28から33歳。この時期の男女別不安の乗り越え方

女性の場合は「目の前の人に役に立ちたい」と思うのに対して男性は「人より認められたい」「勝ちたい」「稼ぎたい」と思ってしまうもの。男性ホルモンは「闘うホルモン」です。男性は女性よりも人と較べてしまう特性があります。序列をつけがちなのも特徴。組織で自分が一番下になりたくないと勝手に思い込んでしまうのです。

社会に出て最初の3年は成長実感があります。但し学生気分が抜けないからビジネスマンになりきれません。そのあとの3年は後輩も入るので「俺ってイケているかも」と人によってはおごりがち。一方で社会全体も見えてくるので「この会社で成長できない」「給料が安いまたは上がらない」と不満と自社の評論を口にする時期でもあります。そして男女とも厄介なのは28から33歳です。この時期は男女で少し違う悩みが増えてきます。しかも男性の場合は誰にも相談できないので不安が強くなりがちです。

ここでネックになるのは「こんなはずでは」という焦燥感。成長のスピードが自分の予想よりも遅い焦りが出てくる時期でもあります。転職経験のない方は「自分は井の中の蛙では」「このままではやばい」と不安になって自分で申し込んで社外の有料のセミナーに行ったりいろんなビジネス関連の本を読みだします。口に出せない不安が増えるのがこの世代です。

その不安に勝つのは目の前の実務に強くなることです。急ににできることは増えないけれど昨日よりも仕事のスピードを1割早くすることはできます。これは急に手を早くするということではく、作業の1割のムダをみつけることです。そのムダをやめて1割の時間で仕事の量が増えます。こうすることで経験値が上がり必然的に同世代と差がつきます。

ムダを省く。常に課題とゴールさえ理解すれば途中の過程は合理化できます。スピードという闘うための最強の武器を身につければ人生から「量の不安」が消えます。仕事の遅い人は「前もこうやったから」とか「こう教えてもらったから」と同じことをやろうとしてそれが正しいかを疑わないのです。この思考は30歳になったら全く通用しなくなります。

報告の必要のない業務の無駄なんて自分で探せばたくさん出てきます。そもそも相談はどんどんすべきですが、慣例的な無駄な報告は時間のムダです。合理的な思考をしていれば日々の行動もコトバも変わってきます。こうするうちに人に頼られるようになり相談の質が変わります。自分の年収の上げ方がわからない人はまずは日々の実務を見直すことからはじめてください。

女性の場合は28歳くらいから女性ホルモンの曲線が変わり人生初の原因不明かつ、最大不調に陥りやすいのです。この時期に気持ちが揺らぎ睡眠が乱れ自律神経失調がちになりなります。検査をしても異常はないのに、自分の身体が自分のものでないと感じてしまう不安。女性の場合は、朝起きて仕事に行きたいのにとんでもない疲労感で起きられず仕事を続けるが難しくなる時期です。不安やイライラは実は仕事のストレスではなくてホルモンのせいだと気がつけない人が多いのです。

そして女性のこの時期の不調は深刻。30歳前後で原因不明の不調に悩んでいる方がいたらホルモンを疑ってほしいです。生理不順や経血が極端に多いまたは少ない。月経前にイライラがとまらない人は、一度婦人科で相談したほうがいいと思います。女性ホルモンは一生でスプーン2杯程度。でもこれが体調やメンタルを支配していることが多いのです。逆にいえばこれが原因である場合が多いのですぐに不調が改善されます。女性の場合仕事や家事ができない自分を責めて「周りに迷惑かけてしまう」と本気で悩んでしまうこともあるので声をかけてあげてください。

このように男女のホルモンの違いにより悩みが違います。悩みと不安はあって当たり前ですがそれを客観視できるようになるといいと思います。「どうして自分は・・」と自分に関心が行き過ぎないようにするためにも目の前の実務の合理化をしてみてください。



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