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アオニンジャー概論Ⅱ(手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの18感想)

◆アバンの雑記コーナー

・【朗報】加藤クラウド八雲のpixiv投稿数がニンニンジャー男性陣トップに迫る。

ちなみに変身後も男性陣2位

月1投稿は徹底していたし大規模な整理をしたときもあったので塵積って山となるを体現しているのである。
本来自分自身は男性キャラクターを描くのが苦手でできれば女体だけ描いていたいしみっちみちの太ももで圧死したい気持ちなのですが加藤クラウド八雲はずっと描いていられるのだ。今も禁断症状が出てきてしまったので描いている。もはやアートセラピー、いやシャブかな。あんなモノ取り締まった方がいいんですよ。私という存在の限界を作った加藤クラウド八雲を許すな。

そんなこんなで今回の感想は異常回です。よろしくお願いいたします。世界のソウクールに乾杯するしかねぇな!


◆ニンニンジャー忍びの18感想

・今回の脚本は毛利亘宏氏

うるせぇよアオニンの数少ないセラピーなんだよ

さて、今回のエピソードは正直めちゃくちゃ待ちわびていた。
何故ならアオニンジャーのアクションがまた一段階進化した回でもあり、なんだかとっても世界がソウクールに見えた回だからなのだ。
見方によっては非常に単純明快でくだらない回に見えるのかもしれない。
しかしながらその単純明快ぶりがとても道徳的かつ情操的で、とてもソウクールにみえるのだ。

そんなこんなでこの回は忍術道場にハワイからキンジの手紙が届くところから始まる。今でもあの男はお命頂戴しているのだろうか。穏やかな日常の中で天晴は霞が読んでいる雑誌が気になった。その雑誌は八雲の物と思われるガーデニングの雑誌だった。霞曰くイギリスはガーデニングの本場との事。この時点で勘のいい視聴者は今回は八雲とガーデニング関係が主軸になるのかなぁと安易に察する事ができてしまうので脚本のリードとしてはかなり親切だなぁと感じてしまう。登場した妖怪オトロシが明らかに芝刈り機モチーフなのでここで八雲の芝刈り機が妖怪になってしまった事が分かります。
ちなみに今回、こんなに分かりやすいフラグを立てたのならここから数段捻った感じの展開になるんでしょうと思われそうですが特に捻った感じにはならず、マジで視聴者の予想を裏切る事なくストレートに物事が進みます。
だからこそ、世界はとても美しいのだ。

ガマガマ銃の警報が鳴り、現場に向かうとそこでは既に八雲が戦闘を行っていた。
八雲がオトロシに押されている様子を見て急いで参戦するニンニンジャーたちだが、八雲は何故か必死にそれを止めようとしていた。

八雲抜きの4対1のバトルでオトロシを倒そうとするニンニンジャーたちが、オトロシのビームを浴びた天晴が洗脳され、オトロシのいいなりになってしまった。天晴は凪・風花・霞に牙を剝き、柄にもない知性溢れたクールボイスで襲い掛かるのですがなんか普段の天晴を知っているからこそ緊迫感よりシュールさが勝ってしまうこの場面。
しかしオトロシのビームは時間制限付き。天晴はすぐにくたくたになり気絶してしまう。そしてオトロシは風花にビームを浴びせ、洗脳を行う。
風花に対し苦戦するも、すぐに制限が来て洗脳が溶けた模様。そしてケツに火がついて燃えあがって起きる天晴、可愛いね……
イマイチ調子が出ない事に気づいたオトロシは戦線から撤退。遅れて追いついた八雲はその様子を見逃さざるを得なくなり弱弱しく肩を落とすのだが……

道場に戻り作戦会議に戻る中でも八雲の様子はアンニュイなまま。
もう一回突撃すると言った天晴を諫める風花の声がドスの効き方が近所のイオンのフードコートにたむろする不良中学生のようで可愛い。
作戦会議の主導権はもちろん霞。順序立てて全員に説明を行うから非常に分かりやすい。先ほどの戦闘で分析できたオトロシの弱点は以下の物だった。

  1. 操られる時間には限りがある

  2. 一度に一人しか操る事ができない

霞はその弱点を踏まえ、誰かがおとりになりオトロシビームを浴び、天晴にそれを抑えさせ、残りの三人でオトロシを倒しに向かうという作戦を提案した。問題は誰がおとりになるか、そこで名乗りを上げたのは八雲だった。
いつになく必死の形相。俺ならeasyに熟して見せる。
八雲はずっと秘密裏の目的に動いてますもんねぇ……

・VSオトロシミッション~やっくんどうしたの編~

街では妖怪オトロシが猛威を振るっていた。
しかしながら自慢の洗脳攻撃を駆使して民間人に危険な行為をさせるというような作戦ではなく、とりあえず暴れ回って公園の植木を伐採する事しかしていないので意外と今までの妖怪に比べたら大して悪い事はしていないのである。でもやっぱり変なバケモノ暴れてたらそれだけで怖いよね!

現場に駆け付けたニンニンジャーたちは早速オトロシ討伐の為に作戦実行に移った。そして予定通り八雲が洗脳され、オトロシに隷属させられる事に。オトロシ様に頭をきゅっきゅと撫でられるアオニンジャー可愛いし私も本当に頭を撫でたいなぁと思う一コマ。
アオニンジャーVSアカニンジャーの構図に持ち込み、残りのキシロモモでオトロシ討伐に入るのは想定通りではあるが流石にアオが強すぎた。霞は即座に作戦を変更し、タイムアップになったらその隙に一斉攻撃をする方向に転換するのだがタイムアップになり、気絶したはずの八雲が再び立ち上がりオトロシへの攻撃を全て防ぎきってしまった。
これから八雲はオトロシのしもべとなってしまうのか。ニンニンジャーたち4人と対等以上に渡り合い、オトロシと共に撤退した八雲。果たしてどうなってしまうのか。

道場に戻った後、天晴は先ほどの闘い方に違和感を抱いていた。天晴の闘いに対する感性は先天的にかなりずば抜けており、本能で八雲の闘い方を感じ取れるのは良い。もはや動物並みの感性といったところか。
洗脳されて戦っていた時と違い、八雲は明らかに本気では無かった。もしや作戦の一環であやつられたフリをしているのかと思った一同。
霞は本当にそれだけなのかと八雲のガーデニング雑誌を手にとると裏表紙には芝刈り機の写真があった。

わかりやすーく伏線張り続けていたから本当に読み解きやすいんですよ、冒頭から現在に至るまで本当に親切なシナリオ運びなんだ。

・まさかでも無い真相『芝刈り機はイギリス人の誇りだからな』

八雲の物語として予想外の出来事は起きない

一方の八雲はオトロシが潜伏している神社でオトロシのマッサージを行っていた。
わがままなオトロシに対する丹精込めたマッサージ、そして指先に封印の手裏剣が刺さる。まぁどうにか封印の手裏剣を外すために操られたフリをしていたんでしょうね。そしてオトロシの肉体には『YAKUMO』の文字が。にしてもオトロシの喘ぎ声うるせぇな。

そして翌日、オトロシを見つけた天晴。
オトロシを守るために立ちはだかる八雲はそのまま天晴との戦闘へと突入する。激戦を極める中、天晴は八雲の頭を抱え込み耳元でささやく。

「…おい八雲。お前操られてんのか、それともフリしてんのか、どっちだ。」

ここのタカ兄、ガチ恋距離でドキドキしちゃうわね。詰め寄られてもなお戦う事をやめない八雲は闇雲に天晴に斬りかかる。

「何を言ってる、問答無用!俺は『カーリー』を!オトロシ様を絶対に守り抜く!!」

「カーリー?」
陰で見守っていた凪と風花の声がシンクロする。
そこで霞が何かに気づきスコープを手にし、オトロシのからだに刻まれた『YAKUMO』の文字を確認し、無邪気に『そういう事だったんですね』と言い、二人の間へ割って入った。

「八雲くん、そこまでです!あなたは操られていませんね。」

あの妖怪の元になったもの、それは八雲くんの芝刈り機ですね。
そう、その真相は勘のいい視聴者はアバンの時点で予想がついていた内容だった。カーリーというのは芝刈り機の名前である事、そしてオトロシの肉体に刻まれていたYAKUMOの文字こそが何よりの証拠である事。
まあなにはともあれ八雲くん持ち物にお名前書けててえらい!(全肯定)

この霞の推理に対し、八雲は『ほっといてくれ霞姉!』と全力逃走。
ぞろぞろと付いてくるニンニンジャーたちの構図が絶妙に頭悪くていい。
追いかけた霞は八雲に対し放っておけないといい推理を続ける。

「真相は恐らく偶然にも貴方の芝刈り機に封印の手裏剣が刺さり、妖怪オトロシが誕生してしまった……」

霞は現場に居ないので完全に想像である

ここの推理シーンのみどころは推理シーンの八雲が『芝を刈りながら鼻歌でスターニンジャーの変身待機音を歌っている』という点なのですが、全て霞の空想による偏見だと考えると現在の欧米コンビの立ち位置解釈において非常に重要なポイントだよなと思います。霞姉的に八雲はキンジと仲良くしたがっているという認識なんですね。

そしてここでようやく面々が真相を理解した。八雲が先に戦っていた理由とここまで頑なだった理由を。
八雲はここまできてしまったのなら仕方ないと言わんばかりに真相を話す。あれはハイスクールに入学した時にマミーからプレゼントされたモノであると。母親の影響を強く受けて育った子だからそりゃ趣味道具として大切にしちゃうよねと。ここで天晴から『たかが芝刈り機で……』と無理解極まりない言葉が出てくるも八雲は即座に反抗します。

「されど芝刈り機!タカ兄にはわかるまい!芝刈り機はイギリス人の誇りだ!」

やっくんイギリス人じゃないし……という風花の声を置いて話が進んでいく。ゴメンな風花、八雲は普段の生活ぶりからイギリス文化に拘りが深かっただろう。忍びの1からそう思ってるフシあったよ。
八雲は今まで単独行動で解決しようとしていた事を謝罪した。早くみんなに言えばいいのにという霞のツッコミを置いておいて八雲の話は進んでいく。
母親から貰った大切な趣味道具と仲間たち、どちらを選べばいいか分からない。本当に深刻な悩みだったろうと思う。
しかし結局八雲は情が深く周りの為に動いてしまう人間である。エゴの塊を見せたがやはり八雲はそういうヤツなのだ。
オトロシと対峙し、アオニンジャーに変化する八雲。

「理由はともあれ俺様の味方ならそれでいい!芝刈り機を守りたくば忍びの者どもを倒すのだ!」
「断る!」
「お前の大事な芝刈り機がどうなってもいいのか!」
「構わない!俺は!俺は芝刈り機を諦める!」

中田裕士くんの手元プルプルさせてから照準を合わせる演技、アオニンジャー殿の決意を感じさせてくれて素晴らしい。そして決意のトリガーを引き、オトロシとの決戦が始まった。
凄い謎のポーズからの気合の入り方えげつないですね。

・VSオトロシ大決戦~そして星野郎は雑帰還~

来年30歳ってマジ?

さてここからの戦闘シーンはアオニンジャーのアクションが見どころだ。
従来通りのアクションを繰り返すニンニンジャーの中で一つのブレもない歩みでジュッカラゲを斬り倒していくアオニンジャーの劇場版仮面ライダーゼロワンREAL×TIMEに登場した仮面ライダーエデンにも似た風格があった。中田裕士の闊歩の威圧感は有無を言わせない気迫がある。
そして中田裕士というスーツアクターはあまりにも睨みが良すぎる。アオニンジャーといえばスタイリッシュかつアクロバティックなアクションがここまでの売りだった。しかしながら手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの18『八雲が愛した妖怪』の後半ではそういったアクションは行わず、目力で相手を威圧し、淡々かつ粛々と目的の為に目の前の敵を圧殺する仕事人としてのアオニンジャーの姿が見られるのだ。

そしてオトロシのビームを鏡花水月で跳ね返し、もはや思うがままに動けなくなったオトロシを相手に震える手つきで忍者一番刀の技ボタンを押し、忍龍斬でオトロシを撃破。決意、威圧、そして揺らぎ。爆破を背にしたアオニンジャーのアンニュイな表情、全て良い。

「芝刈り機は二度壊れる!」

巨大化したオトロシの前に全てを切り捨て非情に徹し、オトモ忍を召喚するアオニンジャー。
八雲回である事もあってかここではシュリケンジンドラゴとして合体。しかし即座にオトロシのビームでコントロールが効かなってしまうのがやっぱりドラゴクオリティというかなんというか……
お次はUFOマルを召喚してからのシュリケンジンUFO、しかしUFOマルもダメになってしまったので手裏剣戦隊ニンニンジャー、なんというか空を飛ぶヤツが不遇になる法則なんですよ。
サーファーマルならビームを避けられたのに!と言う凪。しかしサーファーマルはキンジにあげたなので無理なはず。だがここでシュリケンを渡しそびれていたというウッカリをやらかすのが手裏剣戦隊ニンニンジャーなんだよなぁ……
天晴はとりあえず召喚してみると案の定キンジごとサーファーマルがやってきてしまった。しかしながらキンジのファッションがハワイでエンジョイバカンスファッションだったのでなんだかんだで弟子入り挫折からの切り替えはうまくやっていたのかもしれない。

とりあえずシュリケンジンサーファーに変化するとコックピットにスターニンジャーが落下してきた。しかしながらここの高田将司氏のハワイアンジュースを零さないバランス感覚が素晴らしいですね。
巨大化オトロシとの激戦の中でふと気づいた八雲はキンジに対し、妖怪とモノを分離する方法が分かるんじゃないかときく。

「封印の手裏剣を割れば分離できる……かもしれやせんね」

八雲は封印の手裏剣の場所をオトロシへのマッサージで把握していた。
この時八雲の脳裏に閃光が走る。タカ兄俺にやらせてくれと天晴を引きずり下ろしセンターの神輿に乗りあがる。ここで色々分かっている八雲が強引に指揮官の座にのし上がるのいい。
そして額を狙いシュリケンジンサーファー波乗り斬りを行いオトロシの手裏剣のみを破壊。無事にカーリーに傷一つ付けずに分離を行う事に成功した。地味に精度が良すぎるよこの技。
ここまで盛大にガッツポーズをとり忍ばずワッショイするアオニンジャー、初めて見られてよかったですね。

そして撃破後、庭園で戯れる天晴と八雲。ところでこの庭園は忍術道場のどこにあるのかが分からない。八雲が日本に来た際に個人的に借りた可能性も微粒子レベルで存在する……かもしれない。
『これが八雲の芝刈り機か~』とかつては趣味に理解を示さなかった天晴が八雲の芝刈り機に興味を示し、八雲が自慢げにソウクールだろ?と自慢げに言う所に距離の縮まり方を感じる。
キンジはそんなニンニンジャーを見てから故郷に帰ろうとするのだが、八雲はそんなキンジを引き留める。

お前も諦める事ないんじゃないか。

かつては仲間のために母親からのプレゼントを切り捨てかけたものの最後は全て手に入れた八雲だからこそ言える言葉である。
みんなで弟子入りの説得をしよう、改めてチームの絆が深まった瞬間であった。

―――次回、時間停止モノの1割は本物である。お楽しみに。


◆忍びの18解説コラム

・芝アンと芝信の着眼点は同じ~君は八雲を愛していたか~

ほのぼの加藤一家

今回の毛利亘宏脚本『八雲が愛した妖怪』については旧館の方で何度も解説していたのですが、今回改めて感想を書かせていただく運びとなりました。
この回の脚本、構造としてはいたってシンプルなんです。

ブルーの母親から大切な物が妖怪に変化して、仲間たちに隠れて秘密裏に取り戻そうとするも仲間たちに大迷惑が掛かり、責任を取ってそれを諦めようとするも、最後には意地を貫いて取り戻せてよかったねという話に過ぎないのだ。

そして伏線らしい伏線も冒頭から霞がガーデニング雑誌を持って説明をしていたりやたらめったら丁寧なフラグ立てをおこなっていたので恐らく勘のいい視聴者はアバンの時点で今回のストーリーを予想できたのではないのだろうかと思う。
イギリスかぶれなのも普段の生活ぶりから十分わかりますし、母親を大切に思っているのも視聴者は全て知っている。

この回については八雲の物語として『予想外の出来事は何一つ起きていない』という事実だけが存在する。

正直一部で見られていた『ギャグとしてはキンジが雑に戻ってくるくだりの方が面白かった』という意見については納得がいきます。というか私もその意見です。本来ならギャグ回としても仲間の裏切りを推理する回としても弱いはずなんですよこの回は。

第4段階目の初心者向け加藤・クラウド・八雲

そこから評価の結果として分かれるポイントは『貴方は八雲を愛していたのか』かどうかだと思うのです。

八雲が愛した妖怪に予想外の出来事なんて(キンジの雑帰還を除き)何一つ起きない。だからこそこの回は非常に牧歌的かつ道徳的な物に思えるのだ。
確かにストーリーとしては非常にくだらない物に見えるのかもしれない。しかしながら趣味に対する無理解を乗り越えて和解し、最後に天晴と芝刈り機で戯れる姿はとても美しく、ソウクールなのだ。

◆今回のみどころアオニンジャー

・もはやみどころしかなかった

予想外の事は何もなかったんだがそこがいいんだ

忍びの18、予想外の出来事はほとんど起こらない回でしたがアオニンジャー好きとしては改めて彼の魅力を再確認できた回だったのではないだろうか。加藤クラウド八雲は母親が好きで、物を大切にしていて、イギリス文化をポリシーとしていて、仲間に対して誰よりも情が深く、そして不器用な男である。そんな彼の歩み寄りは微笑ましく見られてしまった。

そしてアクション面でも見どころが非常に多く、アオニンジャーアクションの新境地を切り開いた印象が強かった。
やはりこの芝刈り機回はとても良い。今回改めてそれを確認できましたね。


◆編集後記

・【朗報】中田裕士氏、Twitter更新。

姿長官!?

ところで奇声あげながらヤベェ動きする動画みてやっぱコイツヤベェなぁとおもいました(小並感)

UG……………


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