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「付加価値をつけた建物を造り、まちづくりに貢献していく」鈴木 薫|社員インタビュー#02

こんにちは、ECOLA noteです。
エコラで働くメンバーを紹介する社員インタビュー。2人目は、建築管理部の鈴木 薫です!

鈴木 薫 Kaoru Suzuki
株式会社エコラ 建築管理部法人事業部統括。二級建築士。幼い頃からものづくりや組み立て作業に関心があり、大学では建築学科を専攻する。卒業後は設計事務所・店舗内装の現場監督を経験。2016年にエコラへ入社し、複合施設Blankなどの施工管理を担当する。

- なぜエコラに入社しようと思ったのですか?

エコラに入るまでは、商業店舗やホテル、飲食店など店舗内装の現場管理をしていました。転職を決めた理由は、プライベートで訪れた倉庫建築のリノベーションとその街の賑わいに心を打たれ、コンバージョンやリノベーションの現場に携わってみたいと思ったからです。また、仙台でビル一棟規模のリノベーション事業があまり浸透していない中で、エコラが先駆けとなりその事業を展開しているところがよいと感じました。
私は西洋の街並みのような、経年変化で味が出たものに新しい素材がうまく融合されているところがリノベーションのかっこよさだと思うんです。さらにそこへ自然のグリーンが少しでも入ればなお良いですね。新築の建物や設計に憧れていた時期もありますが、自分が年を重ねるにつれ、古い建物や地域の歴史に手を加えて新しい価値を生み出す仕事に共感するようになったので、いまの道に進んでよかったなと思います。


- 思い入れのある現場はありますか?

Blankは苦楽を共にしたという意味で、とても思い入れがあります。初めに工事前の建物を訪れたとき、正方形でも長方形でもない形状、青葉通りのけやき並木に面した立地、建物の築年数など、良い条件が揃っていると感じました。建物自体にも歴史的な味が出ていたので、新しく手を加えればさらにかっこいいものになるのではないかと思いました。しかし、実際現場を進めていくと大変なことばかりで…。一歩進んで二歩下がるくらいのペースで問題が発生したんですよね。工事を進めるうえで重要な基準墨は残っていないし、残っていても各階整合性がとれていない状態でした。かつ躯体の状況が悪い所もあったり、原因不明の漏水が起きたりで、ひとつひとつ調査をしながら工事を進める作業は非常に苦労しました。それでも今は、訪れる皆さんが綺麗に使ってくださり、1階のローカルラウンジEchoesさんがこの建物や地域に賑わいをもたらしてくださっているので嬉しいです。


- 仕事をする上で大切にしていることはありますか?

一番は「真心」と「初心」。お仕事があるのはお客様がいるからなので、そのお客さまに対して精一杯の努力をするという意味の真心と、長くやっているからこそ初心を忘れずにいようという気持ちを大切にしていますね。そのため現場では、デザイナーであろうとお施主様であろうと、自分の意見やアドバイスを必ず伝えるようにしています。丁寧にお仕事をして感謝の言葉をいただくと達成感にもつながりますからね。他にも、初めての事ってどんな現場でもあるので勉強が欠かせません。同じ事を5年も10年も続ければ分かってくるのでしょうけど、我々建築改修工事に携わる者は常に違うものを作っています。そうすれば必ず1つや2つ、下手すれば10個や20個と新しい問題にぶち当たるので、ときにはゼネコンに勤める知人などに相談をします。


- 今後の目標を教えてください。

今後仙台でも建物のリノベーションやコンバージョンが増えていくと思います。そうしたとき、単に「衣」「食」「住」の空間を作るのではなく、プラスαで建物のブランディングの構築に携わっていければと考えています。上手にブランディングされている場所が地域に1つ存在すると、そのつながりで賑わうお店も増えるじゃないですか。仙台ではそういった確立されている場所がまだまだ少ないので、付加価値をつけた建物を造るという方面からまちづくりに貢献していけたらいいなと思います。


- 休日はどう過ごしていますか?

私はパスタ料理が好きで、家族に振る舞うことがあります。これが評判なんですよね。最近は肉や魚介類をさっと炒めて、ベビーリーフを入れる塩系にハマっています。パスタは何を入れても美味しくなるのが魅力です(笑)

取材・撮影 仙台市大町 Blank


エコラでは共に東北のリノベーション業界を盛り上げるメンバーを募集しています!
“リノベーションという手法を通じて、無くしてはならないものを未来へ残し、新しい価値を、新しい暮らしを生み出していく。東北に変化を生み出していく。”
この想いに共感してくださる方とお仕事ができますように。

詳しい採用情報は下記をご確認ください。

(文:土場 愛莉紗 写真:はまだ あつみ)