エリザベス江戸川
温泉に行った記録です
【小説】のようなもの。
みまかりし猫の思い出
「白内障の手術をしたらまあ、よく見えるようになって。 そうしたら家の中の汚れが気になってねえ」 「そうなのよ。壁のスイッチのところなんて手垢で真っ黒！ 今までは見えてなかったのよね」 「そうそう。私もお家に帰ってすぐお掃除をしたわよ」 「年寄りの家が汚いって言うのは、それなのよね。見えないんだもの」 近所の眼科の待合室で老マダム二人が話している。 たまたま長椅子に隣合って座った見知らぬ患者同士らしい。 私はといえば、大病院での白内障手術が終わって一ヶ月経過。
最近、鳥の声を覚えた。 ツピー、ツピーはシジュウカラ。 ツピーヨ、ツピーヨはヒヨドリ。 ギャーギャーうるさいのはムクドリ。 朝まだき布団の中でツピーヨ、ツピーヨと美しい鳥の声を聞く。 まるで高原にでもいるかのような爽やかさ。 ここはわりと近くに河原があるから鳥が多いのかしら？ それにしても、以前はそんなに鳥の声など聞こえなかったのに。 自然が少なくなったせいかしら？ 住宅地にまで鳥が入って来るようになった？ ……と考えて、あっと思いつく。 この四月はツイッター（X）
オレンジ色のパーカーを着て町に出る。 女と手を繋いで歩いていた男にじーっと見られる。 振り向いてまで、ずーっと見ている。 モテた！？ モテ期来る！！ 男はまず赤系の色に目が行くと聞いたことがある。 私は暗い色の服ばかり着ている。 なので、たまに赤系を着ると実感する。 老若ともに男はみんな赤い服を見る。 次に顔を見て「BBAかよ！」と目をそらす。 ここまでがワンターム。 しかし、ここまで露骨に見る男は初めてだった。 年は３才ぐらいだろうか。 ママと手を繋いで遠ざかって行
積ん読は今に始まったことじゃないけれど。 最近は白内障の影響が大きい。 だんだん視界が白くなって霧がかかって来て。 小さい文字を読むのが億劫になった。 必要最低限の物しか読まなくなった。 積ん読が加速する。 ああ、若いうちに本を読めってこういうことか。 実感する。 けれど白内障の手術をすれば。 こんな物はあっという間に読んでしまうさ。 そう思っていた。 いたのだけれど……。 白内障で飛躍的に視力が回復した！ もともと乱視の近眼だった。 月なんぞ五つも六つもあっ
日曜日に池袋演芸場に行った。 街は人混みがえぐい。心が削られる。 演芸場も満員。笑ったけれど、あんまり寛げなかった。
ツイッター落語村でちょいと話題になっていた。 隣の客に落語のサゲ（オチ）を先に言われた。 がっかりした……と。 察して余りある。 落語のサゲを落語家より先に、または同時に言う客。 イエローカード？ いいや。 レッドカード！！ 会場を追い出しても良いぐらいの反則だ。 みんな誤解してるけど。 落語は落とし話。 だから、オチを楽しむものだ。 ……と信じてる人もいるだろうけど。 全然違います！！ オチなんてみんな知ってんの！ たとえば「寿限無」なら「あんまり名前が
ついに入ったあのお店！！ パリワールスパイスカフェという名前だったのね。 いつか入ろうと思っていたインド人家族経営のカレー屋さん。 思ったとおり、誠実そうで感じのいいお店でした。 店の奥にはご近所マダムのグループが二組。 私の後には若いカップルも入って来た。 つまり各年齢層のご愛顧を得ているお店みたい。 どの駅から来るにも不便な住宅街なのに。 信用できるに決まってる。 バターチキンカレーはリンゴみたいな甘味を感じた。 でも甘味好きの私には、少し辛くてエホエホした。
Googleフォトの検索機能を初めて使う。 この花はシラー・ペルビアナだそうです。 キジカクシ科の球根植物。和名はオオツルボ。 あちこちに花いっぱいの季節です。
浅草演芸ホール四月中席昼の部 林家つる子・三遊亭わん丈真打昇進披露興行 4月15日（月）に行って来た。 今日はその話ではないので詳細は控える。 ただ披露興行はまだ半分残っている。 池袋演芸場、国立演芸場（代替・紀尾井ホール）と続くのだ。 興味がある方にはぜひ見に行っていただきたい。 真打昇進披露興行とは、ハレの日である。 師匠や先輩真打が並んで口上を述べる。 会場全体での三本締めもある。 落語家は前座、二つ目、真打と昇進して行く。 真打になって初めて一人前の落語家と
こういう通知が届きました。 登録した画像を20回ご使用いただいたそうです。 ありがとうございます！！ しかし私は未だにこのバッジが何の役に立つのかわかりません。 何かプレゼントをもらえのかしら？ なんて、卑しいことを考えてはいけませんね。 みなさんが写真を使ってくださったことを感謝しなければ。 ちなみに一番人気の写真はこれでした。 え？ これ？ これって……いいの？ と自分では謎なのですが、評価いただいて感謝しております。 これからもよろしくお願い致します。
そうか。 2014年3月9日が私の初生落語だったか。 すると2024年の今年、私はやっと落語10年生になったのだな。 と今更気づく。 まあ、それだけなんですけど。 2024年4月13日（土）は、なかの芸能小劇場に桃月庵黒酒さんを聞きに行った。 まだ〝師匠〟は付けられない二つ目さんである。 そうは見えない貫禄だけど。 明日4月15日（月）は、浅草演芸ホールに三遊亭わん丈・林家つる子真打昇進披露興行を聞きに行く予定である。 十年前程に必死であちこち出歩くことはなくなった
上野鈴本演芸場。四月中席夜の部。 主任は春風亭百栄師匠である。 題して「百栄のすべるかも知れない噺」 ４月11日（木）初日に行った。 開演17:00に入場。 空いていた。 グッドである。 18:00頃には人が増える。 仕事帰りの人たちがやって来る時間帯である。 でも客席はまだ空いている。 ナイスである。 本日のトリネタは〝料理の鉄人が出来るまで〟だった。 あの料理番組の最盛期に作られた噺だろう。 終演近くになっても客席は半分ほど空いていた。 マーベラスである。 定席
人は死ぬんだなぁ。 子供みたいな感想だけど しかもまだ生きているのに。 よそでは言うなよそんな感想。 長屋の古狸の杢兵衛さん的マダム。 （落語好きにしか伝わらない形容だけど） 私と同じく一人暮らしである。 私と違うのは結婚した娘さんたちがいることである。 たぶん孫もいるのだろう。 久しぶりに顔を合わせたら、げっそり痩せてにわかに老いていた。 癌で25年前に完治したのが再発したとのこと。 しばらく留守だったのは入院していたらしい。 また入院するがこれが最後の治療かも
文字・文章というのはお金を出して読むものだった。 私にとっては。 本や新聞。 編集だの校正だの、プロの目を通してから発表される。 それにお金を払って読むのが文字であり文章であった。 そらまあ、同人誌なんてものもあったけど。 そんなの読むのは余程の物好きで。 フツー文字はお金を出して読んだものさ。 後は無理やり読まされる教科書、学級通信、官報広報、宣伝広告……有象無象。 でもSNSが出来てから様相は変わった。 むしろ素人の文章を読まされることが多くなった。 ああ素
気のせいかな？ 朝鳴く鳥の声が、前より少なくなったような……。 取り壊された隣の家には見事な泰山木があった。 赤子の顔ぐらいある大きくて白い花が咲いた。 落ちている雄しべだって、赤子の拳ぐらい大きかったよ。 大きな落葉もガサガサ四季を問わず落ちて来た。 掃除は面倒だったけど。 でも見事な木だった。 隣には他にも庭木が植わっていたのに。 鳥の声が少なくなったのは、隣が整地されたから？ なんて思ったりする。 そういえば。 スーパーマーケットの入口には五月になると燕がや
笑点新メンバーは三遊亭萬橘ではなかった。 よかった！！ よかったあぁぁーーーー！！！ 今日はもうそれに尽きます。
