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長女にいい子いい子されました

昨年秋の躁転以来、穏やかな日々が過ごせている長女。
母も、気持ち軽く、にこやかな毎日を送っています。
図書館で、「こどもの友」の絵本を借りてきて、毎晩一緒に楽しんでから寝ます。
こういう時、読み聞かせっていう言葉を使うけど、私はなんだか使いづらく、どういったらいいのか考えてしまうんです。
たぶん、「聞かせ」ってところに引っかかるんですね。
聞かせて「あげる」の、「聞かせ」みたいな感じ。
一緒に楽しむというニュアンスの言葉ないかなあ。
読んでいるほうもとても楽しいので、上下関係が垣間見える言葉は使いにくい。
まあ、大人と子どもの関係で、「聞かせ」なんでしょうが。

そしてまた、毎日の長女のお薬の用意も母である私がしています。
てんかん、躁病の薬と、副作用を抑える薬と、下剤です。
気持ちを穏やかに保つために、薬を飲む。
なんだか、つらいものがありますが、躁転しないようにするためには必要です。
躁病は本人はとても苦しいと思います。
そして家族もとても苦しいのです。

先日、寝る前のお薬を用意していたら、長女が私に手を伸ばし、
いい子いい子するように、私の頭をなでてきました。
思いもかけないことだったので、私はびっくり。
「おかあさん、いいこなの?」と長女に聞きました。
すると長女は、まあるい顔でにっこりして言いました。
「うん。」

まあ、びっくり。来月51歳になる長女に、75歳の母が
「いい子いい子」されました。
長女はおかあさんを「いい子」に認定しました。


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