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コミュニケーション能力とは何か?

昨今では、若い人に限らず老若男女がコミュニケーション能力という言葉をよく使っている様に思います。
コミュ力ともいいますよね。
私の主観ですが、このコミュニケーション能力という言葉の意味を
勘違いしている方が多くいるように感じましたので、この記事にて
解説しようと思います。

1.コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力とは、以下の2つで成立すると考えます。

・自分の考えを的確に伝える力
・相手の考えを受け止めて、的確に理解する力

の2つです。

まず、前提としてコミュニケーションというのは、自分とお互いの
双方向のやり取りで成り立ちますので、上記の2点の片方が得意でも、
もう片方が不得意であればコミュニケーション能力が高いとは言えません。
初対面であっても人見知りせずに、話しかけることができたとしても、
それはコミュニケーション能力が高いとは言えないということです。

1.2.自分の考えを的確に伝える力とは

「自分の考えを的確に伝える力」とは、ただ単に自分の考えを
理路整然と伝えることができるという事だけではなく、それに加えて
時と場合を考えた言葉の言い回し、表情や話す際の抑揚などを
含めたものだと私は考えます。
直接的な言葉の表現をすることが良い場合もありますが、
時と場合によっては相手を傷つけたり、不愉快な気分に
させてしまうことがありますし、自分が友好的に会話を行おうと
考えていても、無表情で抑揚のない話し方をしていれば、相手からは
敵対的と受け取られ、誤解を与える可能性もあります。
こういった事から、理路整然と文章を伝えるだけでなく、時と場合を
考える、視覚的・聴覚的に相手にどう伝わるか考える事も重要であると
私は考えます。

1.2.相手の考えを受け止めて、的確に理解する力

「相手の考えを受け止めて、的確に理解する力」とは、
相手の考えを文字通りに理解するのではなく、話している内容の行間を
読んだり、相手の表情や仕草から相手の言っていることの真意を
読み取る力だと考えます。
自分に意見に対して相手が肯定していたとしても、
不服そうな表情をしていたら、もしかしたら本意ではないのかな?と
考えますよね。
行間を読むことはもちろん、この様に、相手の表情や仕草から相手の考えを
汲み取ることは重要であると私は考えます。
また、相手が話しやすい環境を作るために、相手の方を見て相槌をうつことも重要です。

2.どうすればコミュニケーション能力を高めることができるか

では、どうすればコミュニケーション能力を高めることができるのか?
という話ですが、1.と2.で記載したことを1つ1つ意識して会話する訓練を
行えば、高くなっていくと思います。

具体的に書くと、

・話し始める前に、話す内容を頭の中でまとめる。
・明るい話題を話す際ははにかんで、抑揚をつけて話す。
・相手の話を聞く際は、相手の方を見て、相手の表情や仕草を注視する。
・相手の話を聞く際は、相手の方を見ながら、頷いたり、相槌をうつ。
・小説などの長い文章を読む機会を増やし、文脈や行間を読む練習をする。

などです。
意外と行っていない方が多いかもしれないですが、意識して行えば、
自然とできるようになりますよ。

3.最後に

コミュニケーション能力を高めることは、日常生活だけでなく仕事を
円滑に進めることに繋がります。
例えば、鍼灸師であれば患者からの信頼性を得やすくなったり、
主訴に関する情報を得やすくなります。
ぜひ、この記事を参考にして、コミュニケーション能力を鍛えてみてください。

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