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構造思考で考える

構造思考とは、身の回りで起こる出来事は、仕組みと運でできているという考え方である。

例えば「アンケートの締め切り日を守ってくれない。」という問題があるとする。

構造思考でない人は「また、あの先生だ。まったく。もう一度、催促してみるか。」という感じになる。

構造思考の人は、まず「なぜ、守ってくれないのだろう。」と考える。  「締め切り日が短かったからか。」                         「手渡しでないといけないと思っていて渡せなかったのでは?」     「アンケートの内容で回答しにくいところがあり、遅れているのでは?」 などと、様々な理由を考える。

そして、対応策を考える。                               「アンケートを入れる袋を机の前に用意しておこう。」                「封筒に名簿を貼っておき、提出したら印をつけてもらおう。」            「回答しやすいように、回答を選択型にしよう。」                   「リマインダーメールを1日前に送信しよう。」                  など考えられる要因についての対応策を考え、次のアンケート回収に生かすようにする。

構造思考は、このように多面的に物事をみる上で役立つだけでなく、相手のミス等に対して感情的にならなくて済むというメリットもある。                           「仕組み」に着目して改善を図ると、マンパワーに頼らなくてもよくなってくる。

問題が起きたら、表面上の見える問題だけではなく、その問題を起こしていることに注目して改善策を考えたい。そのための1つの手立てが「構造思考」である。


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