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2-5,6 雪とモジャとうっすらとした孤独感

幸か不幸かふたバンドともにポシャったのでJKBの合宿にフル参加できてしまうことに。
Pornhubが潰れて嬉しい気持ちもあるけど、サンボできないのは悲しいな。サンボは仕方ない。ゆめちゃんのおじいちゃん亡くなっちゃったから。
Pornhubは先輩にバレたらしく、辞退させられた。俺はこれを自分で止めれなかったのが弱さだなぁと。
日本語キモ。
まあ終わり良ければ全て良し。

9:00
目が覚めるも強烈な眠気に誘われ二度寝。

10:00
呪縛からは逃れられた。

12:00
まだ雨だ。今回合宿で行くところ山奥だし、所詮大学生の運転だし雪は降って欲しくないな。
マジで死にかけないなと言う不安がある。
怖すぎる。みんな怖くないのかな。大学生の運転で雪の山道。もちろん運転手様も緊張してるだろうけど、乗る側怖いよ。
その人のこと信頼してないんだよシンプルに。雪道運転できるほどの実力ないだろ。マジで誰かしら死ぬだろ。

12:30
雪がちらつき始めたな。
てかここが降ってなくても俺らの合宿地が降ってたらどうしようもないだろ。じゃあ雪を楽しむか。

神奈川東部では雪は中々降らないので雪が降ると珍しいものを見てる気がしてテンションが上がる。貨物列車を南武線で見かけた時ぐらいの感覚だ。

てか今日死ぬとしたらこれが遺書になるのか?内容ちゃんとした方がいいのか?
いや死ぬ確率言うてもコンドームつけてセックスした時の妊娠率ぐらいだろうという甘い想定。基本的に大丈夫だろという。
いやーでもこれで死んだ時後悔するのもなぁ。

本音を言うと仮に生きてた時に遺書を見たら恥ずかしくなるから。
今後の誰かとの関係性に影響を及ぼすし、あと数十分で書けるわけが無い。死んだらよろしく。悲しんでくれ。大勢呼んでくれ。

新百合ケ丘着いたけどすげー降ってる。
目を瞑ったときに見える白黒のノイズみたいに見えるよ雪が。
そういえば雪ってこんな感じだったなぁ
最後に降ったのは去年中央大学受験した時だっけな。
あの時は楽しかったな。
ちょうど相棒(ココ最近の日記を参照)と席が前後だったんだ。それで仲良く一緒に答え合わせとかしたし、帰りは雪だるま作ろうとした俺を必死で止めてた。

多摩センターへ行く電車を新百合ケ丘で待つ。
俺とは関係ない所へ向かう電車が発進する時に、一部の雪がその電車のあとに吸い寄せられる。
しかし雪凄いな。すげー怖いよ俺は。

普段車窓から見る景色に雪でノイズがかかるのは普段なら美しいと捉えられるが、今日に限っては不安材料である。

中央大学の受験の時と全く同じだ。
五月台のホームの向こうに軽く積もった雪も、家々の屋根屋根の上上にうっすら積もる雪雪も。
電車の混み具合は違う。
茶色い枯れ草に混ざる雪の白の組み合わせは、ババアの髪の毛とかで見た事がある気がする。
逆に常緑樹に積もった雪の色の組み合わせはこういう時しか見た事ないな。緑の上に白ってなんかあるかな。白地に緑はふっかちゃんとかで見た事あるけど。

不安からかあくびが止まらないな。
怖いなぁ。そもそも今回の合宿に仲良いやつが来ないのも不安で怖いのもあるのかな。
この不安は死への不安と言うよりも楽しめないことへの不安なのかも。

ああこの合宿も飲みげーとかやるのかな。陰キャの癖に。品がないなぁ。だが軽音のヤツらと比べてこの人たちは陰キャな分モラルがある。だからまあギリギリ許容できるかな。

さて、合宿の話をしていこうか。

13:00
多摩センター駅に集合。
昼飯をそういえば食べてなかったのでコンビニで買う。ついでにジャンプも。
みんなジャンプに食いついてきた。特例で国文学専攻から参加してる1年生、通称議長が今週の呪術を読ませてくれというので貸す。が教育のサークラちゃんと、4年生のクールビューティさんがハイキューを読ませて欲しいって言ってたのでそっちを優先させてもらう。レディファーストなんでね。ごめんね議長。

全員揃ったので車へ移動。車割りとかの話をしてるけどみんなジャンプに夢中だった。気持ち良さと罪悪感が混交していた。

俺の乗る車は3年生の旧ゼミ長の運転する車。この辺で借りたレンタカーなのに何故か栃木ナンバーだった。
搭乗者は、旧ゼミ長、俺、柔らか4年、動画編集者、クソおもんなモジャ陰キャの5人。1年生は俺だけ。

男子5人だと椅子きついし、シートベルトが見つからないしで15分ぐらい発車できなかった。結果的に俺がデカすぎるせいで助手席に。
高い致死率と運転補助と引き換えにある程度の広さを獲得した。
申し訳ないが、まあいいだろう。

ようやく発車。
有名曲がカーステレオから流れるだけであんまり誰も喋らない。モジャがなんかクソおもんないギャグをかましてきたので分かりやすく冷たくあしらって何とか笑いに繋げる。
以降、この人のクソつまらないボケを俺がひたすらいなすことになった。この人の不愉快さをとりあえず今のうちに全部言っておこう。

まず一人称が「私」、笑い声がうるさいし「ヒャーハハハハハ!(高音)」で不愉快でこの人が笑う度車内の温度が下がる。他にもboketeから引っ張ってきただけのユーモアを披露する(ex.深夜枠のドラえもんにありがちなこと「どこでもしずかちゃん」etc)、運転へのプチ文句的なの、1回話し出すと長いしオチがない、オチなく延々と話し続ける、知識ひけらかし系の話が多すぎる、ジョジョ未読なのにイキってジョジョネタばっか言う、世間一般ではやってるものを知らないことを誇らしげに語る、見た目に清潔感がないしそれを改善しようとしない(俺よりも清潔感がない、フケだらけのモジャヘアー、ダボダボのジーパンetc)

本当に不愉快だった。行きも帰りもこの人と一緒の車両に居なきゃ行けないことが苦痛だった。こいつにだったら嫌われてもいいし、多少なら傷つけてやってもいいだろうという気持ちで、先輩に対してとるべきでは無い態度を沢山とった。たとえば彼の死ぬほどおもんないボケをハッキリと「それはちょっとおもんないです」「どうするんすかこの空気」「そんなの分かるわけないでしょう」「隣にいたら殴ってました」みたいにテンプレ的な冷遇でいなしてしまった。なんどか「マジで黙って下さい」って言っちゃったし、彼の長い長い話を無視して他の人に話を振ったりしてしまった。

俺はこれを後悔してると同時に、こうするしか車内の空気を悪くしないように、ギリユーモラスに捌く術はなかったのでは?という言い訳がごっちゃになっている。
なんかあいつの顔思い浮かべると死ぬほどムカつく。
なんかタマのキモさを10倍増しにしてなんかモテる要素を全部奪い去ったような純度の高い陰キャ的キモさを持っている。

その人への皮肉兼自戒として「知ってることをひけらかすような喋りって本当にダサいと思ってるんですけどやっちゃうんですよねー。」みたいな話もした。

彼に主導権が渡るのはまずいと思って俺と運転手の先輩で車内のトークを回す。これってそもそも俺らの役割なのか?運転手と後輩をトーク要因に駆り出すってなかなかに酷いと思うんだけど。怠慢すぎないか? 
俺の実力不足からおもんないボケを俺もしてしまったし、男子しか居ない車内というのをいいことに下ネタで場を回してしまったり、俺のおもんなさも際立ってしまった。し、逆に回すのがなんだかんだ上手くいってしまったが故に変な自信がついてしまった。俺は場を回せる実力があるという自信が。

逆にトークを頑張りすぎたせいで先輩が初心者マークなのを忘れて、一切の恐怖なく乗っていられた。

高尾の方に着く頃には雪が凄くなってきていた。
急斜面の山の地面と枝が真っ白になっている様子は6年前にじいちゃんの葬式で行った冬の青森みたいだった。
軽い山道を抜けて開けた瞬間の銀世界が美しかった。
真冬の迫力ある景色だった。

まあなんだかんだで

14:45
現着
下駄箱で鉢合わせた同学年のスタイルのいい子となんも話せなくて気まずかった。俺はなんて弱者なんだ。

部屋は1年男子(3人)で相部屋。 
俺と議長は早めに着いたが、もう1人のイケメンの乗る車は1回バッテリーが上がっちゃって遅れていた。つまり議長と2人きり。別に仲悪い訳でもないし、接点が少なかっただけでお互いに興味はあるんだけどなかなか話題がなく目の前の銀世界に感想を述べて、ジャンプを貸してその感想を語り合う他にない。

かなり綺麗だと思う。風流だ。この奥には真っ白になった山々が見える。

この様子をちょうど雪の話をしてた親族LINEに投下したら祖父にすごい心配された。
俺が運転する訳でもないのに、雪道の運転の仕方とかずっっと送ってくる。気をつけろって言われても気をつけようがないし。

ベランダで議長と若干ぎこちない時間を過ごしてたら隣のベランダから先輩たちが話しかけてくる。
「1杯、飲みたくない?」と4年の旧旧ゼミ長と旧ゼミ長。
「最高っす!」俺と議長

隣の部屋に急いで移動。
日本酒を飲んでた。
ほかの車両が到着するまでにちょっとだけ飲んじゃおう、こっそり
と。飲んでいたのは七賢のなま生。水色のボトル。これは山梨の名酒らしい。旧ゼミ長がわざわざ昨日山梨の酒蔵まで買いに行ったらしい。何しろそこにしか売ってないらしい。正真正銘のいいお酒。部屋に備え付けてあるお茶を飲む様の器についであったのを俺と議長に渡してくれる。
「もうほかの車両着くからいそいで!」
ぐいと我々は飲み干した。
うんめぇーーーーこれ。甘くてまろやか。お酒っぽさが薄い。すごい美味しかった。

そしてすぐ部屋から追い出され俺らの部屋に戻って酒の感想を話す。
そんなこんなで

15:15
イケメン到着
1番絡みが薄い彼とは。The陽キャって感じでイケメンで明るくて優しいしモテるんだけどそれ故俺とはなんか交わらないところにある人だった。

荷物を端っこにおいて、大部屋に集合。

2年のYゴンみたいな先輩がキーボードを持ってきて、弾いていた。同じグループで活動してるんだけど、彼は全然話合いに参加してくれない。頑張って俺が話を振ってもうーんみたいな感じ。
コミュ障なんだよなかれきっと。そんでキーボードをコミュニケーション手段として、自分がここにいる意味として使いたいんだろうなと思ったらまあ可愛いか、と思えた。
どっかの車にこれが積まれてさぞ狭くて迷惑だったろうけど俺には被害がなされてないのでセーフ。 

16:00
最初の軽い挨拶や諸連絡を済まして、各班発表準備へ。
我々の班は例の株式ゲーム制作。先輩が実際の株式の値段変動のシステムをスプレッドシートで作ってきてくれたが複雑だった。
これを導入してゲームをするとかなり負担がかかる、ということでせっかく作ってきてくれたシステムはおじゃんに。代わりに、1000株売買される毎に1株あたりの値段が10円ずつ上下するというくそ雑変動システムを使うことを提案し、それが通った。

が、ここで停滞。ゲーム性の着地点が思いつかない。それは何故かと言うと発表全体のゴールがあやふやだから。どこまでならやって良くて、何をするのが目的なのかが定まっていないから。

ということでぐるーぷぜんたいではなしあい。
旧ゼミ長がかなり厳しめに言ってくる。ここで空気がかなり悪くなる。静寂モード。ここで別班のモジャが荷物を取りに来てギャグをかましてくる。この最悪な空気でそれを言われるとより空気が悪くなるので俺は勇気をだして「マジで今は黙って」と言うと大爆笑が起きた。
同時にやっぱりこういう態度には驚かれてしまった。事前に車内でこういう態度で行くことに許可は出てるので問題ナシ。

停滞してたが、夏にサンダルをくれた先輩が「資産形成ゲームのゴールは他チームに勝つことではなく、自分が満足できるかの方がいいと思う」と言ってくれたことによって非常に教育的な目標が生まれた。
擬似的に資産運用をさせてそれで納得できるかを考えさせるというゴールが生まれた。ので、あとはそれに従って説明とゲームを作っていく。説明はゲームで触れる要素についての説明を。ゲームはどこまでリアルにやるのか。どんな要素を入れるのか。
話し合いが活発になってきた頃

18:00
晩飯タイムによりカット。
全員で食堂へ移動し、鍋を食べる。
俺の卓は旧ゼミ長、俺、動画編集者、議長の4人卓。
議長の国文学専攻のキチガイ教授エピソードがクソおもろかった。話の組み立てが上手くて激しく嫉妬した。

鍋美味かったけど先輩たちが遠慮して食う量をセーブしていて申し訳なくなった。
ここで先輩に鍋をよそうとかの後輩ムーブをするべきだったのか。俺は不慣れで怖かったからやらなかった。それは後悔するべきだな。世話になってんだから何かしらで返すべきだった。

〆のうどんと雑炊が多すぎた。
 
19:00
大部屋に戻るとキーボードをひいてる周りで懺悔会が行われていた。

すぐ4年生が入ってきて、風呂のメンバーを発表するとか言われて名前を呼ばれて言って整列させられた。

着替えを持って先輩のところに行くと他の先輩たちから着替え1着で足りるかな?とか意味深な事を言われて不安になった。
なんだ着替え風呂にぶち込まれるのか?

浴室に着き脱いでいく。4年の先輩たちは脱がない。先脱いでていいよ俺らは後で入るから。とかいってる。
絶対なにかされるだろと思いながら、風呂へ。頭と体を洗い浴槽へ。いやー気持ちがいい。表は雪景色なのがいい。すごい気持ちいい風呂だが、何が起こるのか不安すぎる。

しばらくすると4年生達が入ってきた。後輩たちの服を着て。そのまま体や頭を洗い始め、最後に洗い場に脱ぎ捨てて一緒に浴槽へ。
これが毎年の伝統らしい。前までは表に投げ捨てて取りに行かせたがそれはさすがに酷すぎるので、こうなったらしい。
笑えはしなかったけど、その景色はまあつまらなくはなかったよ。俺の服は被害に遭わなかった。1年生からは議長だけが被害に遭ってた。

俺がこの伝統を引き継ぐかは分からない。

そのまま大定番、誰がいちばんかわいいかの話に突入。
4年生3人は満場一致でせーので2年の人の名前をあげる。
3年のきゅうりもその人の名前をあげる。旧ゼミ長は教育の中で悪い噂をばらまく1年女子の名前を上げた。俺とイケメンはそれに大反発。それマジっすか!?みたいな。
イケメンの話の方が優先されて俺のガヤは通らなかった。拾って貰えないひな壇芸人みたいになっていた。

2年のイケメンは同じゼミ内の彼女以外だと、という条件だとサークラちゃんの名前を上げた。

そして1年のターン。
まず議長は4年のクールビューティをあげる。おおー。俺もわかるよ。なんか写真で見てもリアルで見てもなんかそんなに可愛くないんだけどすごい可愛らしいし親しみやすい感じあるんだよ。オタクだから俺らと波長が合うのかも。
イケメンはサークラちゃんを無難に。
そして最後の俺、オチ担当みたいになってしまった。本音を言うと俺はサークラちゃんなんだけど、この時の俺はまだ誰も名前をあげてなかった2年の明るい童顔先輩の名前をあげたら盛り上がった。
スタンディングオベーションを要求した。

20:00
2年の風呂一軍メンバーに入れなかった先輩が遅い!っていうのであがる。
多分一軍に入りたかったんだろうなと先輩が言ってた。

部屋に帰還し、最低限の荷物を持って再会議。
風呂二軍は風呂に行ってるが、残ったメンバーでとりあえず話し合いを続ける。
とりあえずさっき俺が言った株価変動システムを先輩が作ってくれた。

風呂二軍が帰還して以降は細かい企業とかの設定(1株あたりの値段、優待の有無、配当の割合、価格の変動しやすさ、値段の上限下限、何株から売買できるか)などを決めていきゲームバランスを整えていく。
ここでもキーボード先輩はあまり話さなかった。サンダル先輩がゲーム好きだからその辺の調整とかでバンバンいいアイデア出してくれて好感度がさらに上がった。

平子ネキから久々に「最近連絡よこさないけどどうしたんだよ」ってLINEが来てめっちゃ嬉しかった。
見放されなかったのかって。都合のいいやつのままでいいやって。沼ってるのかな。死のうかな。キモすぎる。

23:00
作業を終了し、大部屋に全員集合。
襖に模造紙をタレ下げたスクリーンがある。何を見せられるのか。なんか身内ノリのつまらんやつなのか。

議長ともイケメンとも絶妙な距離感に座る。仲良くなりたいんだけどその方法が分からないんだ。

動画が始まる。
これが嫉妬するほど編集が上手く、企画力も結構あってすごいなと思った。悔しながら俺もやりたい。
適当なところに放置して、スマホを取り上げ、スマホ無しで鬼怒川温泉まで行けというYouTubeすぎるものだった。編集もYouTube風。いやーすごかった。笑いどころはそんなになかったけど、やってることすごくて憧れた。

軽く見下してた先輩たちがこんなに凄いものを作れるなんて。ただ俺がなんかこの楽しい空気に当てられてそれに適応して彼らと似たような感性になってるだけかもしれない。俺は染まりやすいんだ。

動画が終了し、ついに酒盛り開始。

とりあえず俺は梅酒をロックでいただく。
絶妙に会話に参加できない。
旧ゼミ長が「この定例会準備を通してエデルの評価が俺の中でうなぎ登りになってる」って言ってくれて嬉しかった。だがこの人がこのゼミの中でどれぐらいの評価を受けているのか知らないからなんとも。この人に評価されることが正しさを示すものになるのか分からない。

向こうのちゃぶ台では2年のキモめの先輩たちがサークラちゃんに絡んでいる。非常に気持ちが悪い。こいつら自分の話しかしないねん。なんか陰キャが可愛くてかつウブで行けそうで子を狙いに行ってる感じが見てわかってグロテスク。

4年生の先輩たちと議長とベランダに出て飲んだりもした。この時かな動画の感想を伝えたの。俺もやりたいっす!って言ったのも。このゼミにはお前みたいな人材が欲しかったって言われたのが嬉しかったけど、今まで俺がこのサークルに対して中指を立てるような生き方をしてきたのでなんとも。申し訳ないやら、やってやった感やら、ここに迎合してしまったのかという葛藤と、色々引っかかる。
この場を楽しめているということが、教育学専攻内でどんな意味を持ってしまうのか、おもんない奴らの中にいると思われてしまうんじゃないか、そういうダサい気持ちが拭い去れなかった。

先輩たちが持ってきた日本酒を飲み比べる。
意外と日本酒も飲めるもんだな。違いはあんまり分からなかったけど、昼間飲んだ七賢のなまなまがいちばん良かった。

イケメンと1年女子のいるちゃぶ台へ。
恋バナをしてる。俺はなんも会話に参加できず聞くだけだった。イケメンは話も陽キャ的で面白かった。陽キャのユーモアだったあれは。

惨めだったのでクールビューティと議長が絡んでるのでそれに混ぜて貰いに行く。
議長をさっきの動画の企画の来年度版に使おうという話だった。俺は一緒に行こうぜ!っていって議長が嫌がる漫才みたいな感じになってめっちゃウケた。議長がウエストランド井口ばりのフィリピンヘイトをかましてた。

そのままその卓でカードゲームの時間。とりあえずババ抜きをやってそのあとダウト。クールビューティ先輩の隣で嬉しかった。

一抜けしちゃったのでうろちょろしてたらなんか新ゼミ長を囲んで「新ゼミ長はかわいいのか」という議題で大論争を産んでた。議長が可愛くない派、他のみんなは可愛い派。議長と新ゼミ長は高校時代からの仲良し。議長は一浪したから俺と同学年になってる。
お前はどう思う。って聞かれたから可愛いと思います!って言ったら新ゼミ長に叩かれた。ありがてぇーっていうかなりせめたボケしたらギリ受けてよかった。叩かれて俺がありがてぇーっていう流れができた。
思えば愛想笑いだったかも。死にたくなってきたな。
高校の頃からなんも俺は変わっちゃいないじゃないか。なんなら中学から。いやいやなんなら小学生から。
結局キモや下に逃げてしまえ。言っちゃいけないことを言うっていうユーモアなんだよ。それってキモすぎるんだよ。アスペだしそれって。

そもそもこの会話がセクハラすぎる。

元の卓に戻って、こんどはプロポーズのやつのゲーム。
動画編集者先輩がクソおもろかった。

さっき新ゼミ長可愛いか論争をしてた所にはもうその一団はおらず、4年の元野球部先輩ときゅうり先輩と議長がいた。
恋愛の話をしてる。
めっちゃ真剣に講義してくれてる。無理をする必要がある関係は絶対にダメだというかなり当たり前なこと言ってるけど、まあ実際そうだよな。
あとほかにも参考になることいくつか言ってくれてたな。忘れたけど。

この恋バナも終わりつつあったので卓を移動しクールビューティ先輩と議長と俺とでヒロアカについて語り合ってたらすっかりもう4時前になっていたので寝ることに。

4:00
2年の新ゼミ長と2年のイケメンは付き合っているのだが、どうやらふたりが4年生のための部屋で2人でひとつの布団で抱き合って寝ているらしい。みんな邪魔する訳には行かずその部屋では寝れない。
先輩たちが出した結論は廊下で寝ることだった。可哀想。

俺らも1年部屋に戻ったけどもう運転手組が寝てて寝れる場所がないので大部屋で寝ることにした。俺は敷布団が足りないと思い、座布団の上に寝た。掛け布団はキッチリかけて。
てか掛け布団あるなら敷布団がないわけが無い。なんて愚かだったんだ。

8:00
目が覚める。
着替えて歯を磨いてまた布団に戻る。そうするとモジャが来た。昨日の酒盛りの片付けをしに来た。
俺もそれを手伝って現状復帰。

布団畳んだりしてたらもうチェックアウト。車の方に行く。
除雪を手伝い、もう出発する。
正直もっとこの雪を楽しみたかった。雪合戦とかしたかったし、雪だるま作りたかったしこの雪ならかまくらだって作れただろう。悔やまれる。この雪を楽しみきれなかった。マジで悔しい。せっかく楽しいものがあったのにそれを取りこぼした。

てか下り怖すぎるな。
こんな10cmぐらい積もる雪なら道路どうなってしまうんだ。それを初心者マークの車で行くのか?怖すぎるだろ。どう考えても。
駐車場を出て道路に出ると、完全に除雪されてた。道路には一切のゆきがない。

 また祖父から心配のLINEが来る。除雪されてるから台大丈夫。俺の運転じゃないから気の付けようがない。となんどいっても通じなくてマジでムカついた。きちんと理性のある人間と会話が成立しないのムカつく。障害があったりする人なら成立しなくてもなんも思わないけど、普通の人間の祖父がこれなのはすごい違和感。
 
それでも怖いので、先輩はゆっくり運転で坂を下っていく。疲れているが少ない体力で場の会話を回す。
フェチの話を振ったらモジャが5分ぐらいずっとカスみたいなエピソード話しててマジでムカついた。おもんないし。
山を下って少ししたところのファミマで朝食を買う。先輩が奢ってくれた。

寒いので車の中で食ってたら他の車からわらわらと人が出てきて寒空の下で楽しそうに食ってる。
あれが正解だったのか。俺のこれは判断ミスか。まあよい。いや良くない。今からでも外に出て混ぜてもらおう。みんなのところに行くが会話に入れなかった。ゴミを捨てるだけ捨てて車内に戻る。
俺、こういう場面で居場所ないな?昨日の酒盛りも俺から行かないと1人だったし。あれ?あれ?ああああああああ

とりあえず多摩センターに帰る方向で話が進む。
たませんたーに車は向かっていく。
途中で助手席にいる俺に電話。「ラウンドワンに行くことになりそうだけどこの車は大丈夫ですか?異論ないね?」と。こっちの意見は一切聞かず決定されたらしい。
正直帰りたかったのでちょっと嫌だ。
しかもどこのラウンドワンかまだ決まってないらしいし。決まり次第連絡するらしい。

眠すぎる。寝足りないどう考えても。だが助手席が寝るわけに行かないので根性で何かしら話をしようと画策する。
ここでモジャが昨夜の動画の編集に文句を言い出す。めっちゃ苦労して作っただろうにそれを偉そうに否定していてすごく不愉快だった。俺はなんもしてないから彼を攻撃する切り口がなかったので、ひたすら編集をほめた。マジでこいつアスペだろ。

別車両から連絡。八王子のところで!とのこと。もうこの頃俺らの車はほぼ多摩センターについてたのに。
連絡が遅すぎる。ほかの車両はもうそっちに向かってるらしいしなんならもう着くっぽい。酷い。

モジャがトイレに行きたいと言い出す。
しかもコンビニ出て直ぐに。じゃあ次のコンビニに泊まるねと旧ゼミ長が言ってくれてるのに断る。
その癖にもうすぐ着くって時にやっぱ限界って。 なんなんだよテメェ。あと3分で着くのに。

12:15
現着。みんなはマックで昼飯食ってんのに俺らは昼飯タイムがなかった。

そのままクロスポとかいうなんかスポッチャみたいなところへ。
ゲームカラオケボウリングダーツビリヤードトランポリンとか色々遊べる。

とりあえず入場後すぐ議長と何をするか探す。太鼓の達人。撮れ高はゼロ。楽しくなかった。 
次に何したっけな。トランポリンか。
これ凄いわ。沈み込みがたまらなく気持ちいい。こんなに高く跳ねれること中々ない。

前宙とかする勇気はなかった。やりたかったんだけど、なかった。
そういえば小学生の頃ステージから前宙して飛び降りるの流行ったな。下にふっかふかのマット敷いて、思いっきり頭から突っ込む勢いで飛び降りるんだ。バレてめっちゃおこられたけど。

トランポリンも楽しかったけど撮れ高的にはなかったなぁ。
そんでそのあとのボルダリングも撮れ高なし。
普通にやっただけだわ。

そんで2階へ移動
なんか先輩たちが卓球やってるから混ぜてもらう。
クールビューティ先輩と添い寝イケメン先輩が試合してる。二人とも結構ちゃんとやってたっぽい。
フォームとかしっかりしてる。 
俺もクールビューティ先輩と試合する。
ラケットがゴミラケットだったのもあるけど、普通に負けた。めっちゃ強かったわ。
ちゃんと全部入れてくるし、浮いたら打ってくる。久々に強者と試合した。打ってもカットして拾ってくるし、くそ強いわこの人。惚れちゃうぜ。そんなことは無い。
そういえばカットマンってバックサーブ出すわ、そうだったそうだった。あれ何でななんだろ。

添い寝先輩とも試合したけど彼は王道男子卓球って感じの、ドライブマンだった。サーブもちゃんとやってた人のかっこいいフォームだし。
この人にも普通に負けた。
いや、ラケットとボールがゴミなだけだし。俺が下手なわけじゃないし。

クールビューティ先輩と再戦し辛くも勝利。
なんかラッキーで勝ったようなもんだな。

そのあと卓球経験者3人プラス審判してくれてたサンダル先輩とダーツへ。
301の途中でバグが発生。永遠に19のダブルに当たった判定が起こり続ける。
その台は捨て隣の台へ。仕切り直し。
クールビューティ先輩の投げ方がなんか可愛かった。サンダル先輩は上手かった。
結果的に俺が勝った。面白くなかったな俺が勝つの。なんかもっとあっただろう。

ダーツしたらまた降りてちゃぶ台返しのゲームとかをやってまた上に昇って今度はボウリング。

俺のレーンは俺、1年イケメン、1年スタイルいいやつの3人。
イケメンのフォームがめっちゃかっこいいし球もすごく勢いがいいんだけど死ぬ程左に行ってガターになりまくる。
おれはフォームはカスだし、全然コースもゴミだしで一切のいい所を見せないままだった。
スタイルいい子は序盤はダメダメだったけど中盤から覚醒しほぼストライクかスペアしか出さない化け物になってた。

俺はこういう時のリアクションがダメダメというか、ガターになった時のリアクションも弱いし、ストライクの時の喜び方も弱いし、みんなのストライクの時の驚き方もカスだし、みんな俺とはあんまり一緒にやりたくないだろうなと思った。

15:30
ついに帰路に着く。
このクソモジャとももうお別れである。最高だぜ。

16:30
多摩センター着

17:00
自宅着
疲れがどっと来てソファーに寝転んですぐ眠くなる。
そのまま寝ようとしてたところに晩飯をUberしたいから何にしたいか決めてと言われて、Uberを開いたら手数料1000円超えるのがザラでかなりムカついた。
じゃあ私買いに行ってくるねと母。だが母は風邪ひいて昨日まで熱を出してたのでそんな人に行かせられないということで俺が行くことに。
この時かなり俺はイライラしてしまっていた。疲れてんねんこっちは的な感じで。
そんな折に弟が帰ってきた。そのまま行ってきてよと言ったら嫌がられたのでそれにも腹が立ち、俺が結局行くことに。海鮮丼を買いに。

18:00
かなりイライラで帰宅。手には海鮮丼。
弟のなんかのボケが、モジャに重なり強烈な不快感を覚える。その時大人気なく店でのゆうたの態度を全く関係のない今軽く注意してしまった。
それで機嫌が悪くなる弟。なんかスッキリして少しマシになる俺。
そうそうに食い終わり食卓から解散。

19:00
弟が風呂はいってるところ間違って脱衣場兼洗面所の電気を消してしまう。
悪いのは俺なのにすごい剣幕で風呂から文句を言い続けるのでこっちも頭にきてしまってごめん!と怒鳴りながらつける。

19:10
風呂上がりの弟が皮肉マシマシで話しかけてくる。
機嫌の悪いお兄様を怒らせないためにはどうしたらいいのかしらって言われてさらにムカついたのですごく冷たくじゃあ部屋行ってれば?と返した。

俺の機嫌の悪さは子供じみていたし、非常に情けなく、弟に大迷惑をかけたので反省したい。こういう時ってだいたい向こうが悪いんだと思いたくなるけど悪いのは俺だからな。

あーーーーすごく長くなった。お疲れ様でした。

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