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保護犬Jazz -犬がきた!-

うちに念願の犬が来たのは、2021年8月。
ずっとペット不可の賃貸暮らしだったので、やっとペット可の家に引越したときはとても嬉しかった。まぁペット可賃貸と言っても、どんなペットを飼ってもよいのではなく、条件は体重10kg以下の小型犬1頭。
体重10kg?小さい犬種だったらいいのかな、ということで動物保護団体に希望を出して、ちょうどいた小型犬がJazzだった。

Jazzは3歳の男の子。小型犬2種のミックスで体重は3kg。
3歳は立派な成犬なので、当然それ以上大きくはならない。
Jazzは生まれてから保護されるまでの間は、どこかの犬の施設に預けられていたらしい。
家庭犬として過ごした経験のない犬だ。そしてうちには、犬を飼いたくて仕方なかった8歳と6歳の娘がいて、彼はすっかり囲まれ圧倒され、迷惑顔。

Jazzは食べることが、とにかく大大大好き。
食べているとき以外は、基本的にずっと寝ている。
犬の3歳ってそんな生活なのだろうか。
よくある家庭犬のイメージとはかけ離れた犬だ。おもちゃで遊ぶのが好きな犬、外に出て走り回るのが好きな犬、撫でられるのが大好きな犬。
張り切って犬のおもちゃを用意していたのだが、興味なし。
散歩に行こうとすると、座り込んで動かない。
仕方なく抱っこして少し移動し地面に下ろすと、トイレを済まして家まで走って帰ろうとする。
そして、触られるのは苦手なようで、手を近づけると唸ったりするのだ。

今まで人間と家族として一緒に暮らしたことのない犬なので、よく見かける人懐こい飼い犬とは全く違うんだなというのを思い知らされた。
子ども達にとっては、初めての犬で、当然そんな犬の状況を理解できない。

とりあえず、家庭犬としてのトレーニングだ!
幸いJazzがどんな性格の犬なのか保護団体の方に事前に教えて頂いていたし、観察しているうちに少しづつ何が好きで何が好きじゃないか見えてきたので、うちで問題となりそうなところを改善してもらおうと思う。

ー触られるのを嫌がる
 今まで優しく触られたことがない、または、叩かれたり無理矢理何かをされて嫌な経験があり、人間の手が怖いものだと思っているのかもしれない。噛み癖がある。まずは本人が嫌なことは無理にやらず、食べ物の報酬を与えながら、ゆっくり、触られることに慣れてもらおう。
ーおもちゃで遊ばない
 おもちゃで遊んだことがないのかもしれない。おやつを中に入れられるようなおもちゃを探してみよう!
ー散歩に行きたがらない
 施設の外に出たことがなく、ずっとケージか狭い空間に閉じ込められていたのかもしれない。行きたくなければ無理に行かなくてもいいと思う。抱っこして遠くまで行くと家に帰ろうとして歩くので、それで十分。
ートイレ
 外でしたいようだ。トイレシートはゴミになるので避けたいので、様子をみて頻繁に外に連れ出そう。
ー他の犬に吠える
 犬の施設で他の犬と交流を持っていなかったのか?(隔離されていたのか?)他の犬が近づくと襲い掛かろうとすることがある。犬同士の挨拶の仕方も知らないようだ。とりあえず、なるべく他の犬に近づけないようにしよう。

トレーニングの大変なところ。犬の気持ちを察して嫌そうなことはしない。少しづつ、焦らずにゆっくり、できることを増やす。

ー我が家のネックは子どもだ。ー
娘達は、犬が飼いたくて仕方なかったので、Jazzが来たことが嬉しくて嬉しくて、自分を抑えることができない。Jazzが嫌そうにしていても気が付かないし、簡単にその行為をやめられないのだ。

Jazzは子どもが触ろうとすると噛み付くようになった。大人に対しても噛み付くことはあるが、子どもたちは一切触れない。トリミングはサロンでお願いし、なんとか受け入れているようだ。トリマーのお姉さんが大好き!(笑)
今までもきっと誰かが爪を切ったりしていたのだろうが、無理矢理に嫌なことをされて、抵抗するために噛み付く癖がついたのかと思う。
おもちゃはオヤツを入れて取り出すようなものが好評。
散歩は、家から抱っこして運び、折り返し地点で下ろし、家に歩いて帰るパターンが有効。他の犬が来たら避けて通るか、おやつで気をそらしながら通り過ぎる。

家庭犬への道のりは始まったばかり。


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