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行こうよ、建築学科!~ドキドキが止まらない!夢をかなえるための学び舎~

入学式の日、山田みさきは朝早く起きて、京都市内の自宅から地下鉄で一時間以上かけてKT建築芸術大学に向かっていた。

地下鉄から降り立った駅から、大学まではバスで15分ほどの距離だった。山田は、バスに乗りながら、同じ建築学科に入学するたくさんの新入生たちと一緒になって、緊張と期待に胸を膨らませながら大学へ向かっていた。

大学に到着すると、各学科ごとに分かれて入学式の会場に入るように案内された。山田は、建築学科の新入生たちと一緒に会場に入り、学科長の挨拶を受けた。

「皆さん、ようこそKT建築芸術大学へ。当大学は建築・芸術に特化した大学で、日本を代表する建築家やアーティストを多数輩出してきました。皆さんがこの大学で学び、創造力と技術力を磨き、社会に貢献する人材となることを期待しています。」

学科長の挨拶が終わり、続いて教員紹介が行われた。山田は、自分が所属する建築学科の教授陣に目を向けた。教授陣は、建築家として国内外で活躍する専門家たちで、山田は彼らから多くを学ぶことができることを期待していた。

その後、学生生活に必要な情報や注意事項が説明され、入学式は終了した。山田は、自分がこれから学ぶ建築に対する情熱を胸に、大学生活を始めることになったのだった。

入学式が終わると、建築学科の新入生たちは学科説明会に出席するために集まった。山田みさきは、説明会のレクリエーションに参加するために、模型制作室に入り、そこで田中りおと出会った。田中は、一生懸命レクリエーションに取り組んでいるところで、山田が声をかけた。話をしていくうちに、2人はお互いに興味を持ち、自己紹介をすることになった。田中は、口数が少なく控えめな性格であることがわかったが、山田とは話が合い、仲良くなった。2人は、趣味や将来の夢などについて話し、共通点が多いことがわかった。山田は、田中と共に模型制作に熱心であることがわかり、2人はともに模型制作をすることになった。

山田と田中は、建築学科棟を見て回ることに決めた。まずは、1階の講義室を見学した。講義室には、大きな机と椅子が並べられていた。机の上には、図面や模型が置かれ、学生たちは真剣な表情で講義を受けていた。次に、模型制作室を見学した。室内は、模型や工具がたくさん置かれており、学生たちが熱心に作業していた。田中は、自分が作っている模型を見せてくれた。それは、未来の都市をイメージしたもので、山田も感心しながら見ていた。最後に、屋上に上がり、眺めを楽しんだ。建築学科棟からは、キャンパス全体を見渡すことができた。山田は、この景色を見ながら、自分がここで勉強することになったことを実感していた。

山田は、建築学科棟を見学し終わった後、心踊るような気持ちになっていた。彼女は、これから始まる大学生活が楽しみで仕方がなかった。特に、建築学科で学ぶことに熱心になっていた。彼女は、自分が夢中になれる分野に進んだことを誇りに思っていた。また、田中と一緒に模型制作に取り組むことも、とても楽しみにしていた。二人は、今後の大学生活でさらに成長し、建築家として社会に貢献することを目指していた。心躍る山田の目には、将来の希望が輝いていた。

ある日、山田と田中は模型制作室で模型作りに取り組んでいた。そこに、岡田という男子学生が現れた。岡田は、明るく活発な性格で、すぐに山田たちと話し始めた。彼は、山田たちが建築学科の新入生であることを知り、自己紹介をした。山田たちは、岡田との会話が楽しく、自然と打ち解けていた。岡田は、模型作りにも熱心で、自分が制作している模型を見せてくれた。それは、小さな町の風景を再現したものだった。山田たちは、その模型の細かいところまで見て感心した。岡田との出会いは、山田たちの大学生活がますます充実するきっかけとなった。

岡田は、山田と初めて会ったとき、その美しさに驚いた。彼女の透明感あふれる美しい瞳や、きめ細かく滑らかな肌、丸みを帯びた顔立ちは、岡田の心を鷲掴みにした。しかし、彼はその美しさに留まらず、山田が建築学科に進んだことにも興味を持っていた。岡田は、自分が建築学科に進んだ理由を説明し、山田にも建築の魅力を伝えようとした。彼女の明るく、素直な性格に惹かれ、一緒に模型作りをすることができたことを嬉しく思っていた。岡田は、山田との出会いをきっかけに、ますます建築に情熱を注ぐようになっていく。

山田は、初めて岡田と会ったとき、彼の明るく活発な性格に惹かれた。彼の話術には魅力があり、すぐに打ち解けることができた。山田は、岡田が自分たちの建築学科に興味を持っていることにも好感を持っていた。彼が自分の制作している模型を見せてくれたとき、山田はその細かいところまで見て感心し、彼の才能に興味を持った。山田は、岡田と一緒に模型作りをすることができたことを嬉しく思っていた。彼女は、岡田との出会いをきっかけに、建築学科での学びをますます楽しんでいくことになる。

田中は、岡田と山田の良い雰囲気に注目し、二人のキューピットになろうと頑張っていたが、ちょっとした空回りをしていた。彼女は、岡田に山田に対する思いを尋ねたり、二人を誘って一緒にランチをしようと提案したりしていたが、岡田はそういった田中のアプローチには気付かず、山田との模型作りに集中していた。それでも田中は、自分なりに二人を引き合わせるための工夫をしていた。しかし、岡田と山田は自然な流れで距離が縮まっていき、田中の介入はあまり必要なかった。田中は、最初は少し焦りながらも、二人がうまくやっている姿を見て安心した。彼女は、二人の関係がより良好になることを願って、自分なりに応援していくつもりだった。

建築学科には、佐々木先輩という優秀な先輩がいた。岡田は、模型制作現場で彼の作品を見て驚愕し、同時にライバル意識を燃やした。佐々木先輩の作品は、細部にまでこだわり抜かれ、完成度が非常に高かった。彼の模型を見た後、岡田は、自分自身の技術の未熟さを痛感した。一方で、岡田は、佐々木先輩のような高いクオリティを目指し、自分の制作技術を磨く決意を固めた。岡田は、先輩に相談したり、技術的なアドバイスをもらったりすることで、自分の技術を向上させようとしていた。佐々木先輩も、岡田の熱意と向上心に注目し、彼を応援していた。二人は、時には競い合いながらも、お互いに高めあっていくことで、建築学科の仲間たちに刺激を与えていった。

山田さんは、建築学科での活動を通じて、佐々木先輩に惹かれていくようになっていた。先輩は、誰にでも優しく接し、優れた技術力とセンスを持ち合わせていた。山田さんは、その先輩の姿勢や作品に魅了され、彼に対する尊敬の念を募らせていた。

しかしながら、山田さんは自分の気持ちに戸惑いも感じていた。自分が先輩に惹かれていることを岡田や田中に話すことができず、ひとり悩んでいた。そんな山田さんに、岡田が助言を与えた。

「山田さん、先輩に惹かれているということは、その先輩に対して尊敬の念や憧れを持っているということです。でも、それは恋愛感情とは違うんじゃないですか?」

岡田の言葉に、山田さんは気づかされた。自分が感じていたのは、純粋な尊敬の念であり、恋愛感情ではなかったのかもしれない。そう考えると、山田さんの心は落ち着きを取り戻した。

「ありがとう、岡田くん。あなたはいつも冷静で、頼りがいがあるわ」

山田さんは、岡田に感謝の気持ちを伝えた。その後も、山田さんは先輩に憧れつつも、恋愛感情には至らず、建築学科での活動に集中することになった。

ある日、山田さんは自分が岡田くんに惹かれているのか、それともただの友情なのか自信が持てなくなりました。それまで岡田くんと過ごしてきた時間が思い出され、彼女の心は揺れ始めました。

「もしかして、私が岡田くんに恋をしていると思った方がいいのかな?」と山田さんは自問自答しながら、いつしか彼のことばかりを考えている自分に気づきました。

一方で、岡田くんも自分が山田さんに惹かれているのか、それともただのライバル意識なのかわからなくなっていました。彼女と過ごす時間が楽しくて仕方がないのは事実だけど、それが恋愛感情なのかは自信が持てませんでした。

二人の間に微妙な空気が流れる中、山田さんは自分の本心に向き合う決断をします。

山田さんは岡田くんに惹かれているかもしれないという自分の気持ちに悩みながら、建築に関する勉強や模型作りに打ち込んでいました。しかし、心の内を田中さんに打ち明けたところ、「岡田くんのことばかり考えていないで、建築のこともしっかり考えなよ」と叱咤激励されます。

田中さんは山田さんの友達であり、岡田くんとも仲が良かったため、彼女の気持ちをわかっていたのです。そして、岡田くんに想いを寄せることも大切だけど、同じくらい建築に情熱を注ぎ、自分の才能を伸ばすことが重要だと山田さんに伝えたのです。

言葉に励まされた山田さんは、自分の気持ちに向き合いつつも、建築に真剣に取り組むことを決意しました。そして、岡田くんと一緒に模型作りをする中で、お互いの才能を認め合い、より深い友情を築いていくのでした。

2年生になった山田さんたちは、様々な課題に取り組んでいた。ある日、教授から「クライアントからの注文で、街のシンボルとなる建物の設計を任された。」と発表された。全員が驚き、プレッシャーを感じたが、山田さんは特に気になっていた。あの佐々木先輩が設計した建物がシンボルになるかもしれないと考え、プレッシャーが増していった。

一方、岡田くんは「今度こそ佐々木先輩に勝つぞ!」と強く意気込んでいた。自分たちのチームのアイデアに磨きをかけ、佐々木先輩に見せつけるつもりだった。

そんな中、山田さんは岡田くんと一緒に夜遅くまで課題に取り組むことが多くなった。その中で、岡田くんが山田さんに対して特別な感情を抱くようになっていた。一方、山田さんは自分自身の感情に戸惑いながらも、岡田くんと一緒にいる時間が楽しく、心地よかった。

そんな中、田中さんは岡田くんと山田さんを結びつけるために奮闘していた。しかし、岡田くんが佐々木先輩の作品に対して強いライバル心を抱いていることを知っていたため、彼女の努力は空回りするばかりだった。

新しい学年が始まり、山田さんたちの周りには新しい顔ぶれが増えた。その中でも、特に注目を浴びていたのが小林愛美という女子学生だった。岡田くんは、彼女が気になってしょうがなかった。

小林愛美は、見た目も可愛く、話す声も柔らかく、優しい性格で人気があった。岡田くんは、彼女に惹かれる自分に戸惑いながらも、彼女に話しかけるための勇気を振り絞っていた。

一方で、山田さんは、岡田くんが小林愛美に惹かれていることに気づいていた。それによって、山田さん自身も岡田くんに対する気持ちがあるのではないかと思うようになっていた。

岡田くんは、山田さんとの関係を考えると、気持ちの整理がつかず苦しんでいた。田中さんからの叱咤激励も空しく、彼は自分の気持ちを理解することができなかった。

小林さんが山田さんたちのグループに加わるようになったことで、岡田くんの心はさらに揺れ動いた。小林さんは美人で性格も良く、周りからの人気も高かった。岡田くんは、小林さんに惹かれつつも、同時に自分の気持ちに戸惑っていた。一方の山田さんは、小林さんの加入によってグループが活気づいたことを喜んでいた。小林さんと一緒に、建築の授業や課題をこなす中で、山田さんは小林さんに対して深い信頼を寄せるようになった。

小林さんが岡田くんにアプローチし始めると、山田さんグループのメンバーたちはそれを冷静に見守っていた。しかし、その中で唯一、小林さんの態度に違和感を覚えたのが田中さんだった。

田中さんは小林さんのアプローチに違和感を感じながらも、岡田くんが小林さんに心を惹かれていることを察知していた。彼女は、岡田くんの気持ちを守るため、小林さんに注意を促すことに決めた。

そこで、田中さんは小林さんを呼び出して、岡田くんの気持ちを傷つけないようにアプローチを控えるように忠告した。小林さんは最初は反発したが、田中さんの言葉を聞いて彼女の気持ちを理解し、アプローチを控えることを決めた。

これにより、山田さんグループは大きなトラブルを回避することができた。田中さんの優しさと判断力が、彼女たちを救ったのだ。

ある日、佐々木先輩が山田さんに告白しようとするものの、すでに山田さんが岡田くんに心を奪われていたことが判明する。佐々木先輩はショックを受けるが、山田さんに対する気持ちを諦めることにする。

一方、岡田くんは小林さんとの関係が進展する中で、山田さんに対する気持ちが再燃していく。自分が小林さんを好きなのか、それとも山田さんを好きなのか、葛藤する岡田くん。

田中さんは、佐々木先輩の気持ちに共感し、自分自身も何かに一生懸命な人を応援したいという気持ちが芽生える。そんな中、彼女は岡田くんの両想いの行方を見守りながら、自分自身の模型作りのスキルアップに励んでいく。

田中さんは、佐々木先輩にアプローチすることに決めました。まずは、佐々木先輩の趣味や好きなものを調べ、共通の話題を見つけ出すことから始めました。

佐々木先輩は、建築のことを話すと熱くなり、自分の作品やアイデアについて語り出すと止まらなくなる人でした。田中さんは、そんな佐々木先輩の話を聞いているうちに、彼女の情熱や才能に惹かれていきました。

ある日、田中さんは佐々木先輩に「私も、建築について学びたいと思っています。先輩のようにすごい作品を作りたいです。」と話しました。すると、佐々木先輩は田中さんに興味を持ち、一緒に模型作りやデザインの勉強をすることになりました。

田中さんは、佐々木先輩との時間を大切にし、彼女のことを尊敬するようになっていきました。そして、佐々木先輩と一緒に作り上げた模型が、学科の展示会で大きな評価を得ることができたのです。

RJ(アール・ジェイ)は、建築界で注目されている若手建築家であり、新しい建築スタイルを模索していることで有名でした。彼は、大学の建築学科に非常勤講師として招かれ、学生たちに最新の建築トレンドを伝えることになりました。

学生たちは、RJの授業に参加するために熱心に勉学に励みました。彼の授業は、建築の本質についての考え方を根本から変えるようなものであり、参加した学生たちは刺激を受けました。

その中でも、岡田くんは特にRJの授業に熱心でした。彼は、自分が建築家として進む道を考える上で、RJの授業が大きな刺激となっていたのです。

アール・ジェイが「スマートイナフシティ」という概念を提唱し、岡田くんは衝撃を受けました。アール・ジェイは、現代の都市が抱える問題を解決するために、建築家が新しい視点で都市を再構築する必要があると主張していました。その中でも、岡田くんが特に注目したのは、人口の増加に伴い、資源の枯渇やエネルギーの消費などが深刻化していることに対して、従来の都市計画では解決できないという考え方でした。

岡田くんは、アール・ジェイの考え方に共感し、自分が建築家として取り組んでいきたい分野だと確信しました。そして、アール・ジェイに自分の作品を見てもらいたいという思いから、自らアプローチを試みることにしました。

アール・ジェイは山田さんの才能を高く評価し、彼女にアプローチをかけ始めました。山田さんは彼の情熱的な講義や建築理論に心惹かれ、彼との話し合いを通じて自分のスタイルを見出していくことになります。

しかし、岡田くんはアール・ジェイの提唱する「スマートイナフシティ」に疑問を持ち、自分が信じる建築のあり方とは異なるものだと感じていました。彼は自分の思考を整理するために、さらに勉強を続けることを決意しました。

一方、アール・ジェイと山田さんの関係は深まっていきます。彼女はアール・ジェイの建築に対する情熱や才能に魅了され、自分自身も彼のアプローチに応えることを決めました。しかし、彼女の中にはまだ岡田くんへの思いが残っており、心の葛藤を抱えながらも建築の道を進んでいくことになります。

佐々木先輩が全国コンペで日本一に輝くという大きな成果を残し、学内での表彰式が行われました。山田さんや田中さん、そして岡田くんも、佐々木先輩の偉業に拍手喝采しました。

その後、佐々木先輩はさらなる飛躍を求めて海外への進出を考え、大学を卒業することを決意します。周りからは「今度は世界のコンペで活躍してくれ」とエールを送られました。

一方、アール・ジェイと山田さんの関係は、アール・ジェイのアプローチが続いている中、微妙なものとなっていました。岡田くんも、アール・ジェイと山田さんの距離感に戸惑いを覚えていました。

佐々木先輩の作品に参加していた田中さんの存在が明らかになり、学内で話題になる。佐々木先輩自身も田中さんの才能を高く評価しており、今後の建築家としての活躍が期待されていた。

一方、岡田くんは、佐々木先輩の作品に刺激を受けながらも、自分自身の建築観を見つめ直す時期を迎えていた。また、アール・ジェイの提唱する「スマートイナフシティ」の概念にも興味を持ち始め、独自のアイデアを模索していた。

小林愛実さんとアール・ジェイが付き合っていたことが明らかになり、周囲に衝撃が走る。岡田くんも驚きを隠せない様子であった。一方で、山田さんは何も言わずに微笑んでいた。

その後、学生たちはそれぞれの研究や作品制作に没頭する日々を過ごす。山田さんは自身が手がける建築プロジェクトに全力を注ぎ、岡田くんも自分の理念に基づいた作品制作に励む。佐々木先輩は、全国的に注目される建築家として名を馳せ、田中さんも彼女のアシスタントとして大いに活躍する。

そして、時は経ち、卒業式の日がやって来た。学生たちはそれぞれの未来に向けて進むことを誓い合い、別れを惜しむ。山田さんと岡田くんも、互いに手紙を交換して連絡先を交換する。彼らの学生時代は終わりを告げたが、新たな未来が始まることを胸に抱いていた。

卒業式の日がやってきました。4年間の学生生活に別れを告げる山田さん達は、それぞれ思い出に浸りながら式に臨みました。

佐々木先輩は、全国コンペでの優勝により、優秀な成績を収めました。山田さん達は先輩の輝かしい成果に感動し、敬意を表しました。

また、アール・ジェイは教員としての最後の日を迎えました。山田さん達はアール・ジェイの講義に刺激を受け、多くのことを学びました。アール・ジェイは、山田さん達に「自分たちの道を切り開いてほしい」という言葉を残し、感慨深い雰囲気を醸し出しました。

式が終わり、山田さん達は卒業証書を手にし、自分たちの未来へと向かって歩き出しました。4年間の思い出を胸に、彼らは建築家としての夢に向かって邁進することでしょう。

卒業式後、佐々木先輩と山田さんは外に出て、校舎を後にする卒業生たちを見送っていました。佐々木先輩は山田さんに話しかけ、自分が恋に落ちた相手がいることを告白しました。それは山田さんでした。

山田さんは驚きましたが、同時に嬉しくもありました。2人はその場で抱き合い、キスをしました。佐々木先輩は、自分が好きな人と一緒に卒業式を迎えられたことをとても幸せに思いました。

山田さんも、佐々木先輩と一緒に新しいステージへと進むことができると思うと、とても嬉しく感じました。

田中さんは佐々木先輩と山田さんの関係に驚きつつも、暖かく見守っていた。そして、卒業式の後には岡田くんや小林さん、アール・ジェイも合流し、みんなで卒業祝いをすることになった。

田中さんは、佐々木先輩や山田さん、岡田くんや小林さん、アール・ジェイとの出会いや経験を振り返りながら、これからも建築家としての道を歩んでいくことを決意した。そんな彼らの未来には、さらなる出会いや挑戦が待ち受けていることだろう。

卒業式が終わり、皆それぞれの進路に向かって準備を進めていた中、謎の教授RK(アール・ケイ)が佐々木先輩に声をかけた。

「お前はすごいな。だが、これが終わりではない。」

佐々木先輩は驚きながらも、教授の言葉に耳を傾けた。

「お前にはまだやるべきことがある。建築の力で、世界を変えろ。」

教授の言葉に、佐々木先輩は心を揺さぶられた。教授は何者かと思わせる謎めいた人物だったが、その言葉は先輩の胸に響いた。

卒業式1年前にRKが大学を出禁になったため、その後は学外で仕事をしていた。卒業式当日、RKは山田さんと出くわし、自分の過ちを詫びた。山田さんはRKが出禁になった理由を知っており、彼を叱咤激励することで再び建築家として立ち上がることを促した。RKは山田さんに感謝の意を示し、佐々木先輩との別れを見届けた。

卒業式の夜、最後の飲み会。参加者はRJ、山田さん、佐々木先輩、田中さん、岡田くん、小林さん
皆が笑いながら、卒業生としての思い出を話し合っていた。その中で、岡田くんは山田さんに「大学で出会えて良かった」と言い、山田さんは微笑んで返した。田中さんは自分の今後の建築家としての道について話し合っていた。佐々木先輩は、卒業生たちに向けて「これからも自分たちの夢を追いかけて欲しい」というメッセージを贈った。小林さんは、岡田くんに対して特別な感情を抱いていることを口に出すことはなかったが、何かを感じさせる微笑を浮かべていた。

RJは飲み会の後、静かに立ち上がって皆に向けて〆の言葉を送りました。

「この2年間、君たちは多くのことを学び、成長しました。でも、これで終わりではありません。建築家として、これからも自分たちの手で未来を創っていくんだ。時にはつまずくこともあるでしょう。でも、その度に立ち上がって前進することが大切だと思います。最高にイナフな仲間たちと過ごしたこの大学生活、この夜を忘れずに、そしてこれからもイナフに生きよう!イナフイナフイナフ!!」

言葉に重みを感じた参加者たちは、静かに頷きました。

RJの言葉に触れ、感銘を受けた岡田くんは涙を流しながら、「先生、本当にありがとうございました。自分の力で建築家になる夢を諦めかけていたとき、先生がいてくれたから、今ここで立っていることができました。本当に、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。その言葉には、過去の因縁や嫉妬心は消え去り、純粋な尊敬の念が込められていた。

佐々木先輩と山田さんの結婚式に、8年前に大学から出禁になったRKが現れた。RKは謝罪の言葉を述べ、かつての行動を悔いていることを伝えた。

岡田くんや田中さん、小林さんもその場にいたが、RKの姿に驚きを隠せなかった。しかし、佐々木先輩と山田さんはRKの謝罪を受け入れ、二人の幸せを願う言葉をかけた。

その後、岡田くんや田中さん、小林さんとRKは話をすることになり、過去の因縁を乗り越えて和解することができた。この出来事をきっかけに、彼らの未来には新たな可能性が広がっていくこととなる。

皆さん、今日は私たち山田と佐々木先輩の結婚式にお越しいただき、本当にありがとうございます。この日が来るまでには、私たちの周りには多くの人々が出会い、別れ、そして再会してきました。その中で、私たちを一番近くに見守ってくれたのが建築学科でした。

私たちは学生時代、建築の世界で出会いました。私たちは設計課題に向き合い、議論を交わし、時には意見が合わずに悩みました。でも、それが私たちが今ここにいる大切なきっかけになったのです。

建築学科に入学して良かったと、今改めて感じています。建築学科には私たちが出会い、別れ、そして再会するドラマが詰まっています。そして、そこには人と人とが織り成す温かさがありました。

私たちは建築の世界で出会い、愛を育み、結ばれました。今日は私たちの大切な一日です。この日が来るまで、私たちを支えてくれた家族や友人、そして多くの人々に感謝します。

そして、最後に建築学科に出会えたこと、そして佐々木先輩と結ばれたことに深く感謝しています。私たちの人生は、建築学科で出会ったことがあってのものです。今後も私たちは、建築の世界で多くの人々と出会い、新しいドラマを紡いでいきたいと思います。

本当に、今日はありがとうございました。

RJは会場に入り、「お待たせ!ワタシ、建築の神様、RJだよ!この結婚式、すごく良い建築だね!でも、もっとイナフな建築を作ろうぜ!それじゃあ、乾杯!」とユーモアたっぷりに掛け声をかけ、全員から笑いと拍手が起こりました。それをきっかけに、会場は一層盛り上がり、楽しい結婚式になったのでした。

入ろう、建築学科!と、山田さんと佐々木さんから元気いっぱいの掛け声が飛び出しました。その掛け声に、これから建築の世界で輝いていく学生たちも、また新たな気持ちで一歩を踏み出すことができました。建築学科には、恋愛や友情、葛藤や成長がたくさんあることを思い出させてくれた、素晴らしいストーリーでした。

なかなか素敵なストーリーですね。今回は特典として作ってる作業風景を録画してみました。
Making of 行こうよ、建築学科!
~ドキドキが止まらない!夢をかなえるための学び舎~


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