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元•中学校教員です。 生徒から学んだこと、失敗して反省したこと、先輩教員•後輩教員か…

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元•中学校教員です。 生徒から学んだこと、失敗して反省したこと、先輩教員•後輩教員から教わったこと、教員としてたくさん引き出しが増えました。充実した教員生活の記録として🖋 🌸前向きに、バトンを繋げます✨🤗

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教員を辞めて、4/1からnoteを始めた理由。#教師のバトン

 教員を辞めたことを報告をすると「もったいない」と言われます。私も「もったいない」と思います。でも、「もったいない」が指すものは、おそらく異なります。 “もったいない” から教員を辞めました。 今でも、教員は天職だと思っています。  まさか退職するとは、【4/12 教員生活で最も幸せを感じた日】の「教員をしている自分が好き」だった私は、予想もしなかったはずです。  最後に勤めた学校では、教員をしている自分が嫌いでした。紆余曲折あっても充実した教員生活に幸せを感じていた分

    • 学級通信で「目標」の振り返り。 #教師のバトン

       学級目標または学年目標を意識できるように…という願いから、学級通信に振り返りを載せていました。 学級目標にあわせた振り返り 学級目標が漢字四文字(喜怒哀楽をもじって喜努愛楽のような)だった時は、「今週の喜」「今週の努」と、その週におきたエピソードを紹介しつつ、褒めたり注意を促したりしました。四つを取り上げるバランスが難しかった記憶があります。 学年目標にあわせた振り返り 学校教育目標にそって、学年で三つの目標がありました。その三つの響きが印象的で覚えやすい反面、その意味

      • 先生のキャラづくり。 #教師のバトン

         経験を積む中で、教員としてのキャラが豊かになり、演じられる幅が広がりました。厳しさ、ポンコツさ、熱血さ、冷静さ、そしてユーモア。その時々で求められるキャラを出せるようになり、私自身もどんどん変わりました。だから教員は面白い。 はじめは、隙を見せない厳しい先生。 初任の頃は、厳しい先生キャラでした。ナメられたくないから、隙を見せないように厳しくすることがラク。キャラというよりも、引き出しが少なくて自信もないから隙を見せられなかった、それしかできなかった、という感じです。

        • 「何でも聞いてください」の心強さ。 #教師のバトン

          着任する先生に伝えていた言葉。  「学校のことでわからないことは何でも聞いてください。まだ分掌や名前を覚えてないと思うので、誰に聞けば解決できるかを、お伝えします(笑)」と。  初任の時に、「(特学のことは)分からないから聞かないで」と言われた悲しさ・悔しさ・不安から、私は初任者はもちろん、異動してきた先生に「何でも聞いてください」と先に伝えるようにしていました。  私が解決できないことは、「それは◎◎係なので、◯◯先生です」「去年は◇◇先生が担当だったので、聞いてみてく

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        教員を辞めて、4/1からnoteを始めた理由。#教師のバトン

          学級通信のこだわりは文章量少なめ&レイアウト! #教師のバトン

          「文章量少なめ」を心がける理由 文章が多いと、「生徒が読まない」からです。レポートのような学級通信は大人でも辛い…。  特別支援学級担任だった時は、3行でした。  3行なら、特学生徒も楽しく読みます。長〜い文章を書くのは容易いですが、生徒に伝えたいこと(褒めること、注意したいこと、次に頑張ってほしいこと等)を精選して、3行におさめることは容易くない。鍛えられました。  通常学級担任になってからも、書きすぎないことを心がけていました。といっても、コレだけは!という時に長文を

          学級通信のこだわりは文章量少なめ&レイアウト! #教師のバトン

          学級通信のタイトルに込める想い。 #教師のバトン

           義務教育を受けていた9年間、学級通信が配られていたはずですが、私がタイトルを覚えているのは小4の時だけ。なぜ覚えているのかと言うと、タイトルは誕生日順に児童が手書きしたものを貼り付けて印刷していて、それが楽しみだったからです。  みなさんは、子どもの頃の学級通信のタイトルを覚えていますか? 「学級通信」ではなく、タイトルで呼ぶ。 ずっと担任をしていましたが、生徒は「学級通信」と呼ぶことなく、タイトルで呼んでくれました。 「今週は◯◯◯◯◯お休み(休刊)ですか?」 「次の

          学級通信のタイトルに込める想い。 #教師のバトン

          防災教育の難しさ。#教師のバトン

          初任の時の失敗。確か道徳の副読本に阪神淡路大震災のことが載っていました。もう10年以上も前の話です。 当時の中学1年生は、阪神淡路大震災を知りませんでした。彼らが生まれる前の出来事だから、当然です。 ところが、私もその時の授業者も、そのことに気付いたのは授業中でした。 震災の話を聞く雰囲気が、学生時代に自分が経験したものとは違ったのです。 “記憶にない” 子どもに伝える難しさ。昨年度の1年生。 東日本大地震から10年が経ち、あの時は…といっても、彼らは成長過程で知ったこと

          防災教育の難しさ。#教師のバトン

          1年生最後の日に。#教師のバトン

          1担の楽しいところは、教師も生徒もお互いに真っ新な状態でスタートできるところ。 クラス替え後の2担は、教師も生徒もお互いに先入観を持っている。 1担の辛いところは、どんなに素敵な学級になっても解散するところ。解散の日は、幸せだけど寂しい。 卒業する3担も、解散は解散だけど、寂しさよりも喜びが大きい。卒業の日は、嬉しくて幸せな日になる。 私が1年生最後の日に、必ず言っていた言葉。 「お互い、忘れようね」「クラス替えしたくないー!」って言葉は嬉しい。 でも、進級してから「1

          1年生最後の日に。#教師のバトン

          面接練習での失敗。 #教師のバトン

          面接練習のオリエンテーションで、学年主任から突然の指名を受け、デモンストレーションをしたことがあります。 その時、ドアを閉める時の手の添え方を指摘され……。 そのおかげで(?)その学年の生徒たちはドアの開け閉めはとても丁寧でした。 ところが! 受験を終えた生徒からの感想は 「先生!ドアが学校と違いました!」と。 学校は、教室も職員室も引き戸でした。 (音楽室はドアノブがある扉) その生徒はホテル受験だったので、ドアノブがある扉。 学校で作っている面接用冊子を元に、

          面接練習での失敗。 #教師のバトン

          先生への手紙。 #教師のバトン

          4月、新しい学級になった時に「先生への手紙」を書いてもらいました。A 4用紙に。 ・みんなの前では言えない自己紹介 ・頑張りたいと思っていること ・クラスの印象 ・期待、注目してほしいこと ・実は苦手なこと などなど。 これが実に面白い。 自分をアピールする生徒、自己紹介で喋っていた印象と手紙では印象が異なる生徒など、読んでいて楽しい。 後ろ向きな生徒もいて、それもまたワクワクの種。 年度の途中で読み返すと、これまた面白い。 自分の学級だけ行うのが認められなかった年は

          先生への手紙。 #教師のバトン

          免許外教科担任の悩み。 #教師のバトン

          文科省と管理職の方に読んでいただきたい! 文科省と管理職の方に知っていてほしい!! と思うことを書きます。 悩み①「誰かが担当しなければ」免許を所有する教員がいないのだから、誰かがその教科を担当することになります。 転出入者が決まると、免許所有者がいない教科について職員室内は「次は誰が……」とそわそわします。 打診されて「ショックだった」と言う先生もいました。 その気持ち、分かる気がします。 指導者の養成を受けていないのに部活動顧問をすることも辛いけれど、大学で学ん

          免許外教科担任の悩み。 #教師のバトン

          推薦入試でなければならない理由は? #教師のバトン

          地域性なのか、時代なのか。 私の中学時代には、推薦入試を受験したクラスメイトは一人もいなかったので、教員になってから推薦希望を口にする生徒の多さに戸惑いました。 推薦入試を希望する理由は?学校長による推薦を希望する生徒に理由を尋ねました。 「推薦なら、2回受験できるじゃないですか!」 「筆記は自信がないんで」 「早く決まったほうがラクそう!」 「高校から推薦の話きたんで!」……と。  気持ちは分からなくもないけれど、その理由では学校として推薦は難しい…。 推薦はラクをす

          推薦入試でなければならない理由は? #教師のバトン

          #もしも叶うなら & #教師のバトン

          1️⃣covidがない世界で、2020年3月をやり直したい。 卒業式までの2週間。大好きなあの子たちとの時間を過ごしたかった。卒業式はできたけれど、校歌を聴きたかった。卒業生呼名の時に、返事をする顔を見たかった。そして何より、保護者に会場で見てほしかった。あの素晴らしい姿を。  でも、過去には戻れないから……  もしも叶うなら、成人式には全員が揃って、互いの顔を見ながらタイムカプセルを開けられますように。 2️⃣部活動がない公立中学校で働きたい。 部活動のおかげで学級経営が

          #もしも叶うなら & #教師のバトン

          学校祭での3年生の役割。#教師のバトン

          もう学校祭の時期は過ぎてしまったでしょうか。 学校祭の成功を握るカギは、各学級、各部門、生徒会の頑張り以上に、3年生の役割だと思っています。 「しっかり鑑賞しよう」よりも大切なこと私が抱いていた中学校の学校祭のイメージは、自分の椅子に座って、各学級または各部門の発表を「しっかり鑑賞しよう」というものでした。私が中学生の時がそうでした。喋らず静かに、発表を見ようね、と。 教員になってからも、生徒には「しっかり鑑賞しよう」と声をかけていたと思います。合唱コンクールでも、鑑賞態

          学校祭での3年生の役割。#教師のバトン

          金八先生の朝の会に憧れて。 #教師のバトン

          3年B組金八先生を見ていた中学生の頃、 「佐藤〜!」「ハイッ」 「鈴木〜!」「はーい」 「髙橋〜!」「はいッッ」 「田中〜!」「はぁい」 みたいな朝の会に憧れていました。 私が中学生の時は出席確認なんてなかったし、毎日担任に名前を呼ばれたくない年頃だったような気もしますが……いいなぁと思っていました。 一瞬だけど貴重な時間教員になってずっと学級担任をし、そのほとんどで「朝の会で生徒の名前を呼ぶ」という実践をしてきました。ただし、出席確認ではなく、「健康観察」として。生徒

          金八先生の朝の会に憧れて。 #教師のバトン

          名前を呼ばれたら、返事をしよう!#教師のバトン

          「◯◯さん」「はい」 授業中、挙手でも指名でも、「◯◯さん」と呼んだら「はい」と返事をしてから答える。これはしつこく指導しました。  授業では、できます。先生からの指名なら、できます。ところが、学級会だったり朝の会や帰りの会だったり、生徒からの指名だと返事を忘れてしまいます。大人が相手だから返事をするのではなく、名前を呼ばたら返事をする。これは社会生活でも大切だと考えます。 「はい」この一言だけで、印象が変わります。 入学式、卒業式での呼名 入学式の新入生呼名で、全員が

          名前を呼ばれたら、返事をしよう!#教師のバトン