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成功が、頑固にする by 塩野七生

「年齢が、頑固にするのではない。成功が、頑固にする。そして、成功者であるが故の頑固者は、状況が変革を必要とするようになっても、成功によって得た自信が、別の道を選ばせることを邪魔するのである

『ローマ人の物語5 ハンニバル戦記下』

長きにわたって古代ローマの登場人物を書き分けてきた。

塩野氏による「時に成功はデメリットになる」という教えだ。

「成功した」という自信を持つのは大切だか、それによって別の選択肢を選ぶ勇気が失われ、思考そのものが狭まっていく恐れもある。成功体験はその都度リセットするのが正解なのかもしれない。

『ビジネス名言550』から。

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といいつつ、ガンコな字になっているところもあり!

「功」の「力」なんか「サッパリ清々しい」印象じゃない?と自画自賛ですが、要するに軽やかにいればいいだけ、とも思っています。

だって同じシーン同じ場所、同じ人という状況を作るのはインポッシブル!生きてる以上常に進行形で成功パターンや再現性は検証できる範囲内の話。

一貫性だのなんだの「人から見えるところ」では必要かもしれないけれど、自分の心の中はフレキシブル対応でいたい。

なんといってもこの世は「人間関係」で成り立っているから「良い意味」で「ギバー」でいれたら、それで「成功」と思う。

目指すなら「ギバー」でいよう!それが一番の自分の幸せだと思うしね。

あげるものがない?そんなことないのよ。「和顔施」って優しいニコニコ顔でいるだけで「お布施」してることになるから!

笑顔が印象付けられない昨今のマスク時代。目でほほ笑むことを練習しなくちゃ!今までは口角あげれば良いだけだったけど、今度は難易度高いわよ!

なんといっても目じりを下げる!これは本当ににこやかにしないとできない技!小話を聞く、お笑いを見るなんでもいいけど心の底から笑って!


塩野七生について

1970年には『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で毎日出版文化賞を受賞。同年から再びイタリアへ移り住む。フィレンツェやローマに在住し、ローマ名誉市民を経てイタリア永住権を得ており、ローマに在住。
イタリア中心に、古代から近世に至る歴史小説を多数執筆。またエッセイや時事批評、1970年代にはエンリコ・ベルリンゲルが進めたユーロコミュニズムで支持者を増やしていたイタリア共産党を批評する文章を書いている[3]ほか、後藤田正晴との対談や佐々淳行などとの対談も行っている。
ローマ帝国前期の「小さな政府」を理想としており、直接的に小泉構造改革を支持していたと思われる叙述が見られる[4]。
1992年から古代ローマを描く『ローマ人の物語』を年一冊のペースで執筆し、2006年に『第15巻 ローマ世界の終焉』にて完結した(文庫版も2011年9月に刊行完結)。『文藝春秋』で巻頭エッセイ「日本人へ」を執筆。それ以降も執筆やテレビへの出演などで活動している。



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