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崖っぷちの『なでしこ』

オリンピック東京大会が昨日から開幕した。
開会式に先立ちいくつかの競技は既に始まっている。

ソフトボールやサッカー、他にもあるのかな?サッカーは女子から。初戦、カナダ相手に1-1のドロー。見ていないのでケチはつけないが、私の周りのツイートは惨澹たるもの。酷いのは『去年の浦和レッズみたいだ』(笑)。

で、迎えた英国戦。しっかり時間合わせてテレビの前に正座(時々)。カナダ戦と比較できないが、悪くはない印象。

英国はガタイからしてパワフルだが、結構ミスしてくれる。プレゼントパスも少なくない。が、後始末が上手いから大きなピンチにならない。なでしこはせっかくかっさらったボールを迷わずカウンターに持ち込みゃいいのに、判断が遅いのか英国の選手の奪取が早いのかわからんが、簡単に奪われる。なんだかなあ。

後半10分で交代した我が浦和レッズレディースの塩越柚歩は、結構ボールキープしつつチャンスも作っていたのに早い時間の交代だな、と。短期決戦だから、監督さんは何か意図があるんでしょうね(いささか嫌味だ)?結果、ポイントを失い推進力やタメを失い、単調さに拍車かけたような気がする。

後半、時間が経つにつれて英国の強度が強くなったか、前に出られなくなる。チャンスも簡単に刈り取られる。何処でチャンス作りゃいいのかわからないまま73分に右サイド、ブロンズ選手が競り勝って上げたクロスボールにGK山下とMF中島が反応するも、ここもホワイト選手が競り勝ちゴールに流し込まれてしまった。見た感じ、山下がパンチングで逃げ切れると思っていた(楽観しすぎだったかな。)

残された時間は17分+アディショナルタイム(結果的に3分)。以後のなでしこの戦い方はなんとも無惨だった。英国はこの1点でOKとばかりに老獪にボールを回す。でもドン引きじゃないよ。相手の自信の無いパスをかっさらい、確実にゴールに近づく。なでしこは為す術が無い。まったくゴールに迫れない。

何という無為無策なんだ。
こりゃ確かに去年の浦和レッズと言われるのが頷ける。

2試合終えて勝ち点は僅かに1。
残されたチリ戦に勝てば、まだ望みはあるのだそうな。『次、勝とう』の合言葉を否定しないが、勝つために何をすべきか、その手段を以て意思統一できるか?地元開催で予選敗退したくてサッカーやってる選手・スタッフなど一人もいない、はずだ。

さあ、どうする?

熊谷キャプテン、貴女の責任ではないが。

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