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さよなら メガネ

白内障手術をした。
世の中から白い霧が消えた。
視力も良くなった。

もともと近眼である。
高校時代から眼鏡等使用の人だった。

なので、メガネに触る癖がある。
よく見えなければ、まずメガネを直す。

指で鼻先のメガネをちょいと押し上げる。
もしくは目の横のツルをちょいと触る。

ミステリーで探偵がカッコつける時にやる仕草ですね。

手術後は焦点が手元ではなく奥になった。
奥のテレビが裸眼で見られる。
ブラボー!

なのに近くの小さい文字が見えない。
おいこら!
いや、正しい老眼である。

つい顔に手をやってしまう。
何も触れない?

あ、メガネかけてないんだ!
……と気づく。

長年の習慣とは恐ろしいものである。

手術以前の近眼メガネと手元メガネ(老眼鏡ともいう)はもう使い物にならない。

お払い箱……

視力が安定したらどうするか。
手元メガネを新調するか。

まだわからない。

けど、しばらくは何かあるたびに、顔にないメガネを探すのだろうな私は。

さよならメガネたち……。
なんちって。

冒頭の写真は、近眼の度数が進む度に作り変えたメガネのケース。

別にコレクションじゃなく、断捨離できないだけです。


どっとはらい。


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