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医療介護職の転職について~転職先の選び方~


前回に引き続き今回も足をお運び頂いた方、まずはお礼申し上げます。
つたない文章ながら何か少しでも届けられるものがあれば、と始めたnoteですが、今回で三稿目ということもあり少しだけ使い勝手がわかってまいりました。
一定の年齢以上になると新しいことにチャレンジしてみよう、と考えること自体が億劫になりがちなもので、例にもれず私もずらっと出てくる様々な機能に少々面喰いつつ、それでもえいやっとぶら下がりながら記事を書かせていただいています。

さて、面白くも面映ゆくもない前書きはそろそろおしまいにさせて頂き本日のメインテーマを書き連ねてみようと思います。
前回に引き続き、今回も転職にまつわるお話を一つ。
※前回の記事はコチラ

前回のおさらい

詳細は上記リンクよりご確認をいただけると、パソコンをタイプする回数が劇的に減るため非常に有難いのですが、ざっくりとおさらいをしてみたいと思います。

転職活動を始める前に絶対やってほしいことがあります。

①自分がなぜ転職をしたいと思ったのかを明確にする。
転職をしよう、と思ったあなたの中には必ず現状に対する何かしらの不満、不安などが存在します。その思いの根っこにあなたは気づけていますか?
その思いの根っこに気づかないままなんとなく転職活動を始めてしまうと、誰かの意図に都合よく流されてしまう可能性があります。
まずは自分の気持ちをしっかり知るところから始めましょう。

②転職を通じて欲しいものを見定める。
転職=「すべてが今よりよくなる」わけではありません。
あなたが転職を通じて手に入れたいもの(待遇、環境、人間関係など)は何なのか、それを整理して転職を通じて絶対に手に入れたいものを見定めましょう。
あなたが「欲しい」と感じているものを手に入れるために、すべてが今より良く、という発想ではなく、必ず手に入れたいものを手に入れるために妥協できるポイントも併せて見定める必要があります。

③自分の武器を明確にしよう。
自分ってこんな人間だと思う、という認識って意外と意外と正確性に欠けることがあります。あなたにとっては些事だと思っていることが、他者から見たら大きな強みである場合もあるのです。
まず、自身が経験してきた事柄を書き出してみてください。
自分のことを客観的に見つめなおし、自分の武器をどのように使っていくかを考えましょう。
※こんなことを書き出してみましょう。
・経験してきたお仕事
・経験してきた業務内容(詳しく)
・自分が得意だと感じた業務(なんで得意と感じたのかもかけるとGood)
・自分の趣味
・自分の特技
・自分で思うアピールポイント
・自分の近しい人に聞いた自分のアピールポイント

④まとめ
なんとなく思い出していただけたでしょうか。
「転職したい!」の想いの根っこを知る→「転職してどうなりたい!」を明確にする→理想を叶えるために「自分にどんな武器があるのか」を知る

これが前回の三行日記になります。では次項からはおさらいを通じて具体的にどのように転職先を探すのか、を少しだけお話させて頂ければ、と。
お時間が許すようであれば、もう少々お付き合い頂ければ幸いです。


転職先の選び方-1

さて、いよいよ今回のメインテーマ、転職先の選び方について日本語をちりばめてみようと思います。
まず、転職をしてみよう、と思い至った時にどのような手段が選択肢に挙げられるものでしょうか。まずはそちらをご紹介します。

・求人情報サイト
医療介護系に限った話ではありませんが、主にインターネット上に様々な求人情報サイトがあります。皆さんに耳なじみが深いところで数例上げてみるとすれば、Indeed、リクナビ、マイナビ、ジョブメドレー、などでしょうか
。こうしたサイトにはそれこそ把握しきれないほどの求人情報が掲載されています。

・人材紹介
こちらも主戦場はやはりインターネットですね。転職エージェントという人間が転職希望者の活動を支援してくれます。現在では上記の求人情報サイトのように見えて、登録をすると人材紹介だった、というケースのホームページも多いので、入り口での見極めが少し難しいかもしれません。

・人材派遣
こちらは特定の現場に直接雇用をされるわけではなく、人材派遣会社に雇用された人員が、特定の現場に派遣される、という仕組みの転職の形です。
人材派遣会社と雇用主企業間での契約に基づいて派遣されるため、一定のルールで守られた働き方が可能です。転職サイトなどではなく、人材派遣の登録サイトなどから登録を進めます。

・直接雇用
働きたい!と思う企業を見つけた場合、直接その企業に採用募集にエントリーしたい旨を伝える形の転職活動です。現在では自分で理想の企業を探す、という工程の手間や、誰にも守ってもらえない中自分の身一つでエントリーをする、というハードルの高さからあまり多いパターンではないかもしれません。

こうして見てみるだけでも随分と盛沢山、読んではみたけど、じゃあどれが自分にあってるのかわからないと思われる方が大多数ではないでしょうか。
一見すると「選択肢が多い=可能性が沢山ある」ように見えるかもしれません。
ただしどの手段にもそれぞれメリットデメリットがあり、どの手段を選ぶことが理想の職場探しに繋がるのかは、自分自身の性格やキャリア、転職で叶えたいものなど様々な角度から考える必要があります。

まずは自分にあった転職手段を選び、その手段の中で「転職で叶えたいもの」を叶えられる環境探しをしていきましょう。

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転職先の選び方-2

手段が決まったら次は自分の欲しいものが叶う環境探しを始めましょう。
前回のおさらいで記載させて頂いた「転職を通じて欲しいもの」を手元に置きながら、その条件が適う可能性のある職場を探して行きましょう。

例)
介護福祉士 介護現場勤続5年 年齢30代中盤 男性 既婚 の場合
■持っている経験
①一般企業でのサラリーマン経験
・PCを使用して簡単な書類作成ができる(word, excel ,パワーポイント)
・電話営業ができる
・部下を3名抱えて小チームを運営していた(チームの運営戦略策定、部下の指導、目標設定、評価、など)

②介護施設(特養)での介護職員経験
・高齢者介護全般対応が可能(食事・移動・排泄・入浴など)
・認知症患者とのコミュニケーションが得意で、他スタッフが対応できない利用者様からも信頼されている
・入職3年でユニットリーダー就任
・運転免許所持

■転職を通じて叶えたいこと
①家庭と両立したいので夜勤のない職場が良い
②現職よりも給与を少しでも上げたい
③基本的には土日休みが良い

この男性は社会人になって最初は一般企業に勤めていました。
数年勤続したのち、仕事の重責や残業の多さから友人に勧められて介護職員に転職しました。お仕事は順調で、事業所内での人間関係も良好、高齢者の方やご家族からも評判が良いこともあり、仕事自体への不満はありません。昨年結婚をしたことで、家庭を尊重したい、という気持ちが強くなってきたため、上記の条件が適う職場はないかと思い転職活動を決意しました。

条件にあう職場はどんな職場でしょうか。
希望条件の①と③は主に働き方やお休みについての内容になりますね。
まず選択肢として介護系のお仕事を考えるのであれば、夜勤がない、なおかつ土日休みが適う事業所形態を考えてみましょう。

・デイサービス
・デイケア
・訪問介護

次に条件の②をかなえるためにはどんな選択肢があるでしょう。
現職ではユニットリーダーに就任していたため、役職手当がついていたようです。介護事業での給与相場は施設形態などによって大きな変化はあまりないため、現職より少しでも給与を上げたい場合には管理職クラスまたは何かしらの役職につくことができる職場がよさそうです。
もしくはもう一つの可能性としてインセンティブが発生するような雇用契約が結べる事業所に可能性がありそうです。

上記の条件を踏まえて介護のお仕事で希望をかなえた転職を達成するためには、どうやらインセンティブ支給があり、主任や副所長などの候補としての職員を募集を行っている訪問介護事業所への転職が良いかもしれません。


転職先の選び方-まとめ

いかがでしたでしょうか。
今は転職のための様々な情報が溢れており、上手に活用をすることが出来れば、自分の希望を叶えられる職場は見つかる可能性が高いことは事実です。
ただし、これはどんなことにも通じるものですが、「自分はどうしたい」「自分はこうありたい」という自分自身の明確な希望を理解し、欲しいものの中に優先度をつけて優先的に欲しいもの、そのために妥協できるものを見定め、進む方向を明確にしていく必要性があります。

AIが理想の職場をマッチングしてくれたり、ネットを開けば条件のよさそうな職場の情報が広告で出てきたりする時代ですが、便利なツールを使う前の、自分の気持ちや想いの使い方を定めることが、少しでも良い転職につながるのではないかな、と感じています。

今転職という選択肢を頭の片隅によぎらせている方がいたら、まず一度自分自身を客観的に冷静に見つめて頂き、自分なりの指針を立てたうえで様々な手段をご活用してみてくださいね。

次回は転職以外のネタを書いてみようかなと思っていますので、ほんの少し程度、毛先程でもご興味をお持ちいただけたようであれば、また次回もご一読いただけますようお願い申し上げます。

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