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1-28 ドライブと右翼坊主と裏切り

7:00
起床。眠すぎる。ストーブの前で座りながらウトウトしてしまう。

7:40
支度を済ませてまたストーブの前で寝る。
「これから運転する人が寝るな!」と母に文句を言われ腹を立てた。

8:00
叔父祖母母俺で埼玉県戸田にいる大叔父に会いにいく。
もちろん俺の運転練習も兼ねて。

大叔父/大叔母は3人いましてね、ややこしいんですけど覚えてくれると助かります。
長女・大叔母(a.k.a バン)
次女・俺の祖母則子
長男・今回会いに行く進おじちゃん(a.k.a 右翼坊主)
次男・タクシーの運ちゃん俊彦(a.k.aトシ坊)

ついでに母方叔父陣も紹介させていただきます
長男・今回同乗の叔父(呼称不定)
長女・母ちゃん
次男・ゲームや楽器で世話になっている叔父(a.k.a マサ)

結構今までも登場してるのでこれを見てから登場回を読み直してください。

改めて、呼称不定、祖母、母ちゃん、俺で戸田の警官坊主おじさんの元へ。

出発して早々、曾祖母の仏壇に備える仏花を買ってないから買いたいということでスーパーへ。
駐車する時に俺はアクセル踏まずにクリープ現象だけでバックしてんのに母ちゃんが「速い速い速い速い!」と絶叫するもんだから恥ずかしながらブチ切れてしまった。
「うるっせぇ!!!!!」って思春期のガキみたいに怒鳴りキレてしまった。みっともないな。

なおスーパーに仏花はなかったので無駄足と無駄ギレ。
アレマジで腹たったな。俺はちゃんと安全に下がってんのに、これ以上遅くするのも難しいぐらいで下がってんのに、速いって怖がられんの納得いかない。信用がないってのも傷つくしな。マジで。過度なビビりと一緒にいるとすごいイライラするかも。弟も母もビビりすぎて後半半ギレみたいになるしお節介が甚だしいので非常にムカつきます。

まあそんな怒りもすぐ忘れて、ひたすら直進で向かっていく。やっぱラジオの方が運転集中できるな。
なんの危なげも文句もなく平和に直進直進。
最後に警官坊主の家に行ったのは多分小五の時曾祖母が危篤になった時だな。
それ以前だと、もう幼稚園とかの頃かも。でも案外道は覚えてた。うっすらと思い出が蘇り続けてた。  
レッドバロンと言えば警官坊主の家だし、クソ長いトンネルと言えば出し、道中もまたスポットでの思い出に直結してるんだなぁ。

やけにややこしい笹目橋降りたあとの道もなんだかんだで乗り越えて、戸田のベルク?に到着。ここで改めて仏花を買うことに。
呼称不定の叔父と2人きりで軽く教育の話を車の中に残ってする。

やっぱり先生はある程度強権的で、怖く偉そうに振舞って無いと生徒たちが社会に出てからの会社での上下関係に着いて行けなくなる、と叔父。

生徒の能力を全体的に上回り、それを覗かせながら生徒に優しく接すれば尊敬もされるしより近くでより適切なケアができる、と俺。

学校の先生を尊敬できるって例えばどう言う点で示していくの?東大とか出てればまだしも中央じゃちょっと弱いし、エデルは運動も得意じゃないし、難しいところあるんじゃない?受験情報めっちゃ詳しいとかでもいいんじゃない?、と叔父

受験に関しては塾に任せて、学校では社会性とかの教育に重きを置くべきだと思う、と俺

じゃあやっぱり上下関係きっちりさせておいたほうがいいんじゃない?と叔父

そこで母と祖母が帰還。
あと1、2キロで到着だ。

車の1、2キロなんてマジですぐ。気付いたら到着。マンションの前通ったら右翼坊主が道路のど真ん中にいて、駐車場まで誘導してくれる。
助手席に乗っていた叔父をみて(右翼坊主からしたら甥)をみて驚く。来ると知らされていなかったらしい。
その驚いてる様子に気を取られ、曲がり角の電柱にぶつかりそうになる。叔父が咄嗟にハンドルを取ってくれたおかげで衝突は回避された。
最後の最後で油断してしまった。こうやって学んでいくんだ。今回は油断しないことを学んだ。

10:00
到着。
久々に入る大叔父の家は結構変わってた。

その変わりっぷりを説明するためには今の大叔父の状況を知る必要がある。

寺の三子長男として生まれる
なんやかんやで警官になる(機動隊)
学生運動の鎮圧とかをしたらしい
結婚し二女を授かる
なんやかんやで警官やめる(?)
孫も生まれる
離婚
若い女性と再婚し一男一女を授かる
母(俺から見た曾祖母)の介護と看取り
離婚
3LDKに一人暮らし、趣味は筋トレ、仕事は警備員と自動の登下校の見守りバイト←現在

前は曾祖母のベッドがあったところは筋トレルームになってたし、リビングは仏壇とテレビとソファーと食卓テーブルがあり、小さなちゃぶ台にも満たないサイズの机には警備員道具一式が並べられてあり、窓のそばの壁にはなんと銃と日本刀と鉈が飾ってあり、奥の壁には子供や孫の写真が飾ってあった。いずれも一人暮らしの高齢者とは思えないほど綺麗だった。そこらのOLとかの家よりも綺麗。だと思う。

曾祖母の仏壇に手を合わせて落ち着かない様子でみんないると、食卓テーブルへ適当に座るように言われた。
座ったら俺と叔父と大叔父用の三本の缶ビール。金麦。
帰りは母が運転するらしいので遠慮しがちにいただく。

前までビール飲めなかったけど青森とか正月に出されたのを我慢して飲んでたら今はもうそんなに嫌悪感なく飲めるようになっていた。

最近の暮らしぶりとかの話をする。
7時就寝4時起床の江戸時代の百姓か本物の坊主かのような生活をしているらしい。
食事もきっちり全部カロリー計算やタンパク質とかを計算して徹底して作ってるらしい。
筋トレメニューもこだわってる。
この男正気じゃないほどストイックなのだ。

お小遣いも今回貰った。
曰く、毎月離れ離れになった息子と娘(後妻の)に手紙と小遣いを送っていたが、今年の正月に「もう結構です。」的な返事を貰ってしまい、吹っ切れたからお金がまだあるらしい。悲しすぎんだろ、この金。
9月運転練習に付き合って貰った後2人で飲んだ時に「もうヨシとミズキとは会えないだろうから、その代わりにって言ったら悪いかもだけど、おじちゃんはお前を可愛がるんだ」って言われたな。その時からもう覚悟は決まってたのか。

他にはバンの娘が子供の頃親戚一同で行くキャンプがすごい嫌だったって話を聞いてショックだった。って話や、それを聞いた自分の娘たちも同じく「嫌だった」と口々に言っていてさらにショックだったと。
まあ実際親たちが良かれと思ってやった事が子供たちには刺さらないどころか迷惑なことっていっぱいあるよな。俺も心当たりが沢山ある。

若い頃は超怖い親父だったけどこの歳になるともう娘に頭が上がらないって話もしていた。うすうす分かってはいたが、きっと俺の祖父も右翼坊主も若い頃は相当怖いオヤジだったんだよな。俺が知ってんのは丸くなったあとの親しみやすい、欠点もまた多いあの人たちだからかなり舐めてかかってるけどもう少し若い頃ならぶん殴られてんだろうな俺の態度。
呼称不定の叔父は右翼坊主に敬語だったし。
母には「なんであんたはタメで話すのよ」と言われたが、最初っから敬語じゃなかったから仕方ないだろ。今更敬語にする方がおかしいわ。

気付いたら2本目が置かれてた。頂いた。

つくづく2004年に生まれてよかったと思うよ。
というかこの世代でよかったよ。
本当に親戚に恵まれている。

他には俺の親父の話もしたな。
ほぼ愚痴だったけど。
青森人はやっぱしシャイだよなって話。

叔父が父(俺の祖父)と釣りに行った時に堤防から落ちて死にかけた話とか初めて知る話とかもあったな。

ああ祖父が備えあれば憂いなしタイプすぎて予備の予備まで買っちゃうとか、その性質は母ちゃんにも受け継がれているとか。実は祖母も心配症だとか。
だが叔父と俺はなんとかなるさタイプすぎて気持ちが全くわからない。

気づいたら三本目が置かれてた。叔父が飲んだら俺も飲もうと思って、話しながら様子を観察する。
話しに夢中になって気づかなかったが、もう叔父は開けてたので俺も開ける。

三本目を飲んでいる途中で飯に行くことになった。そこそこ酔ってた。
呼称不定叔父に「大叔父とこうやって関わることが多いのって珍しいよね?」ってきいたら肯定された。本当に家族には恵まれたと思う。

11:00
母の運転ですぐ近くのとんでんへ。
俺はいつも通りサザンカを注文して貰うように皆々様に告げて御手洗へ。

戻ってきたら勝手に生頼まれてた。
まあいいか。ラッキー。

右翼坊主の現役時代の話を少し聞いた。
追っかけてる時に無許可で空砲打ったりして始末書書かされたり、追っかけてる時に派手にすっ転んで全身血まみれになってもまだ追っかけ続けたり、学生運動の鎮圧の時仲間が火炎瓶で火だるまにされるのをただ見てるしかできなかった話とか。
傍から聞いたら武勇伝だけど、まあ俺はすごい聞いてて楽しかった。なんかそれが全て真実なことを信じられたからかな。

大叔母バンの話になる。
彼女の旦那ことキヨシさん(a.k.aジン)は道路の白線とかを塗る会社を立ち上げて、親戚一同、右翼坊主は分からないけど、祖父もトシ坊も呼称不定叔父もその会社で働いてたらしい。ジンがタバコをくわえるとみんな我先にと火をつけに行っていた。しかもそれを黒いスーツと肉体労働で鍛えられたごつい体でやるもんだから、その様子を見た母の友人からは「ヤクザみたい」と言われる始末。

まあそんか会社だったんだけど、推察するに、ジンの死の間際に会社の経営が傾いたっぽい。
ジンは病室で「パソコン持ってこい!」ってずっと言ってたらしい。自分の会社がどんどん潰れていくのをただ病室で見るだけなのが無念で仕方なかっただろうと右翼坊主が。
そしてジンの死後、息子タカシが会社を継いだらしいが、大きな借金を残し失踪。今でも失踪したままらしい。そのでかい借金はジンの旦那でありタカシの母バンが返していったらしい。もしかしたら俺の祖母もかも。
結果バンは裕福な社長夫人からファッキン負債者になってしまったらしい。結果妹たる祖母の店でバイトすることになり、プライドはさらに傷付き、二度とやりたくないと後に語る始末。
タカシの話は今でもバンにはタブーらしい。

俺の知らない親戚の話が多かったけど、つくづく俺の代でこの家はすごい安定したというか、普通の幸せを手に入れられたんだなぁと思うばかり。
話を聞くだけだとなんかテレビとかみたいな波乱万丈一家っぽいんだけど、今俺はそんなことを聞かされるまでなんも、なんも知らなかった。
なんなら曽祖父が韓国人なことも知らなかったと思う。

12:30
解散。
母の運転でかえる。

母は最近までペーパードライバーだったが、実母実父のガンに際し運転をちゃんとするようになった。というかさせられた。
俺よりも母の運転の方が上手いし安定してるというか、安心できる。
母が心配症だからか。

車中では本人の口からは初めて、対してたくさんではないけど警官目指してた頃の挫折の話を聞いた。
俺の曽祖父が店をやる都合上ヤクザとかにみかじめ料を払ってたらなんか知らん間に幹部にされてたらしく、それが身辺調査に引っかかりなれなかったらしい。
まあ聞いてたけど、壮絶な話だよ。俺の代は(以下略)

まだ呼称不定叔父はその経験から「挫折」に重きを置くようにしてる。失敗から学べばいいというタイプ。
挫折を回避しちゃダメだという、挫折しないとすぐ逃げる奴になってしまう。そんなんじゃやって行けない。と。

なんか親父と言ってることが近い。我慢出来る子に育って欲しいんだろうな。やはり男親は社会にどっぷり浸かっているから、社会で生きていく上でどうあらなきゃならないかをしっかり知っているからこそ、子供に厳しく教育するんだなぁと。

そんなこんなですぐ到着。行きより早かった。

13:30
帰宅。
お昼寝ターイム

15:30
まあガッツリ寝たね。

16:00
ペルソナやる。バイトは先に母に行ってもらう。

17:00
我が家の男3人でおうち焼肉。やはりこれが定番らしい。
紅しょうがドレッシングみたいなタレが美味しかった。
弟と父は仲が悪いと思っていたが、こういう時はそんなこともないらしい。似たもの同士なんだよこの2人は。だからこそお互いに腹立つことも多かったが、今はなんか上手くいってる。  

17:30
お呼ばれしたので出発。

暇暇だった。

カウンターにガラが悪い方の田中さんが来てた。
おレはこの人大好き。俺の事めっちゃ覚えてくれてるしよく話してくれる。

下ネタ多かったり不愉快な時もあるけど、リアクション大きいからなんかすごくやりやすい。

19:30
ひまだったので、帰宅許可。

21:00
風呂も入ったのでペルソナ。

展開がすごいな。ここまで全部そうだったのかって衝撃と、よくこの場面見るなってのが現在だったのがいい。
そんでマルチエンディングに直結するところだとすげー緊張する。勿体ないのはわかってるけどトゥルーエンドに行きたすぎて攻略見ちゃった。

そんで裏切り者お前かよやっぱり。テメーカスすぎるだろ。多分もう1つ裏があるだろうけど、それでもテメーにむかつきまくってるぜ俺は。ドカスだよこいつ。巨悪はこいつだろ。指示役よりも。こいつ何してるかわかった上でやってんだぞ。殺しを。
そういえば怪しい場面もあったよ。作中で指摘されて初めて気付いたけど。

自白剤の影響であやふやな記憶だからその辺忘れてたってことなんかな。
しかしこのトリックは設定を生かしたいいものだったと思う。

ペルソナここマジでクソおもろいな。
是非11-17とかまでは進めて欲しい。

あのシーンの、あのアニメーションの絶望感。俺、バッドエンド言っちゃったかな??っていう怖さ。緊張感。これがまた良い。

遅くなってすみませんでした。29日の分はそこそこ濃かったし楽しい1日だったけど、多分手抜きになります。
28で頑張りすぎました。

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