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子どもの英文読解力を育てる方法  Extensive Reading編

読解力の重要性

読解力を伸ばすことは、入試においては言うまでもなく、子ども達の将来において非常に重要であることは皆さんもご存知の通りです。
特に近年、入試改革によって英語は長文化が進んでおり、高校でも大学でも難関校入試では文法ではなく、読解力が合否を分けます。

大量の文章を読む力

では、どうすればしっかりした読解力を育てることができるか、2回にわたって書いてみたいと思います。 読解力で必要とされる能力は大きく二つに分けることができます。
一つは、できるだけ多くの情報(文章)量を素早く読みこなす能力。もう一つは、レベルの高い文章の内容を的確に理解する能力。今回は前者の「できるだけ多くの文章量を素早く読みこなす能力」について書きます。

論説文ならば筆者の意見や主張、物語文ならば登場人物の心情と押さえるべきポイントが異なりますが、どんな文章でも読む際に第一に必要なのは全体をざっと読み通し、文脈を押さえ、大意を把握する力です。その際、知らない単語やフレーズにとらわれず、文章の流れから推測力や判断力をフル活用し、主要な内容を押さえて7割から8割程度、「要するにこういうことだな」と全体を俯瞰して理解する力が要求されます。そして、そこでは一文、一文を端から端まで完璧に理解し、さらには日本語に置き換えていくような堅苦しいアプローチは、スピードを落とすだけでなく、全体把握を阻害する要因となります。

良い意味でのあいまいさ

ざっと読み通して、最初は7割程度の理解しかできなくても、主要部分を押さえていく「良い意味でのおおざっぱさ、あいまいさ」を受け入れることが必要です。そうしたトレーニングを繰り返していく度に、徐々に理解度が7割から8割、8割から9割と上がっていきます。
実際に子どもたちが母語を習得していく段階で発生している状況は、常にあいまいな、おおざっぱな理解の繰り返しではないでしょうか。しかし、繰り返し、繰り返し読んだり、聴いたりしていく中で、推測し、判断し、確認していく中で理解の度合が上がって、次第に分かるレベルの精度が高まっていきます。
帰国子女たちが海外で英語を習得したステップもこれに近いものがあります。文法や構文の分析的理解から入ったのではなく、あいまいでおおざっぱな理解の積み重ねを通して体験的に徐々に理解度を上げてきたのです。

Extensive Reading

枝葉末節にこだわらず、推測力、類推力や判断力を活用して大意把握していく読解力、特に速読力を伸ばしていくために有効なのがExtensive Reading(多読)です。
欧米の小学校では特に低学年の段階で簡単なものから徐々にレベルを上げて多くのストーリー読ませ、読解力の基礎を固めます。日本人が英語を読む際も日本語に訳したり、不明な語彙に詰まることなく、一気に全体を読み通して、話の展開や結末を把握する練習を繰り返すことが有効です。

次回は、レベルの高い文章の内容を的確に理解できる能力を育てる方法について書いてみたいと思います。

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