【朗読】紫式部日記58 女房仲間への批評⑷

【朗読】紫式部日記58 女房仲間への批評⑷

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「小兵衛、少弐などもいときよげにはべり。それらは、殿上人の見残す、少なかなり。誰れも、とりはづしては隠れなけれど、人ぐまをも用意するに、隠れてぞはべるかし。
宮城の侍従こそ、いとこまかにをかしげなりし人。いと小さく細く、なほ童女にてあらせまほしきさまを、心と老いつき、やつしてやみはべりにし。髪の、袿にすこし余りて末をいとはなやかに削ぎてまゐりはべりしぞ、果ての度なりける。顔もいとよかりき。」

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