土の中から現れたばかりの、
美しく折りたたまれた葉に目を奪われ、
釘付けになることがある。

自分は、その時、一体何に反応しているのだろうと思う。

その感覚に深く入っていくとき、
そこには言語化しがたい力が働いていることに気づく。

瞑想で気づき腑に落ちたことを言語化するならば、
そこに、自分と同じものが存在しているという感覚。

同じものがそこにあり、
おそらく天の星々にそれが同様にある。

この最も基本的な感覚を
しっかりとつかんでおきたい。

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