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嫌味に対して言い返す方法 〜三浦知良(カズ)選手に学ぶ〜

周りに嫌味を言う人っていませんか?

もちろんいますよね。

でも嫌みを言ってしまったから、その人と「人間関係が終わり」なんてことはなく、人は持ちつ持たれつなのです。

しかし嫌みを言うことのリスクがあるのであれば、なるべく言わないようにしたいものです。

ではどうしたらいいのでしょうか?

ここでは2つご紹介します。

①相手に期待しない

これは相手に「期待しても無駄」ということではなく、相手に「期待しても変わるかどうかは相手次第」ということです。

結局相手を変えることはできないのです。

しかし相手を変えるきっかけづくりとなるボールは、いつでも投げることができるので、自分ができることにフォーカスすることが大切です。

だから嫌みを言ってしまう原因と自分が勝手に思っている相手の言動や態度が変わることを期待せずに、自分には何ができるかを考えることが大切です。

過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられるのです。

常に自分に指を向けて、考える習慣をつくりたいものです。

②魔法の言葉をつかう

ここでいう魔法の言葉とは「ありがとう」です。

詳しくはこちら「ありがとうは魔法の言葉」をご覧ください。

嫌味を言われたら「ありがとう」って返せばいいのです。

「そんなこと言ったって、簡単にできないべ~」って、つい東北なまりになってしまいましたが(笑)

少しでもイメージできるように、サッカーのカズ選手(三浦知良選手)の事例をご紹介します。

カズ選手に興味がある方は、こちら「三浦知良さんってこんな人 〜カズ選手の名言を交えてご紹介します〜」をご覧ください。

Jリーグの選手平均年齢は26歳といわれる中で、カズ選手はその倍以上の年齢になってもまだ現役を続けています。

試合に出る度に賛否両論の数が多いこと。

それだけでも、どれだけ影響力のある選手かを知ることができますね。

そんなカズ選手が48歳(その時点でJリーグ最年長選手)の時に、J2の試合に出場した際に、サンデーモーニングのご意見番でもある元プロ野球選手の張本勲さんが、番組内で「J2は野球で言えば2軍のようなもの。もうお辞めなさい」と引退勧告とも取れる発言をしたのです。

この発言でネットは大荒れ(笑)

そのほとんどが、張本さんの発言を批判するものでした。

そして後日後、記者に囲まれたカズ選手は次のように言ったのです。

もっと活躍しろって言われているんだなと思う。これなら引退しなくていいって、オレに言わせてみろってことだと思う。

そして、昔から巨人ファンを公言するカズ選手がさらに次のように続けたのです。

長島さんが引退して、張本さんが巨人にきた。たしか背番号は10。王さんと組んで活躍したことは今でも覚えているし、憧れていた。そんな方に言われて光栄です。激励だと思って、これからもがんばります。

この発言を聞いて、翌週のテレビ番組内で張本さんは次のように言ったのです。

カズにあっぱれ!

辞めた方がいいと言われて、普通ならクレームをつける。

それをさらりとかわして、先輩からの助言だと言ってくれる。

こんなこと言う人いるの?

男らしいというか腹が据わっている。

さらに・・・。

釜本さんやカズのプレーは長嶋さんとダブる。

長嶋さんの晩年のプレーを見て「もういいでしょう」と思ったこともある。

ただ(引退は)本人が決めること。

本人がやると言うのならやればいい。

ケガせず元気で頑張ってほしい。

そして最後には・・・。

(カズと)会ったことはありませんが、食事をごちそうしたい。

嫌味を言われて「光栄です」とまでは言えなかったとしても、魔法の言葉である「ありがとう」くらいは言える、人としての器を備えておきたいものです。

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