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春季の振り返り

エディブルヤードにも梅雨がやってきて、今年も蚊に襲撃される季節がやってきました。協生農法といえども我が身を晒して献血するのは躊躇われるといいますか、うっかりすると10分間に10箇所くらい刺されてしまうので、夏の間は虫除けスプレーが欠かせません。

前回の投稿以降も、エディブルヤードは様々な種が育ちました。

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こちらはブルーベリーの花。ホームセンターで買った苗を冬に植えたものです。少し大きめの苗だったのでしっかりたくさん花が付きましたね。右上に小さく写っている白い花はイチゴです。そして周りに大量にある緑は雑草たち。エディブルヤードの春は、ヤブジラミ、アメリカフウロ、ハコベなどで覆われてしまいました。

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こちらはカラスノエンドウとアメリカフウロに囲まれているアンズの苗。

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イチゴの苗は5つくらい植えて、それぞれに実が付きましたが、週に1回しか通っていないので良いタイミングで収穫できず、ほとんどは土に還ってしまいました。この写真のように実が土に直に接してしまうので虫などに食べられやすいというのもあったかと思います。

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カモミールとパクチー。相変わらず花が咲かないと種の区別がつかないので、こうやって咲いてくれるとありがたいです。パクチーは齧ってみるとたしかにパクチー。でもたくさん蒔いたタネからここまでそだったのは2株くらいでした。

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ニンニクの蕾と、その1ヶ月半後に収穫したニンニク。球根は10個以上埋めたと思いますが、収穫できたのは3個。

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ユスラウメとキイチゴ。ユスラウメは初めて食べましたがおいしいですね!果樹は初年から実がなって楽しめるものが多いのでオススメです。

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この春は昨秋の反省もあって、かなり多くのタネを蒔きました。写真のものも含めて50袋以上。それから2,3ヶ月経って、どれだけ出てきているかというと、まだ全然、という感じです。もちろん雑草と見分けがついていない可能性は常につきまとっているのですが。笑

そんな中、ショッキングな出来事が。

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しまった。。
エディブルヤードは東京学芸大学のキャンパスの中にあるのですが、キャンパス内は年に何回か一斉草刈りが行われることになっており、ある日来てみたらそれが行われた後でした。竹竿で「ここは刈らないようにする」という印をつけてくれたみたいなのですが、本当のエディブルヤードは竹竿の外にも広がっており、それらが綺麗サッパリ刈られてしまいました。まあ作ってる本人も雑草と見分けがつかないくらいなので仕方ないのですが。笑

でもだからといって柵を立てたりはしたくないんですよね。自然と連続的につながっているけど、ここ一帯は有用植物の比率が高くなっている場所、という感じにしたいのです。つまり、今はまだ雑草9割だから刈られてしまうのであって、これが野菜5割とかになれば見た目もだいぶ違ってくるはず。まだまだこれからです。それにしてもブドウとかイチジクとかブルーベリーの幾つかやハーブ畑(前掲のカモミールとか)も切られてしまったのは悲しい。。

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でも残ったブルーベリーはそれなりに収穫できたので嬉しいです。来年はもっと増やしたい。

まだまだ「毎週たくさん収穫できてハッピー!」には程遠い状況です。協生農法の先駆者たちがどうしてそんなに大量収穫できているのか不思議ですが、おそらく一つの理由はこの場所が最初からとても豊かに多種の雑草が入れ代わり立ち代わり覆い尽くしている場所だったということかなと思っています。たぶん私が蒔いているタネの数百倍・数千倍のタネが常に蒔かれている状況なので負けてしまう。

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これは冬にきちんと収穫しなかった小松菜が大量に菜の花を付けてタネになって倒れてしまったというトホホな図なのですが、じつはこうやって大量のタネを地面に落とすということが雑草との比率を変えていくことに役立つのかも、と思っています。これだけで買ったときのタネ何袋分あるかと思うと、トホホもウヒヒに変わるというものです。

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そして最近中学生も仲間に加わってくれました。大学生はまだ回復しておらず寂しいキャンパスですが、エディブルヤードは少し活気が出てくるかも。(彼らが毎週来たくなるほど収穫があるようになっていかないと!

それから、もっと気軽に投稿しないと、ということでインスタ始めてみます。
@edible.yard
https://www.instagram.com/edible.yard/

(フジムー)

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