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長男が保育園を卒園 。1500回の送り迎えの思い出

2024年3月23日、長男が通う保育園の卒園式が開催されました。入園から約6年を経て、長男は無事に保育園を卒園しました。

無事に卒園式が終わりました

2018年4月の入園式に参加したとき、「卒園なんて遠い未来のことだ」と思っていましたが、月日が経つのは想像よりもはやくて、あっという間に卒園のときがやってきました。

そして今日3月29日は、長男の保育園最後の日でした。園によって違うのでしょうが、長男が通う保育園は卒園式後も3月いっぱいは登園できます。

この6年間、新型コロナの流行で園が休園になったり、行事が中止になったりと大変な時期もありました。そんな環境の変化にもしっかり適応して頑張ってくれた長男には、心から「よくがんばったね!」と言いたいです。

保育園からのメールを見るのが怖かった

さて、長男の保育園生活終わりを迎えて僕が思い出すのが、保育園の送り迎えです。6年間で登園した日は、病欠やコロナの臨時休園で休んだ日を差し引くと約1500日です。つまり、僕は1500回送り迎えをしたことになります。彼が赤ちゃんの頃から送迎は僕がやると決めていて、優先して送り迎えのための時間を作っていたんです。もちろん、仕事の都合や体調不良のときには妻や仲の良いご近所さんなどにお願いしました。

保育園の送迎をして何が良かったかというと、子どもへ愛着が増すことです。我が子の姿を見て、抱っこして肌の感触を味わえば「かわいいな」という感情は湧きます。でも、それだけじゃなく、子どもともっともっと関わることで親になっていくのではないかと僕は思うのです。

送迎時には保育士さんと家での様子や保育園での過ごし方などを共有するのですが、その際に園で遊ぶ我が子の姿を目の当たりにできるのも良かった点です。自宅では見られない子どもの一面を知れる楽しさがありました。

自宅から保育園までの所要時間は歩いて20分ほどです。それだけの時間があれば、子どもとコミュニケーションを取るにはじゅうぶんでした。

長男が0歳や1歳だった頃は言葉でのコミュニケーションができなかったものの、僕は「空が青いね」「この花は紫陽花と呼ぶんだよ」と語りかけながらベビーカーを押しました。長男は「あーあー」と声を出して返してくれて、「パパが語りかけたことはわかったのかな?」なんて思えて愛しかったなあ。

2歳、3歳頃になると長男は言葉で気持ちを伝えられるようになってきました。長男は車や電車が大好きで、踏切で通勤電車を眺めたがりました。自宅から踏切まではけっこう離れていましたが、その頃は子乗せ自転車で登園していたので、ベビーカーに比べると遠出が可能だったんですよね。

子どもとの交流だし仕方ないかと思い、踏切に寄って電車を見たなあ。「1本見て保育園に行こうか」と思っても、長男は「もっと見たい」とねだり続ける始末。3本見たこともありました。

登園前の寄り道は時に1時間以上に及ぶことがあり、「仕事がやばいー!!」と焦ったことは数知れません。それでも、今振り返るとかげがえのない思い出です。電車だけでなく、春には桜を眺めたことがありましたし、秋には紅葉を見たこともありました。季節を長男と一緒に感じられたのは良かったなあ。

4歳以降になると長男は保育園でできたお友達と遊びたがったので、寄り道はしなくなりました。送りの時間が10分ちょっとにまで短縮したので、ずいぶんと楽になりました。

正直に言うと、送迎が面倒だなと感じたことはたくさんあります。朝夕、毎日、決まった時間に決まった予定がはいっている。それは制約でもあって、「送り迎えががなければもっと仕事ができるのにな」と思いましたよ。

でも振り返ると、1500回の送迎で得た思い出は僕の宝物だなと感じます。愛しさ、可愛さ、登園しぶりで感じたいらいら、仕事が思うようにできない焦り、そんな感情もみんなみんな、僕にとって大切なんです。その寄り道により、登園前に寄り道をして1時間以上かかり、「仕事がやばいー!!」と焦ったことは数知れませんが、今振り返るとかげがえのない思い出です。

電車だけでなく、春には桜をながめたこともあったし、秋には紅葉を見たこともありました。季節を長男と一緒に感じられたのは良かったです。梅雨には僕はレインコートを着て、ベビーカーには雨カバーをかぶせて出かけます。雨粒がカバーのビニールに当たるときに発するポツ、ポツという音がなんとも言えず好きでした。息子も雨の調べを味わってくれたのかな。

長男は相変わらず電車が大好き。特に京王線が好きで、京王相模原線と京王八王子線の駅名を暗記しています。あとはプログラミングも好きなので、小学校に入ったら習わせてもいいなと思っています。ベビーカーに乗って「あーあー」と言ってた彼が、今では自分の好きなことを見つけて毎日を楽しんでいる。その姿を見ると、成長が嬉しいし、頼もしく感じます。

長男の卒園とともに、僕の1500日に及んだ送迎もおしまいです。やりきった感でいっぱい。長男のおかげで僕は保育園送迎という素晴らしい体験を得られました。ありがとう!

そして、6年間、長男を大切に保育してくださった保育園にも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

桜の花が咲いていた!

そのべゆういち
charoma0701@gmail.com


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