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あなたは存在しているだけで仕事をしている

この文章は主に
自己犠牲的な働き方をやめられない教師向けに書いています。

理想や情熱は人一倍あるのに、なぜか報われず心身を擦り減らすような感覚のある人には、ぜひ最後まで読んで欲しい内容です。

また「教師」を主なターゲットにしていますが、自己犠牲的な働き方はどんな職種にもあてはまりますので、適宜ご自身の仕事の仕方にあてはめて、振り返るきっかけになればさいわいです。
価値あるコンテンツになっています!

さて、お腹の空いている子どものために自分の頭をちぎって与えるアンパンマンのような働き方をしている人にこそ、意識していただきたいマインドセットがあります。

あくまでマインドセットではあるのですが、
マインドセットが一番大切です。
この考え方を受け入れ、
こんな考え方もアリだよな、と心から思えたとき、
あなた本来のやさしさや親切さが、相手に伝わるようになりますので、
読みはじめは反発もあるかもしれませんが、ぜひ受け入れてください。

いいですか?
自己犠牲が強すぎるあなただからこそ
手に入れて欲しいマインドセット、

それは………、
あなたはパンを与えなくていい、
いや、与えない方がいい。
なにもしなくていい。
あなたは、生徒の前にいるだけで仕事をしている。
あなたは存在しているだけで、教育的価値を果たしているのだ、
ということ。

教えなくていいのです。
助けなくていいのです。
教育的指導なんて、むしろしない方がいい。

どんなに目の前の生徒が困っていても、
苦しんで泣いてすがっても、
「なにもしない」が正解です。

なぜなら、
生徒の人生は「生徒が主役」だから。

自己犠牲的な働き方をする人は
「自分が何とかしなければ」と思いがちです。
意識のベクトルが実のところ
「自分」になっていることに気づいてください。

そうではない。
教育の主語は「生徒」なのです。

生徒がどう考えるのか?
生徒がどう行動するのか?
お腹が空いたとき、都合よくパンを与えられてしまったら
子どもは自ら飢えを満たす術を身に付けられません。
いつまで経っても自分自身で食糧確保ができないから
人に依存し甘えようとします。
それでは生きる上で一番必要な自信が養われない。

日本では自己肯定感の低い子ども、自信のない生徒が多いと言われていますが、その背景にはあまりに多くの大人がアンパンマンになっているということはないでしょうか??

アンパンマンは一見すると
「いい人」だけど、
見方を変えると「都合のいい人」です。
人に都合よく頼まれ、働かされます。
それなのに、都合が悪くなると、
すぐに捨てられてしまうのです。
それは寂しすぎませんか?

あなたは本来、ありがとうと
感謝されることに喜びを感じる方です。
だから、すぐに何かをしたくなってしまうかもしれないのですが、
何もしないことにも価値があることを身に染みてわかって欲しいし、
何もしないのに感謝されることだってあることを理解してください。

続きはまた次のコンテンツで書きます。
次回もぜひ読んでくださるとうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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