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好きなこと書きたい事を淡々と。 ここ数年の“日常に山を”なライフスタイルを書いてゆく…

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好きなこと書きたい事を淡々と。 ここ数年の“日常に山を”なライフスタイルを書いてゆく。 山日記 道具の話 #登山 #読書 #日常

最近の記事

23’ 2合目『起きて働く果報者』

当たり前の日常がいかに尊いか みたいな諺だったはず。 自身のプライベートのバタバタも落ち着き 普通の日々過ごしております。 “日常に山”を満足に出来なくて腐るところだった。 やっと手放しで神居尻山に登り 久々の長丁場でもあの稜線を渡ってきたのかと振り返るとなんて事はない。 総じて笑い疲れたがいい疲労のほうだ 「稜線が美しい」「階段がしんどい」と 友人の前情報があったがとにかく良いに尽きる、 どんなことがあっても登山はやめないでおこうと 改めて思わせてくれるそんな山だった

    • 不立文字 (23’ 1合目)

      『星の王子さま』のサン=テグジュペリも同じような事を言っていたな。 『大事なものは目に見えない』 現代においては大事なものが可視化され過ぎてはいないかと思う。 4月に山開きと息巻いたものの プライベートでどエラい事になり 仕事はおろか“山”のやの字もない日々 毎年山の日は登っていましたが、 もはや山の日すら忘れかけていた頃に お誘いいただいたのでもう何も考えずに行くことにした。 本心はいつでも山に行きたい。 特に理由もなく登るのが良い、ご来光を見てここ数ヶ月の モヤ

      • 2023 山開き

        昨年の11月振りの山へ行ってきた。 毎年なんだかんだソロで円山が定番だ、冬山登山をしなくなったのでほぼ半年体を鈍らせている。 リハビリにはちょうどいい円山 季節柄桜も咲いており、昼頃下山すると賑わっていた。 9:23 動物園側登山口よりスタート リスがお出迎え、思わず声をあげそうになりながら 動画を撮影。 遠くから素敵な口笛で鳥を呼ぶおじさま ご婦人3人組は桜と鳥探しに夢中 半年振りにすれ違う方に“こんにちわ〜”とご挨拶し これから迎えるGWに忙殺される前に来てよか

        • クライマーズハイ 8合目

          断崖絶壁の岩場に着くと必ず訪れる なんとも言えない高揚感。 昔からそう、危なっかしいことが好き 厚田の海沿いはすっかり秋 先日、石狩の奥にある「黄金山」に登って来た。 『発砲禁止』の幟と 鹿の鳴き声を遠くに聞きながらスタート。 急登の多いところで案の定心拍数は160になった 海抜からの高さと標高に惑わされながら ヒィヒィいいながら登る。 新道と旧道の分かれ道は新道の方から進み 一瞬開けたところに出るのだが 頂上の切り立った岩がお目見え もちろん語彙はなくなる。

        23’ 2合目『起きて働く果報者』

          山のおもてなし 7合目

          山からのおもてなしと言えば最高の景色 私にとってはこれが一番の目的だ、雲一つなければもう何も言うことはない。 辿り着いた時の第一声は「はぁーーーやったーーーー」 これに尽きる 先日ニセコアンヌプリで登山をしてきた。 1週間ほど前から天気予報をまめにチェック 気温は低いものの晴れが確定。 初心者の方を連れてなので持ち物も抜かりなく 深夜2時過ぎに家を出発し同行者を迎え 中山峠経由でニセコへ、途中峠で休憩がてら車を停め 外に出るともう今にも雪が降りそうな気温であった 京

          山のおもてなし 7合目

          心拍数のお話 6合目

          ここ最近の山行はどうも心臓がうるさい。 もっと言えば痛い、このまま行き倒れるのではと思うほどに。 過去に、ストレスフルで眠るのもままならない時 乱れ太鼓が自分から聞こえた事があるくらい。 こんな大きな身体をしていながら 登り始めて数分でうさぎほどに心拍数が上がる。 40代に片足を突っ込んで日に日に衰えを感じる。 10分から20分ほどで心拍も呼吸もペースが整うはずが どうもうまくいかない。 6月に十勝岳へ挑戦したときも心拍数が上がるにつれて 心臓の痛みが激しく無念の撤退

          心拍数のお話 6合目

          ホームグラウンド 5合目

          札幌宮の森のちょいと奥にある『三角山』が わたしのホームグラウンド 駅からのアクセスも良く、とにかく色々とちょうど良い。 名前の通り市街地から見ると三角の山だ。 一番シンプルなコースであれば30分ほどで登れる 春夏秋冬登ることが出来て、地元のボランティアの方々によって 登山道の整備がされ、土日は家族連れで賑わうそんな山。 三角山〜大倉山のジャンプ台を超えて奥三角山縦走も なかなかの登りごたえがある。 近頃だとトレランの方々もよく見かける ゆっくり行けば往復で4〜5時間

          ホームグラウンド 5合目

          動かざること山の如し 4合目

          武田信玄の言葉だ。 私の場合意味は少し変わるが 販売員時代に口癖のように使っていた 悪天候だったり、予定が急に変わったり 山に行けなくなってしまった時に言う。 GWも終わり札幌もちらほら桜が咲いていた頃 ご年配のお客様で2日連続で 靴を眺めては帰る方がいらっしゃった。 3日目もご来店されているので、さすがに 「先日もいらしてましたね?お話伺いましょうか?」とお声がけ。 どうやらトレッキングシューズを買いたいが 訳ありとの事 足のサイズを測りながら聞くと おや?足にサポ

          動かざること山の如し 4合目

          三種の神器 3合目

          軽いに越したことはない、荷物も自分も。 何があるかわからんのが登山 心配してアレもこれも持って行きたくなるのが人間。  三種の神器3つ目はザック 色々と詰め込みたくなるのが山のハマり始め。 新しい道具を買っては詰めて… 重くなって歩行が辛いなんて事もあった。 日帰り往復5時間もない登山なのに 60リットルのザックを持って行ったこともある 心配症にも程がありすぎる。 これを三種の神器チグハグ時代と呼ぶ。 大きさや種類を挙げるとキリがないが 山行によって選び方も変わる。

          三種の神器 3合目

          三種の神器 2合目

          〝山の天気は変わりやすい〟本当にその通りだ。 予め天気予報を確認し山へ向うが、あくまでも予報だ これは人生のベスト3に入るほど死ぬ思いをしたので しっかり揃えようと思った道具の1つ。 三種の神器の2つ目はレインウェア 快晴でも、軽量化した登山でも必ず持って行く。 撥水ではなく防水、透湿性の高いものがよい 2009年に起こった大規模な山岳遭難事故 『トムラウシ山遭難事故』 参加者の殆どが陥ったのがこの〝低体温症〟 これは夏山でも起こるのが恐ろしい。 寒さにより体温が

          三種の神器 2合目

          三種の神器 1合目

          当然だが登山にもある 登山靴(ミドルカットからハイカットが望ましい) レインウェア ザック この三つだ、 【登山 初心者 買うもの】で検索すると必ず出る。 嫌と言う程、説明した記憶がある。 本日は販売員時代にあった道具にまつわる小話を まずは登山靴 靴次第では「2度と登ってやるものか!」 となってしまう程重要。 コンクリートの平坦な道だけを歩く訳ではない 泥濘んだ道や砂利道、ロープを頼りに岩をよじ登ったりと様々だ。 タウンユースのスニーカーだって 3時間も重い荷物

          三種の神器 1合目

          山の神様 登山口

          果たしているだろうか? 日本は古来から“山岳信仰”なるものがあり有名な霊峰の話も山好きなら書籍や映画で見たことがあるはずだ。 私もその一人、ここ数年ですっかり山屋 興味を持ち始めたのは10年ほど前の“山ガール”の頃 “おしゃれ”なスニーカーと派手なウェア値段も容量も大きすぎるギアを集めて二、三度登って根を上げてそれっきりだった。 10年前の自分を叩いてやりたい 道具も心持ちも全然ダメ。 『山でもまた登るかな』と思い立ったのもコロナ禍に入ってからである。今思えば世間も

          山の神様 登山口