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【アメリカ駐在】在米ジャスト3年で英検準一級取得! ミドルの娘が頑張ったこと

こんにちは、EDUBALアンバサダー小川のぞみです。私には3歳差で帰国高校受験を経験した第一子長女と、帰国中学受験を経験した第二子長男がいます。
今回は、ミドルスクールに通いながら高校受験を見据え、英検準一級取得を目指した娘の様子を書きたいと思います。ご参考になれば嬉しいです!

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「英語専門の日系現地塾」で先生に言われたことは……

在米2年目(6thから7thあたり)だったでしょうか。「娘は高校受験をすることになるだろうな」と真剣に考えはじめたとき、帰国生入試には英検取得がベターと知りました。そのとき数少ない大切な(笑)駐在妻の友人から聞いたのは、日系の英語専門の塾が良いらしいということ。現地校の英語対策にもなるとのことだったので、娘に話して体験授業をしてもらいレベルチェック、その後にカウンセリングをしてもらいました。

「日常で必要な英語力」「現地校の勉強で必要な英語力」「英検で必要な英語力」はそれぞれ違い……

そこで聞かれたのは「あとどのぐらいコチラにいますか?」でした。
「今からですと2、3年ぐらいだと思います」
「そのぐらいの期間だと、英検準一級を取って帰るのはかなりの努力が必要」とのこと……。

どちらかというと不可能とでもいうような口ぶりでした。英語圏で暮らしているとはいえ、覚えが早いお子さんでも準一級以上だと取得に3、4年はかかる、というようなお話でした。
また、娘の当時の英語力や、塾の営業トーク込みのカウンセリング内容かもしれませんが、「なかなかに大変なので今すぐにでも対策をはじめたほうがいいんだな」ということだけは分かった記憶です。

その後、短期で講座を申し込み、様子を見ることから始めてみました。しかしながら、塾まではハイウェイ(高速道路)を使って運転して30分以上かかるうえ、土曜日には日本語補習校もあるし、日系塾も検討している頃だったので、こちらは短期で終了したのでした。

「英検講座担当の日系受験塾」の講師に言われたことは……

シリコンバレーエリアには日系塾が少なく、選びしろはなかったのですが、娘が中学生(7thの途中)になったタイミングで体験授業に申し込みました。納得して入塾し、日本語補習校とは違う「塾の勉強」というものに四苦八苦しながらもなんとか続ける中、英検準一級講座も追加で受けることを決断。なかなかに、いっときは忙しかった娘です(現地校、日本語補習校、塾で3教科に加えて英検準一級講座)!

忙しいながらも、大自然を満喫する旅行によく行きました

中2の1月に、はじめて英検というものを受検してもらおうと(いきなり準一級というハードモード)、英検担当講師に相談したその前の秋。面談で言われたのは「弟くんは案外、準一級の1次試験を突破するかもしれませんが、お姉ちゃんは中学生だし逆に難しい」というものでした。そのとき小5で渡米した娘は、在米2年半超えあたりでした。歳が低い兄弟姉妹のほうが先に受かるというのがあるあるなんだそうです。

その面談の内容を娘にそのまま伝えたわけではないのですが、なかなか一発合格は厳しいらしいから、まずは1回、経験と思って頑張って受けてみようと言ったんです。

娘が英検準一級取得のために実践したこと!

ところが面談が終わった中2の秋以降、娘は勉強スイッチが入りつつあった時期と重なったおかげで、英検講座で扱われた過去問の復習をきっちりとしはじめたんです。ボキャブラリーの部分はもちろん、リーディングもライティングも。自らの意志で復習していました。ときどき夫がクイズ形式でボキャブラリーの問題を出し、きょうだい楽しく遊びながら学習することもありました。

お気に入りのハンバーガーショップで注文してきてもらったりしていました。リスニング対策になったかも⁉

とにかく娘は数か月間集中。英検準一級の解き終わった過去問の復習を欠かさず、また、ボキャブラリーの単語本から苦手な単語を書き出して単語カードを自作していました。
ここだけの話、一次試験を突破するだろうと言われたほうの弟は、復習に力が入っていませんでしたし、単語カードは真似しようとしたものの断念していました(汗)。

結果、娘は在米ジャスト3年、英検準一級の一次試験を1発で合格、続けて2次試験も合格し、中3(8th)になる前に英検取得のための勉強を終えました。
予想外の成果ですが、前述の数か月集中のコツコツ努力が功を奏したと思われます。その後は英検のことはノータッチで受験勉強に集中できました。これが結果的に受験全般に良い影響を与えたと思います。


一方、息子は同時期に不合格。英検担当講師のカンが当たらずの結果でした(でも実は面談時点では、確実に息子のほうが正答率が高かったんです。数か月の努力の差が異なる結果を生んだようでした)。結局、息子は帰国後に小6で英検準一級を取得するのですが、そのお話は次回に書きたいと思います。ーーそれぞれの個性、それぞれの頑張りが英検を通しても感じられました。