【N高S高を志望する生徒と保護者必読】N高S高に向かない生徒、保護者とは?

わが子、子すずめは2024年1月現在、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生の高校2年生です。2022年4月からN高オンリー、N高純正品なので、年度途中での転入の場合についてはよく存じ上げません。

【N高S高志望の生徒諸君へ伝えたいこと】
新入の場合であれ、転入の場合であれ、「ネットの高校」であるところの学校法人角川ドワンゴ学園N高もしくはS高に入学したいのであれば、ネットの中で連絡事項が完結することを忘れてはいけません。学園事務局も、わざわざ紙に印刷してお知らせを郵送してくれるわけではないので、学園が送り付けてくる多種多様なお知らせという情報…しかも情報は物理的な記録媒体である紙ではなく、生徒自身の端末の中という仮想空間に寄せられて来ます。そういう大量に寄せられてくる情報を捌かねばなりません。

お知らせのなかには最重要のものもあれば、興味ないイベントの告知だったりもするので、最重要のお知らせを埋もれないようにメールにフラグつけておくとか、メール内容スクショしておくとか、「大事な情報を埋もれさせないようにする」工夫が求められます。

大事な情報とは、前後期に1回の拠点スクーリングのお知らせ、2年次の本校スクーリングのお知らせ、学年末の単位認定試験のお知らせ…などなどです。学業を修めるために必要なお知らせは逃すべからず。

生徒に付与された学園内のIDでしか閲覧権限がない情報もあります。そういった情報は保護者には閲覧権限がないことも多いです。なので、生徒諸君はそれらの情報を教育費スポンサーである保護者に適宜情報展開しましょう!教育費スポンサー様を迷子にしてはいけません。そういう「情報捌き力」と「保護者への情報展開力」がないのであれば、「ネットの学校」は向かないのではないかと、私(N高生保護者)個人は思っています。

あと、子すずめによると、N高S高は生徒に付されるIDで学園ポータルサイトに入ると閲覧権限がある「校内ヘルプ」というサイトがあり、拠点スクーリング、本校スクーリング、単位認定試験に関する疑問&質問は大抵のものが「校内ヘルプ」のどこかに書かれているのだそうです。

それでも解決しない疑問については、slackの中にヘルプデスクchがあるのでそこに質問を投げたら大体解決する…そうなので、困ったことが発生したら生徒自らが問題解決に動くことができるチカラってのは大事なんだそうです。この「校内ヘルプ」は残念ながら保護者マイページからは閲覧権限がないので、生徒自身が「校内ヘルプ」の中の情報を捌くことが大事!と子すずめは力説していました。

【N高S高志望の生徒の保護者へ伝えたいこと】
保護者も学園から来るお知らせメールや、保護者マイページに保護者がログインすると溜まっている「お知らせ」を都度都度確認しましょう。保護者マイページには「成績確認」ページもあるので、各教科のレポートの進捗が今どの程度なのかも、都度都度確認しましょう。

大事だと思う情報にはフラグを付ける(メールの場合)とか、何月何日何時に発行されたお知らせなのかを後で辿れるようにスクショを撮っておくとか、重要な情報を見落としてしまうことがないように、保護者自身も工夫して情報とお付き合いしなければなりません。

保護者にとって大事な文書は「ネット学習ハンドブック」(年度ごとに記載事項が改訂される)や「(コース別の)事務案内」「〇年度のスクーリングに関するガイダンス」などで、保護者マイページの中にはスクーリングに関するFAQ、スクーリング日程(学園からランダムに割り振られる)、成績確認でレポート進捗を確認できたりします。

「保護者の私はネットとか疎いから…」って言ってても、誰も助けてくれません。自分はITオンチだという自覚があるのであれば尚更、学年始めにやってくる「事務案内」(←2023年度はメールで届いた)「ネット学習ハンドブック」(←2023年度は保護者マイページに置いてある)や問い合わせ先一覧をしっかり読み込んでおき、こういう質問の場合の場合の窓口はAで、ああいう質問の場合はBへ問い合わせよと、ざっくり読み込んでおきましょう。

そして直前になるまで質問をためておくのではなく、都度都度メンターや問い合わせ窓口へ質問フォームを送りましょう。「質問したら、学園側にウザがられるかな?」と遠慮しないでください。その遠慮したことによって生徒である子に不利益が生じるくらいなら、子のメンターや学園本部の問い合わせ窓口の人に煙たがられるほうがマシじゃないですか?きちんと学園本部の人に相談した上で、疑問点を解決してください。

そして忘れてはならないのが、ネットを介しての相談やりとりになるので電話やビデオチャットや対面での相談のように「お互いが、同時に、同じ着地点(合意)に到達する」ことはできないだろうということ。

メールなどを介してのやり取りの場合、「お互いが同じ着地点(合意)に到達する」までにタイムラグが生じます。自分がOKな時間に相手が対応してくれるわけではありません。なので、問い合わせをする際は、やり取り数往復するのに時間がかかることを承知の上、バッファを取って問い合わせなければなりません。

「ネットの学校」というのは、疑問があって問い合わせた時に即座に回答が返ってくる反応性がよい学校のことを意味するのではありません。24時間対応してくれる損保会社のコールセンターではないのです。

時を選ばず、場所を選ばずに質問したり(質問する時間帯などは質問者の自由)学習したりすることができるのが「ネットの学校」の醍醐味ですが、回答者側(学園事務側)にだって回答する時間帯を選ぶ自由はある!(閉業中に回答はしない)のです。なので、すぐに回答が欲しい人には向きません。

「4、5日中に回答が来ればいいかな」位のタイミングで問い合わせましょう。そういう余裕を持った問い合わせができる人でないと、そういうバッファを含めて行動できる人でないと、ネットの学校に子を在籍させておくのは要らぬ不安にかられたり、ヤキモキして大変ではないかと思います。

ということで、N高、S高で生徒/保護者をするにあたって大事なチカラを書いてみました。

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