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読み終えた時の爽快感は今も鮮明/29冊目 辻村深月 『かがみの孤城』 ポプラ社

始めに

ご機嫌いかがですか?
私は、久々に祖父母に会えて、心が晴れやかです。

見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。

今回は映画化もされたことで知名度も高いであろう、この本です。本屋大賞にも選ばれました。

では、早速紹介していきたいと思います。

何で、今?

面白くて私も大好きな本なので、当然記事にして紹介しているだろう。そう思っていたのです。でも、紹介していなかった。

過去の私、なんで!?
ほんとに、何で?

この本を読んだとき、はじめての経験をしました。

面白すぎて、本が手から離れない!!

…めっちゃハードル上げるやん。そう思った、画面の向こうのあなた。大丈夫。期待を裏切らない面白さです。

この本との出会い(読み飛ばしていいです)

この本を初めて見たのは2年前。書店の店頭の目立つ棚に大量に置かれていました。まず、デザインが豪華です。凝っていました。それと、かがみを見る女の子と狼の女の子。ひっくり返してもあらすじが乗っていなかったので、パラパラとめくって、数ページだけ読んでみました。面白い。レジに持って行こう。値段は…。

定価:1800円 税別

この数字を見た私は、そっと棚に本を戻しました。

でも、数日、数ヶ月経っても、欲しいという思いは消えませんでした。なんなら、書店の目立つところにいつも置かれていて、ポップも立てられていて、面白いという評判がひっきりなしに上がっている本。

初めて見かけてから、数ヶ月後。
私は5000円のお小遣いから、2000円を握りしめて、棚から本を取ってレジへ。

読了後。買って良かった!としみじみ思いました。これは、良い2000円の使い方だ。

この本は深く語れない!

…は?と思ったみなさん。
この見出しには訳があるのです。

伏線が至るところに張り巡らされていて、一つ言い出してしまうと一気にネタバレしてしまいそうになるからです。

一文、一文に隙が無い。無駄な分や心理描写は一つも無い。

中学生のこころは不登校でした。突然、部屋の鏡が光って、お城に、狼の少女に、こころ以外の6人の少年少女に出会います。なぜ、お城に呼ばれたのか?なぜ、自分達7人が集められたのか?

そのようなお話です。

自分でも仮説を立てて読み進めていくのですが、裏切られる。最後まで読んで読み返したら、ヒントが至るところに!してやられた!!

読んでみてください。そうしたら、私の言いたいことがきっと伝わるはず。語りたいけど、語れないのです!

最後に

私も狼少女に会いたい。あの子の気持ちを、知りたかったなと思います。

どうでしたでしょうか。
少しでも、魅力が伝われば幸いです。

あなたにとって、この本がお気に入りの1冊に仲間入りしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。

あなたのおすすめの本、次に紹介する本の予想、この記事の感想などありましたら、ぜひコメントをください。待っています!

見てくださって、ありがとうございました。
また、木曜日にお会いしましょう。
えだまめでした。


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次に紹介する本のヒントは

Fさんの著作で、タイトルが漢字7文字の本

です。


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