ポピュラーミュージックが持つ矛盾と限界
ポピュラーミュージックの根底に流れる反体系・反権威意識前回の話につながります。
だいたい20世紀以降のポピュラーミュージックは、本来、クラシック音楽をやれなかった事情を持つ人のためのもの、つまり「音楽のセイフティーネット」だったと考えています。
現代のポピュラーミュージックの礎はアメリカにあると言って良いのではないでしょうか。当時奴隷階級だった黒人の文化と、西洋の文化が出会って融合したことから生まれたと考えています。
なので長い間、ポピュラーミュージックは被差別者の音楽とされ