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アオニンジャー概論Ⅱ(手裏剣戦隊ニンニンジャー忍びの16感想)

◆アバンの雑記コーナー

・超今更ながらあおぎり高校をみている

あおぎり高校(あおぎりこうこう、Aogiri Vtuber High School)は、日本のバーチャルYouTuberグループ。所属事務所はクリエイトリング。

あおぎり高校(Wikipedia)より

最近たまにあおぎり高校を見ている。
YouTubeのshort動画でやたら見かけるようになり、チャンネルに飛んでみてみたら面白くて面白くて。例の騒動から某社系列のVtuber全般から離れていたんですけれども、諸々のトラブルを経て根性で頑張っている所に感動したんですよね。2018年から活動している古参Vtuberって引退された方も多いので……
そう、汚物営業でも淫夢営業でもいいのだ。がんばる君たちは美しい。

ちなみに私の好きなAVのシチュエーションは『全裸マスクオン』です。


◆ニンニンジャー忍びの16感想

・今回から毛利亘宏氏参戦

イイ感じの旋風おじさんファンアートが無かった

手裏剣戦隊ニンニンジャーもついに忍びの16。
YouTube初見勢の皆様もキャラクターに馴染みながらお楽しみいただいている最中でしょう。さてさて、今回からいよいよサブライターが参戦します。

小林靖子と愉快な連れ子たちの一角、毛利亘宏氏。
最近オーズ10thが派手に炎上していたんですけど私個人としてはあの映画は嫌いじゃないけど好きというわけでもないよという感想です。普通。久々に触れるのだからなんか具体的に言及した方がいいかと思ったんですけどまぁ普通です。というわけでこの辺でオーズの話は切り上げます。

というわけで本編。冒頭から牙鬼軍団と戦うニンニンジャーたち。忍びの16までくると結構戦闘に手馴れてきた印象。
ジュッカラゲだけが暴れているものの妖怪の姿が見当たらない、ガマガマ銃の反応も無しという事で不審な点が多い。とりあえず帰路につくニンニンジャーたち。天晴だけは風花に引き留められ父の日のプレゼントを買いに行くルートに向かう。
この不審な状況についてはやはり晦正影による罠である。これも全てニンニンジャーたちのアジトの場所を知るための作戦だったのだ。
妖怪ネコマタのみが伊賀崎忍術道場への侵入に成功したものの、九衛門に居場所を伝える前に撃破されてしまったので牙鬼は全く把握していない模様。しかしながら風花たちの同級生は自宅を把握しているため、わざわざ正攻法で挑まずとも関係者をあたれば容易に立地を把握できるはずなのではと思うのだが、まぁニンニンジャーにそういうツッコミを行う事は野暮なのだ。
ジュッカラゲに尾行をさせ、敵の本陣に乗り込む。晦正影の意図はそこにあるのだが、まぁガバガバなので当然ニンニンジャーたちに把握されるんですよね。

『忍者を簡単に尾行できるなんて大間違いだ!』天晴に知性が通っているよ……

あっさり撃破された正影だが本当の意図は別にある様子。
まぁ流石にシンプルオブザ尾行っていうのは無いのである。

一方の伊賀崎忍術道場。天晴たちからの『尾行された』という言葉を受け衝撃を受ける旋風。霞は恐らく道場の場所を知りたかったのだろうと言う。尾行については読めていたので余裕綽々だったニンニンジャーたち。とても頼もしい。
お前たちも立派な忍者に成長しているんだなと感慨深げに言う旋風。ニンジャ祭りの時に吹っ切れたかのような言動をしていたがやはり忍者の道に対して未練がある様子。風花に心配されるも旋風は話をはぐらかし、スーパーの特売日へ向かった。
そして直後の雑スターニンジャーお命頂戴、今日も平和だなぁと感じる風景である。

・今回の妖怪はカサバケ

スーパーの特売に向かう旋風。その中でついうっかりエコバッグから万年筆を落としてしまいます。
そしてそれを拾うのは晦正影。旋風が特売日にスーパーに行く事は調査済み。正影は旋風の万年筆を妖怪カサバケに覚醒させます。カサバケは妖術で雨を降らせ作戦に出るのだった。

一方のスターニンジャーの雑お命頂戴が展開されていた伊賀崎忍術道場。忍者スターバーガーの警報が鳴り響き、遅れてガマガマ銃の警報が鳴り響く。お命頂戴は一旦切り上げ。ニンニンジャーは急いで現場に向かうのだった。

さて、ここからがカサバケによる作戦の本編。
スーパーから出てきた旋風はカサバケが降らせた雨に困った様子。するとそこには明らかに怪しい貸し出し傘が。
旋風はそれを借りて帰路につくのだがもちろんその傘はカサバケが変化した物。ネコマタがいい線行ってたのでネコマタと同じ路線で侵入しようとするのは合理的である。
道中、天晴たちに遭遇したのだがお互い傘が妖怪である事に気づかず、すれ違いになってしまった。
妖怪の発生源だったスーパー付近に到着した天晴たち。キンジの忍者スターバーガーの検知カメラを使い、妖怪の足跡をチェックしたもののその痕跡は入り口付近で途絶えていた。妖怪の消息について考える一同だがスーパーの入り口には露骨に怪しい傘立てが。そこで気づく牙鬼の罠。そんな事を知らない旋風は能天気に帰宅している最中だったが途中で万年筆を落としてしまった事実に気づき、探しに戻った時に天晴に遭遇。
天晴はその怪しすぎる傘を投げると傘は妖怪カサバケに戻っていった。このまま闘いに突入するかと思いきやカサバケはいったん退避していった。やはりネコマタと同じようにはいかない模様。

道場に戻った一同に面目ないと謝る旋風。
傘にばけていたのだから仕方ないとフォローをいれる末っ子組たち。警戒を強めなくてはいけない状況を作ってしまった事実に落ち込み、席を外す旋風。天晴と風花は父を慰めに向かうのだが旋風が言った事は衝撃的な話だった。

「父さんな、これでも子供の頃には忍術の天才って呼ばれてたんだ。」

まさかの話である。以前好天にお前に忍術の才能が無かったと言われてたのに。ラストニンジャを継ぎたいという夢を持っていた旋風だが、風花の年齢になる頃には忍術を使えなくなってしまった。憧れだけじゃどうにもならない。だから諦めた。
諦めて後悔が無かったかという風花の問いに対し、自分がラストニンジャになれてたらお前たちにこんな大変な想いをさせずに済んだだろうなと言う旋風。

「親父がすごい忍者だったとしても、俺は忍者になったよ。だって熱いじゃん。爺ちゃんと親父と俺、親子三代で忍者って。」

そう言う天晴、夢にド直球ロマンチストでいいよな。
親子三代で忍者、それも悪くないという旋風。でも自分のせいでという旋風はどこまでも自己肯定感が低い。
天晴は慌ててフォローに入るのだがその中で何かを思いついた様子。
「そうだ、親父がすげぇ忍者になればいいんだ。」
大丈夫、俺たちに任せとけって。天晴発の作戦が今始まる。

・父の日ミッションとほんの少しの軌跡

いつも通りのスーパーの帰り、旋風を尾行するカサバケとジュッカラゲ。
しかしいつもなら無防備であるはずの旋風は振り返り、演技がかった声を出す。

「忍者を簡単に尾行できると思ったら大間違いだァ!忍法・落とし穴の術!」

そしてすかさず背後から凪が土の術を駆使。旋風は無防備かつ無能力ではないという事実を牙鬼に示す作戦と言ったところですかね。
案の定カサバケはうまいこと引っかかってくれ、旋風が忍術を使えると騙されて驚きます。そしてわざわざ忍び装束に早着替えして自ら偉大なるラストニンジャの息子と言いながらノリノリで演技する旋風が可愛い。下山作品のおじさんキャラヒロイン論、あるよね。
臆した様子のカサバケに対する旋風のノリノリ演技はノンストップとなる。土砂降りの術と言えば八雲が水の術で大雨を降らせ、逃避して追い詰められたらキンジの風の術で脱出。いったん道場に逃げるのだがカサバケは普通についてきた様子。
だけど安易に道場に誘導するはずもなく、この道場は霞による幻影だった。いつもの砕石場に落下したカサバケに崖の上から『どーだ見たか!スーパー忍者旋風さまの忍術を!』と叫ぶ旋風。ノリが良すぎるよ親父……

「これでわかったでしょ!おいかけても無駄!」
「親父はすっげー忍者なんだよ!」

あとは俺たちに任せてさがってくれと言われて少し悲しげな顔をする旋風。あの頃の夢のように振舞えていたのだが、それは全て天晴たちの忍術によるものなのだ。そう、現実は結局そうなのだ。
変化するニンニンジャーたち。一斉にカサバケに斬りかかるのだがカサバケは飛び上がり空中からニンニンジャーたちに一斉射撃を行う。天晴は空駆けの術で対抗しようとするのだが、体に爆発の文字を書かれ爆発してしまい、再度空中からも攻撃を受けてしまう。万年筆だからインクまき散らしたり文字を書いて爆発したりとかするんですよねぇ……

旋風は危機的な状況をただただ傍観するしかなく、自分の無力を痛感するのだが、そんな旋風の脳裏に天晴の言葉がよぎる。

『だって熱いじゃん。爺ちゃんと親父と俺、親子三代で忍者って。』

そして旋風はカサバケにトドメをさされようとしていたニンニンジャーたちの前に立った。そして竜巻の術を出そうとするのだが案の定のほぼ無風。カサバケに作戦がすべてバレてしまい、おまけにカサバケの再攻撃から自分を庇った天晴が更に傷を負ってしまった。そして傷を負いながらカサバケに立ち向かうニンニンジャーたちを見送る事しかできない旋風。

「俺は、守られてるだけなのか……?」

カサバケは今度こそニンニンジャーたちにトドメを入れようとする。天晴の『逃げろ』という声で背を向け逃げようとする旋風だが、立ち止まり再び立ち向かおうとする。俺だってラストニンジャの息子なんだ!魂の叫びがアツい。

「シュリケン忍法!竜巻の術!!」

そして奇跡が起こった。旋風の手から竜巻が起こり、それはカサバケを飲み込んだ。
衝撃を受ける一同。誰よりも驚く旋風。これは父の日の軌跡なのだろうか。

「親父、できるじゃんか忍法……!」
「えっ……あ、あぁ……」

忍術が使えるのか使えないのかどっちなのかと混乱するカサバケ。そして旋風は天晴に一緒に忍法を使おうと言う。この竜巻に乗れ!旋風の繰り出した竜巻の術に乗り、カサバケに竜巻忍烈斬を放つ天晴。そしてカサバケの撃破に成功した。

そして巨大戦、もはや細かい事ぬきでさせてきますね。そしてシュリケンジンとバイソンキングで挑むのだが、空を飛ぶカサバケには翻弄されっぱなしである。ここはUFOマルを呼び空中で攻撃。そしてキングシュリケンジンになりキング破天荒斬りを行いクライマックス。

・エピローグ、これは一回の軌跡だったのか?

平和になった後の道場で旋風は竜巻の術を放とうとするもそよ風レベルになってしまった。

「家族を想う気持ちが奇跡を起こした、かもしれやせんね。」

果たしてこれは一回限りの軌跡だったのだろうか。
お父さん、助けてくれてありがとうとねぎらいの声をかける風花と天晴。そして父の日のプレゼントの万年筆を渡した。
そして最後の梅雨の日に三人で買い物に行く親子がいいね……

次回、不法入国者は強制送還よ~!お楽しみに!


◆忍びの16解説コラム

・下山は大喜利、毛利はコメディ

さて、今回は小林靖子と愉快な連れ子たちの一角・毛利亘宏氏の脚本だった。靖子にゃんが連れてきたという点では下山健人と共通なんですよね、この人は。
天晴の知性が高いという評価を受けている氏の脚本ですが、反面敵キャラクターがなんか絶妙にア……緩い感じになっております。ニンニンジャーという作品に対するプロデューサーのオーダーをホームコメディと解釈したゆえの話だろうか。いや実際『ホームコメディです』と言われたと思うんですけれども。
今回、ストーリーとしては普段の大喜利めいたヒネた要素というものは無く、あくまでストレートにホームコメディを描写するという情緒的な脚本になっているのだ。改めて見返して下山健人は大喜利で毛利亘宏はコメディだよなぁと思いました。

今回のエピソードは伊賀崎旋風まわりの伏線をばらまいたりしておりましたが今後の展開がどうなるか期待ですね。次の配信ではあの芝刈り機が来るので改めてお話したいなぁと思っております。

◆今回のみどころアオニンジャー

今回は伊賀崎親子のドラマゆえにそこまでみどころは無かったんだけど、シュリケンジンドラゴの活躍の機会が……ない………!


◆編集後記

・GWどうだった?

企画の運営作業がある

ゴールデンウイーク、皆様どうでしたでしょうか?
私はコロナ禍になってから一切実家に帰らなくなり、今回のゴールデンウイークはずっと単独で企画周りの作業をしている感じでした。まぁなんだかんだで運営ってやる事多いんですよね。自分の完全主導企画って初めてなので試行錯誤してばかりです。
とりあえずせめて最後にどこか行きたいなぁと思い、近所の昭和のテイスティングの喫茶店に行きました。じゃあまん探偵団魔隣組を見てちょっと憧れたんですよねぇ、ああいうタイプのお店に。
とりあえずカレーライスにアイスコーヒーのセットを注文させていただきましたがとても美味しかったです。


◆主催企画の広告(※二次応募締切は5/31)

現在アオニンジャーのスーツアクターでおなじみ中田裕士さんのアクション評論アンソロジーの執筆者を募集しております。
まだまだ枠には余裕がありますのでお気軽に参加してみてください!初心者向けに専用Discordサーバーも開設しております。

ちなみに同人誌上の企画として中田裕士さんにまつわるアンケートも行っております。よろしければご回答いただければ幸いです。6月末まで回答受付中!!

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