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「音楽理論は必要ない」にある心理

音楽理論は必要/必要ない、みたいな議論があります。
SNSや動画サイトでよく見ます。

現実として音楽理論を知らなくても、音感がなくても、譜面が読めなくても、ヒットしてスターになった人はいるのでしょう。

でも、 「ではその人達と自分は同じ才能を持っているか」 「自分が目指すべきところでそれらが必要かどうか」を自分に問いかけたら、自ずと答えが出ますよね。
それほど難しい判断ではないはずです。

成果もなしに「必要ないんだ」という人は説得力がないと思うし、必要ない人はもうすでに成果を出しているはずです。
そもそも全ての人に正しい答えなんてないはずです。

だから「必要」もしくは「必要ない」のどちらかで決めてかかる人は、ただの思い込みです。
「必要ない」と言う人がいたとして、その人は「自分は必要なくても、必要な人がいるかもしれない」という考えがない、思慮に欠ける人です。
誰かにとって必要だから、存在して活用されているのですから。

そしてそれ以上にどうかな?、と思うのは「音楽理論は必要ない」を真に受ける人についてです。
そういう人は自分で考えることを放棄し、自分にとって都合の良い選択をしているだけだと考えています。
つまるところ、その都合とは、「努力から逃げられる」です。

この強いニーズがあるので「音楽理論は必要ない」と言う人が絶えないのだと思います。


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