[魚土産に舌鼓] カラスミ (台湾)

初めて台湾へ旅行に行ったのは、まだティーンエイジャーだった15年前。
そこで初めて口にしたのが、ボラの卵巣を塩漬け、塩抜き、天日干しして作られたカラスミ。独特の食感や香りに魅了され、それ以来カラスミが大好き。

とは言え、カラスミは高級品!
とてもじゃないけど日常的には食べられない!

そんなわけで、台湾に旅行に行くと、旅行の時の贅沢として自分用のお土産に買うのがカラスミ。写真は先週台湾で買ってきたもの。日本で買うより安いとはいえ台湾でもピンキリあるわけで、今回見かけた一番高いものは1パックで2,000元(約8,000円)以上!
私はいつも、同じお店で3パック1,000元(約4,000円)のものを一緒に旅行に行った人と共同購入する。

贅沢品だけどその中では安物のカラスミしか食べた事が無いけれど、これが私の口の中をパラダイスにしてくれる。
もしかすると、日本の高級料亭で出てくる自家製カラスミなんかを口に入れてしまったら、もはや口の中がパニックに陥るかもしれない。危険だ!

さて、カラスミの食べ方だけど、私はそのままスライスして、薄切りにした大根にのせるのが定番。カラスミ特有のねっとりした食感を楽しみながら、大根でさっぱり。
そして、今回初めてカラスミをスライスした後に軽く焼いてもみたのだが、あのねっとり感は無くなり焼き明太子に近いポロポロとした、より魚卵感を感じられる食感になった。これは大根よりも白ご飯にのっけて食べた方が美味しかった。

ちなみに日本では長崎のカラスミが越前のウニ、三河のコノワタと共に「日本三大珍味」と呼ばれている。残念ながら、まだ私はこのうち一つも出会った事が無い。

カラスミ関連知識
イタリアではカラスミをボッタルガと呼び、地中海料理でよく使われる。ボッタルガの原料は主にボラやマグロの卵巣。

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