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ひとり働き方改革を続けた先で、フリーランス3年目を迎えました

「自分ひとりでお仕事してるの? えらいねぇ」と言われて久しぶりに思い出した。会社とかに所属している訳ではないこの働き方が、まだメジャーではなかったことを。

2020年末でたった9ヶ月の会社員生活に幕をおろして以来、いろんな方と、いろんな形でお仕事させていただいてきた。「やってみてダメだったら、会社員に戻ればいいし」と考えていたけれど、これまでのところはそれをせずに済んでいる。行き当たりばったりのわたしでもなんとかなっている。本当に、恵まれているなと日々思う。


キャリアのスタートは、学校勤務だった。働き方改革という言葉を知るより前からずっと、わたしはわたしの働き方を改革し続けてきて今に至る。

せめて予定がある土日には出勤せずに済むようになりたいという、今思えば当たり前の希望を叶えるために、当時勤めていた中学校で「土日の部活には出られないことがあるので、部活の主顧問はできません」と管理職に伝えたのが最初だったはず。

そこから、
・土日に出勤せずに、普通に週休2日の生活をしたい
・平日だって、無限に残業するのはいやだ
・平日の夜だって、退勤後の時間は趣味の予定を入れたい
・勤務日だって、大切な予定のある日には休暇をとりたい
などなど、少しずつ、できる範囲で自分の時間を確保してきた。本来はわたしのものだったはずの時間を、自分の手に取り戻したという方が正しいかもしれない。職場を異動し、仕事を変え、勤務形態を変えているうちに、気づけばフリーランスになっていた。この働き方が、今のわたしにはとても合っていて心地がいい。


会社のように、毎月お金を振り込んでくれるようなシステムではないので、自分でなんとかしなければならない。それは確かにものすごく大変なことのように思えるけれど、誰と、どんなことをしてもいいという自由度の方がわたしには魅力的に感じられる。

雇われていた時には思い通りにならないことに「どうしてこんなことしなくちゃいけないんでしょうね」なんて同僚と文句を言いあうこともあった。でもその環境を選んで、そこにいたのは自分だった。そう気づいたら、文句を言いながらもそこにいる自分の方がダサかったなと今では思う。

今だって、すべてが好きなことばかり!と言い切ることはできないけれど、自分で選んで、概ね好きなことができている。好きではない作業も、「好き」をするために必要なものだと思えば仕方がない。自分で働き方を選べるのは、良くも悪くも全部自己責任。誰かのせいにできない環境の方が、わたしには合っていたんだきっと。



今しているのはひたすらに、誰かを推すための仕事だとわたしは思っている。インタビューしたり、SNS運用をしたり、記事をかいたり、イベントの企画運営をお手伝いしたりといろいろなことをする。けれどそれはすべて、推せるポイントを探して、魅力をご本人と、必要としている人に届ける仕事につながっている。こんなにわたしに合う仕事、ほかにはきっとないだろう。


気付けば、人生ずっと誰かの何かのファンをしている。人の魅力を見つけては推してしまう。それを布教せずにはいられない。これは、趣味をこえてわたしの生き方なんだと捉えている。昔母に「そんなことばっかりしていないで」と窘められることもあったけれど、そんなこと言われたってやめられない。普通ではないかもしれないけれど、わたしの中ではそれが人生の真ん中にある感覚。多くの人の「普通」とは反転しているのかもしれないけれど、「好き」のために仕事をしているし、仕事をしているのに「好き」の妨げになるなんてどうしても我慢できない。それじゃ、何のために働いているというのか! そんなことを当たり前に思うタイプの人間だ。

今の仕事はいい。趣味の時間は自分のスケジュール調整次第で100%確保できる。それだけじゃない。仕事時間は、思う存分クライアントさんを推していい。むしろ、すればするほど喜んでもらえる。日々のファン活動で養ってきたことが総動員できる、考え方によっては夢のような仕事だ。

そんなこんなでまた歴を1年更新した。仕事をすればするほど、世の中には魅力がある人・ものばかりだと気付く。世界は、推したいもので溢れている。でも、だからこそ、今年はもっと、自分が推したい人・自分にしか推せない人の力になりたいなと思う。他の誰かの方が魅力を知っているものや、上手に広められるものは、任せる。逆に、わたし以上の人はそうそういないだろうと思える場所で、わたしは精一杯楽しんでお仕事させてもらいたい。熱は、高い方から低い方にしか移らない。だったら、自分の中で自然と熱量が高くなるものに関わるべきなんだ。

具体的にいうなら、分野はエンターテインメントと教育。これまで経験してきたことを活かせるものだし、通ってこなかった人にはよく分からない世界。この3年ほど業界もジャンルも自分から限定することはなく、むしろ「何でもやらせてほしいです!」と手を挙げることが多かったのだけれど、こういうお仕事に声をかけていただくこともやっぱり多かった。不思議なことだけど、わたしはそういうご縁ができやすいんだきっと。ならそれを大事にしない手はない。

エンタメは特に、音楽とお芝居。
教育は、学校・茨城・個性尊重・理科などいくつか特にヒットするワードはあるものの、結局全部に関わるので全般ですね。
こういうお仕事あったら、わたしやります。

好きな分野に関わって、その人が、必要としている人に見つかる状況をつくる。それって、誰かの人生のドラマを大きく好転させる出来事になる。ぜったい。そういう場所に、たくさん関わっていくつもり。3年目もわたしをどうぞよろしくね。

何かお問合せ・ご相談などあれば、お気軽にお声がけください。きっとしっぽ振って喜びます。


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