音楽史の授業を受けてきました

この週末に音楽史の授業を受けてきました。
今年に入って、別の先生による音楽史の授業を2つ受けています。内容はもちろんかぶる部分もありますが、どちらも大変知識として有用だと思います。

「お前はクラシックコンプレックスだ」というようなことを言われたことがありますが、それは違うと考えています。
聞いてきたポピュラーミュージックもクラシック=西洋音楽の理論でできていますし、体系的な知識を確立して、それを共有しているのが西洋音楽だけ、というだけの話なのです。
それにDAWを含め世に売られている楽器のほとんどが西洋音楽の理論に基づいて作られています。
民族(民俗)音楽をやるなら、師匠に弟子入りし、その土地に住み、その土地の人々と交わり、その土地の神を信仰し、そうやって身につけるものだと思います。
そんなことはできないので、必然的に西洋音楽を勉強するわけです。

話を元に戻します。
西洋音楽はポピュラーミュージック(大衆音楽)を対象にしていません。
しかし、現状、ポピュラーミュージックとクラシックの壁は薄くなっていると思います。
クラシックの教育課程を受けてきた人々がポピュラーで活躍しているだけでなく、サティ、ガーシュイン、カスプーチンなど、ポピュラーミュージックに影響を強く受けたクラシックの人も少なくありません。

それだけに、DAWのこともVOCALOIDも載っているのに、ビートルズやジャズについては一文も書かれていない教科書には何かのバイアスを感じました。

それだけに、後世の学術としての音楽史がこの辺りをどう扱うのか楽しみだったりもします。

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