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ロックなんて聴かない…なんてできない

6月9日はロックの日。

いつもは「ん!なんかこれいい」と感じたものを僕なりに記録した写真をみなさんに見ていただいている。
自分が感じたものを記録すること、写真を撮るということがスキで、長くずっと続けてきた。

その写真と同じくらい、スキで長く続けてきたことがある。
それは音楽を聴くこと、ロックを聴くことだ。

そこで今回はロックの日をまえに、僕とロックのはなし。


僕とロック、Rock Musicとの出会いは13歳。
もうあれから50年近く経とうとしている。

なんて書いてみて、自分で驚いた。
そうか、あれからもうそんなに経つんだ…

僕とロックとの出会い、実はこの一枚からだった…
「ちゃっ、ちゃっ、ちゃあらぁらぁ~ん♬」とエレキギターによるイントロ。
これで僕は連れていかれました(笑)
ここから僕とロックがある生活がスタート。
僕の生活の一部、というかもはや体の一部かな。
しっかしまぁ、このジャケットに写る七曲署のデカ、豪華なメンツだこと。


先日、家族みんなで晩御飯を食べていたとき、ある話から音楽の話になった。そのなかでZ世代の子供二人から「ロックなんて聴かないからなぁ~」と言われてしまった。

そうか、聴かないかぁ…まぁ、そんなもんだろうねぇ。


でもさぁ、ロックを聴かないのは仕方ないとして、
「ロックなんて…」と今や”なんて”という扱いになってしまうのか……😢



僕が初めて買ったレコード。45回転の”シングル盤”です。
重いBASSの音で始まるイントロ、「サケ・ロック大関」のCF、
初心な中学生の僕にはメチャインパクトあり!


これですよ!これ!
衝撃的、いや運命的な出会いだったと言っていい、僕とKISSとの出会い。
僕をKISSの虜にしてくれた一枚がこれ。
発売時、2枚組LPで4000円。中学生の僕にこの値段ではすぐには買えず。
そこでNHK‐FM「軽音楽をあなたに」で丸ごとオンエアされたのをエアチェック。
学校から帰ってくるとラジカセにへばりつき録音したテープを毎日のように聴いていた。
何度もテープがからまり、ベソかきながらも必死の救出作業をしていたことが懐かしい。
棚から取り出した瞬間からあの頃に戻れる一枚♪


中学3年生ともなるとクラスの洋楽派はビートルズを聴くようになっていった。
なんだかみんな語っていたなぁ、あの曲がいいとか、英語の勉強になるとか…
でも当時の僕にはピンとこなかった。
その結果、あるあるで僕はローリングストーンズへと向かっていったのだけれど、
それでもこの一枚だけは当時からスキだった。なんだか背伸びしていたのかな。
もちろん今ではほかのアルバムもスキで聴いているよ。


多感で、何かと強がっていたティーンのころの僕にマッチしたのがローリング・ストーンズ。
70年代後半、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」から空前のディスコブーム。
ストーンズも「ミス・ユー」でこれに応答、チャート駆け上がっていた。
でも、当時の僕に入ってきたのは「ミス・ユー」ではなかった。
ラジオでよく流れてきていた「黒くぬれ!」、「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」、
そして「サティスファクション」。これらがつまったこの一枚でノックアウト状態。
それにしてもこのジャケット、超カッケー!


高校生になったころ、ロッカーズ、モッズ、ルースターズなど
日本のロックバンドが騒がれはじめた。そんな中で僕が出会ったのはRCサクセション。
日本語によるロックのカッコよさを教えてくれた。
LIVEの楽しさも教えてくれた。


高校3年生にもなると、クラスの女子はどんどん大人の女性へ。
ファッションもサーファー、アメカジ、ハマトラ…
そこに割って入ってきたのがテクノカット。男子もようやくここで少しだけ追随。

このアルバムが発売された当時、鮎川誠のギターには心ときめくもアルバムには興味わかず。
それは「テクノなんてロックじゃない」と決めつけ食わず嫌いだったから。
もっと最初から聴き、楽しんでいればよかった。
高橋幸宏、坂本龍一、ゲスト参加の鮎川誠…いなくなってしまったことが辛い。


いまや音楽といえばアイドル音楽、もはやロックは”衰退してしまった””廃れた”なんて言われている。だからZ世代にしてみればそんな廃れた「ロックなんて…」という発言はごく自然な成り行きなんだろうね。


社会人になったころ、カッコだけの大人だから毎日が一杯いっぱい。
そんなときに出会ったエレカシ。
今思うと彼らが放つエネルギーで英気を養っていたのかな。
デビュー当時からずっと聴いている。
これからもずっと聴いていく。
そう、ずっとね。

でもなぁ、やっぱ僕にとって”楽しめる音”はやっぱりロックなんだよなぁ。自分にとって大切な時間をともに過ごすことができる、大事なものでもあるんだよね。

もちろん、ロック以外の音楽も聴くよ。
JAZZだって大好き。
でも、例えば仕事から帰ってきてはじめにチョイスする一枚はロックなんだよね。


大学生になったころ、あれこれ聴きたいレコードが増えたので、
国内盤より価格が低い輸入盤を購入するようになった。
たまに中身違いというジョーカーに泣かされることはあったけれど😢
当時、輸入盤を扱う店が集中していた新宿や渋谷にはしょっちゅう通っていた。
そんな中、手に入れた一枚がブロンディ「オートアメリカン」。これ、ほんとよく聞きました。
後年、一度手放すも今度は中古だけど国内盤をゲット。
今でもなに聴こうかなぁ~とレコード棚に向かったとき、手をのばすことが多い。
これも一瞬であの頃に戻れる一枚。


僕の中では50年近く前の”あの時”から、ずっとRock Musicが鳴り響いている。

ロックなんて聴かない、そう、それもあり。

でも僕にはできない。ロックを聴かない、なんて。

僕はこれまでずっとロックを聴いてきた。
ロックがスキだから。

だからこれからもずっとロックを聴いていく。
ずっとね。

さて、今日はどのロックを聴こうかな。



今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

22年振りに再集結、先日武道館にてデビュー40周年ライブを行ったストリートスライダーズ。
残念ながら僕はチケット買えなかった組。
だから録画したWOWOW映像と40周年を記念して発売されたこちらでお祝い。
えっ、“ザ・ストリート・スライダーズ 秋・ツアーやるゼィ!“だって。
そりゃ、行かねばならぬだ。