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三種の神器 1合目

当然だが登山にもある

登山靴(ミドルカットからハイカットが望ましい)
レインウェア
ザック
この三つだ、


【登山 初心者 買うもの】で検索すると必ず出る。

嫌と言う程、説明した記憶がある。
本日は販売員時代にあった道具にまつわる小話を


まずは登山靴
靴次第では「2度と登ってやるものか!」
となってしまう程重要。

コンクリートの平坦な道だけを歩く訳ではない
泥濘んだ道や砂利道、ロープを頼りに岩をよじ登ったりと様々だ。

タウンユースのスニーカーだって
3時間も重い荷物を持って歩けば
足の裏はヒィヒィ言い始める。

「アタシ〇〇cmだからこれが良い!軽そうだし!」
なんてのはザラにある。
あっさりと買おうとしていたのでまずはカウンセリング 
ヒアリングだ『本日はいかがされましたか?』


〈職場の付き合いで初登山A美さん〉
郊外の1000mを超える山(途中、岩稜帯あり)
縦走 山行時間から想定するに7、8時間
ザックは30リットル

手に持っていたのは普段履いているサイズと同じ
ウォーキングシューズと、検討違いなものであった。

靴選びでのポイントをいくつか説明する

  • 実寸より0.5または1cm程大きいものを。

  • ローカットよりミドルカット、ハイカットが望ましい

  • 靴下は必ず登山用の靴下を

登山道と言えど様々のように
長い時間歩いていると人間の足は個人差はあるものの
浮腫んで大きくなる。

実寸の靴で歩き続けると靴擦れの原因や
歩行が遅くなり下手すりゃ転倒する。

特に下りでつま先が痛い原因の一つがこのサイズミス
だから“捨て寸”と言われるものが必要なのだ。

ローカットの登山靴ももちろんOKである、
ただA美さんの場合話は別だ

初心者 長時間行程 荷物重い

ローカットシューズが主のトレイルランニング
(山を走るスタイルの登山)の方々に共通しているのは荷物が少ない。

水、補給食、以上(まだある)
短い行程、速い動きが多い分
足首の稼働域が必要などある。

行程時間 荷物の重さ 経験値に変換にすると
足への負担が想像しやすいと思う。

重い荷物で長時間の歩行であれば足首の固定の為にも
ミドルカット程度のトレッキングブーツが妥当だ、と言うのがカウンセリング
ヒアリングだけでわかる。


足の皮膚にも負担がかかることを忘れてはいけない
保護や保温の意味でも登山用の靴下も重要だ。

自身も登山靴下をケチり量販店の厚手靴下で山行し足がずぶ濡れになり擦れてエラく痛い思いをした。
恐らく「2度と登ってやるか!」と言っていたはずだ。

A美さんに一連の“足の変化”と“痛い事件”とまだ山は登り続けていることを伝えフィッティングは終了。

無事ピークハントできたのだろうか。
足は痛くならなかっただろうか。

山で頼りになるのは足だけ
足からのストレスは極力無くすのがベスト
靴さえちゃんとしてりゃどこまでも行けるのだ。

デザイン<サイズ(履き心地)を覚えておいてほしい。


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