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外宮、内宮、赤福、伊勢うどん──お伊勢参りタイムアタック

人生初、念願のお伊勢参りをしてきたので、記憶が新鮮なうちに言葉にしておきたい。

朝は夜行バスが若干早着したので、間に合わないはずだった6:50発の近鉄特急に滑り込むことができた。8:10には伊勢神宮の玄関口、伊勢市駅へ到着し、朝方の参拝開始となった。初手から1時間近く予定を前倒しする、まさにファインプレー。

今回は滞在時間のリミットが厳しく決まってた。13:50、伊勢市駅発のJRに乗る。さもなくば今日の宿がある那智勝浦町には辿り着けなくなる。そうなればこの度は終了である。そんな中で、この1時間捲りの効果は絶大だ。お伊勢参りタイムアタック(のつもりはなかったが、後から考えると完全にそうなので、そういうことにする)、滑り出しは上々だ。

一般的に言われる伊勢神宮は内宮と外宮の総称だ。まずは伊勢市駅からほど近い外宮に、そのあとで内宮に参拝する習わしである。それぞれ、げくう、ないくう、と読む。内宮は天照大御神を祀る、日本人の総氏神だ。外宮は豊受大神という衣食住の神様を祀っている。いずれも日本人なら先祖代々誰しもがお世話になっている神様と言っていい。

内宮へ向かう途中に「おかげ横丁」がある。ここでは赤福と伊勢うどんが人気・知名度ともツートップを張っている。他には松坂牛の串焼きも人気そうだ。

赤福に関しては、言わずと知れた伊勢の名物である。日持ちしないので人から貰うというのが結構難しい。本店では五十鈴川を見ながら食べられるので乙ではあるが、ものすごい行列だ。単に赤福を食べたいだけなら(あるいはお伊勢参りタイムアタックをしているのなら)、迷わず支店狙いでよい。当然、味は同じである。

赤福2個+抹茶(650円)

伊勢うどんは、味噌ベースの味付けで、麺が非常に柔らかい。お伊勢参りにきた江戸時代の人たちの消化に良いようにと柔らかいらしい。正直、コシ重視派からするとあまり好みではなかったが、一度食べてみる価値はある。サクッと提供されてズルッと食べ切る、これもタイムアタック向きだといえる。

中村屋の伊勢うどん(600円)

赤福も伊勢うどんも予想していたほど並ばなかったので、さらにスケジュールが前に倒れた。結果、予定になかった猿田彦神社とせんぐう館にも行くことができた。タイムアタックを余裕でクリアするだけでなく、遊びまで入れることができた。大食いチャンピオンが回転寿司でノーカンのデザートとか食べ始めるのに近い。

時間を捲りに捲り、最終的には伊勢市駅に30分以上早く着いてしまった。無事に電車にも乗り、今日の宿にも到着した。ということで、期せずして始まったお伊勢参りタイムアタックは成功。次回は何神宮で開催されるだろうか。

以上



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