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北の大地でリノベーション(01)

今年、2回目の北海道行きである。
前回は先月の6月、岡崎体育氏のさいたまスーパーアリーナ・ワンマンの翌日だった。たまたま、SSA近くのホテルをとっていたので、翌日、羽田から飛んだ。

新千歳空港まで1.5時間だった。
北海道、案外近いな、と思った。

さて、今回は、僕の愛車である平成3年式ホンダ・アクティでの北海道遠征である。自転車のイベントだったり、キャンプだったりと西へ東へと旅を共にしてきた相棒であるが、まさか北の大地を踏むことになろうとは思いもしなかった。

僕の住んでいる静岡県沼津市からだと、フェリーを使って自動車で北海道に渡る場合、大洗新潟の2つのルートが考えられる。
正直、青森とかまでの自走は考えたくなかった。

どちらも、たいして近くはないのだが、多少なりとも近い関東側である大洗からのフェリーの予約を取ろうとした。
しかし土日がからんでいるからか、満車で取れなかった。

ドキドキしながら、新潟側からのフェリーを見てみると、こっちはあっさり取れた。
僕の大好きな「水曜どうでしょう」のサイコロの旅でも使われたルートだ。
なにか運命を感じる(感じない)。

そんなわけで、アクティで一路、新潟県を目指す事になった。
何年か前、妻の車が新車で納入された時にあてもなくドライブに出かけ、長野を経由して直江津に抜けた事があったが、日本海側に行くのはあの時以来かもしれない。

その時の車はマツダのデミオ。1.5リッターの最上級モデル「スポルト」だった。
ZoomZoomなマツダのデミオはそりゃもう乗りやすくて、パワーもあって、あっという間に日本海という気がしたが、今回はそんなに簡単ではない。

今回、まず、荷物が満載だ。
電動工具が山盛りである。
総重量は多分100kg超えてんじゃないかと思う。
まぁまぁ重たいスライドマルノコも積んだので、普段は広く感じる荷室がいっぱいいっぱいになった。
さらに、僕のアクティは35馬力。ホンダマチックの3速オートマだ。

遅い。

ものすごく遅い。

普段の遠征だと、僕一人+自転車(7kg)+着替えやらキャンプ道具を入れても+10kgもいかないだろう。

しかし、今回はだいたい、人間換算で二人分くらいは重い。

そんなわけで最高速度は90km/hが上限となった。

下り坂だと100km超せるが、上り坂だと80kmを下回る

平成ヒトケタ生まれの車に、元号が変わってまで無理させてるのも、大変心苦しいのだが、頑張ってもらわねばならない。

なぜなら、アクティさんの荷室に積まれている電動工具にSUNABA江別の未来がかかっているのだ。

そんなわけで、チンタラチンタラと走りに走って、太平洋側の静岡県沼津市から、日本海側の新潟県へと日本横断の旅となった。

7時間くらい高速道路を走った。
一気にこんなに走ったのは、人生初めてかもしれん。

なんとか、新潟についた時は本当にホッとした。
あと、ロードノイズで耳をやられて、キーンてなってた。

お腹が空いていたので(サービスエリアのコンビニおにぎりしか食べてなかった)、晩ごはんはざっくり検索したらフェリー乗り場からすぐのところに漁港の食堂がみつかり、こりゃ絶対美味しいやつだっって感じで一人孤独のグルメを決めこんだ。

一人孤独のグルメってなんやねん。

ちなみに、お店の入り口に僕の握りこぶしくらいの岩牡蠣がゴロゴロ水槽に入ってて、めっちゃ美味しそうだったんだけども、当たった場合、明日以降のお仕事スケジュールに大幅な狂いが出る可能性があるので、おとなしくカフライにした。

うまかった。

海鮮丼も美味しかった。

沼津の魚だって負けちゃいませんけどね。
やっぱり海があるって良いね。

島国最高だね。

島国DNAだね。

で、ご飯を食べてからいざフェリーへ乗船、車で。
正直、車でフェリーに乗るのは初めてだわ。

スーパーカブでフェリー乗ったことはあるけど。

乗船して、自分の部屋についたらアナウンスがあって、お風呂の支度ができてるのでどうぞとの事なので上の階の大浴場へ。
いや、普通におっきいお風呂だし。サウナあるし。最高。

冷水がないので、サウナ入って水シャワーしてを3回位したら、今日のドライブの疲れなんかすっ飛びました。で、お風呂に入っている間に出港のアナウンスが流れました。あぁ、出港の瞬間をデッキから眺めたかった。

きっと紙テープとか飛んできたにちがいない(いや、無い)。
まぁ、深夜で真っ暗だったしね。

で、部屋に戻って、この文章書いてるんですが、なんか、アナウンスによると今日の外洋は結構あれてるんだそうで、船がね、結構ね、揺れてます。
画面を見てるのがもう辛いです。
明らかに酔ってます。
もう限界です。
おやすみなさい。
良い夢を。

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