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勉強の時間 自分を知る試み

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人や社会、民族や国家といったものを、人はどんなふうに見ているのか、どう考えているのか、なぜそういう見方・考え方をするのかといったことをあれこれ考えています。僕のミスで記事の順番が… もっと読む
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記事一覧

勉強の時間  自分を知る試み1

考え方の中にある問題 ここまで人類の歴史を振り返りながら、今人類が直面している問題につい…

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1年前

勉強の時間  自分を知る試み2

脳の中の爬虫類 人類の脳には、猿を含むほ乳類特有の部分のほかに、は虫類などとも共通してい…

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勉強の時間  自分を知る試み3

宗教から科学へ 宗教についてはもっと時間をかけて、いろんな紆余曲折を経ながら、価値観の転…

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1年前

勉強の時間  自分を知る試み4

告発の弁証法と理性的な処方箋 人類が知恵・テクノロジーで他の生物を支配したり滅ぼしたりし…

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勉強の時間  自分を知る試み5

集合的に考えるとは? 個人の意識と集合的、類的な人間の意識の乖離は、時間差のある過去だけ…

EasyWriter
1年前

勉強の時間  自分を知る試み6

國分功一郎『中動態の世界』1 古代人の世界 世の中には理不尽なことがまかり通っていること…

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1年前
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勉強の時間  自分を知る試み7

國分功一郎『中動態の世界』2 ローマ人の意識世界 古代ローマ人の言語に最初は中動態が存在していて、ある時点で消滅したのか、それとも最初から彼らの言語に中動態は存在していなかったのかどうかはわかりません。 國分功一郎はラテン語に中動態が存在しないと言っていますが、この中動態が存在しないラテン語が古代ローマの歴史以前から使われていた言語まで含めてのことなのか、彼らがラテン語で記述するようになってからのものに限定してのことなのか、これだけではわからないからです。 古い時代の

勉強の時間  自分を知る試み8

國分功一郎『中動態の世界』3 原始の意識世界 人類は先輩の動物や類人猿たちより、組織的に…

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1年前
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勉強の時間 自分を知る試み9

國分功一郎『中動態の世界』3 ナチスにだまされた人たち もうひとつ、僕が『中動態の世界』…

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1年前
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勉強の時間 自分を知る試み10

國分功一郎『中動態の世界』5 人間か動物か 類的、集合的な意識と個人的な意識のちがいにつ…

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1年前
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勉強の時間 自分を知る試み11

産業革命前の経済・社会革命 経済が生産と商取引の集合体だとすれば、規模の違いはあったとし…

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1年前
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勉強の時間 自分を知る試み12

近代合理主義の両面 前にも言いましたが、科学的・理性的・合理的な考え方は、一般に考えら…

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1年前

勉強の時間 自分を知る試み13

宗教としての科学 『帝国』でアントニオ・ネグリ/マイケル・ハートは、科学や合理性に基づ…

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1年前
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勉強の時間 自分を知る試み14

支配の仕組みの生まれ方 勝者になって世界を支配するようになったから、科学的・理性的・合理的な考え方は上から支配する仕組みになってしまったんだと言えなくもないでしょう。 キリスト教が愛と助け合いを大事にする小さなカルト集団から、ローマ帝国に広がってカトリック教会のような、人も地域も国も支配する巨大組織になった理由を考えたとき、僕はこれと似たような考え方をしました。 もともとキリスト教は融和的な互助会みたいな組織だったのに、ローマ帝国に広がって、衰退する帝国に代わって帝国の