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055 母と娘と

実家にて
年老いた母とゴタゴタ(!?)して
ちょっと怒って
嫌〜な気持ちで帰宅

なんとも言い表せない
嫌な気分…


思いっきり泣こうと思った。
ひとり、おいおい泣いた。

「もう嫌だ」
「私を振り回さないで」
「もう私に構わないで」
「怖い、怖い、怖い」
「嫌だ、嫌だ、嫌だ」

おいおい泣いた。
涙が枯れるまで泣き続けた。

ちょっとだけ気持ちが落ち着いた夜、離れて暮らす娘が電話をくれた。
とりとめのない話をしながら、
2人でケタケタ笑って電話を切った。
「お母さん、今度泊まりにおいでよ。観光案内するよ。」
娘の言葉が嬉しかった。


母もきっと
私とこんなふうに
話をしたがったのだろうな…

わかっている

でも、ごめん
今の私にはできない

心の奥底にある怒り
まだ、吐き出しきれていない… 

お母さんが悪いわけじゃない
わかっている

でも、ごめん
それが正直な気持ち

正直な気持ちなんだ…


だけど、大好きだよ
大嫌いで、大好きなんだよ

ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています


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