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理想の自分にはなりきれない

昨日カラオケバーに行ってきた。

私の彼がカラオケバー好きなのでそれに連れられて何度か行ったことがある。
昨日行ったバーは既に常連客の人が4、5人いて、終始盛り上がって賑やかだった。カラオケバーなのでカラオケを皆んなでまわして歌うのだけど、一緒に知っている曲を交互に歌ったりして物凄くアットホームで楽しかった。

けれど、私は絶対一人ではカラオケバーのようなところに行けないな、とも思った。場所によるかもしれないけど、基本的に初対面の人に気軽に話をし、ノリ良くワイワイ騒ぐのがあまり得意ではない。どちらかというと大勢よりも、仲の良いグループで少人数で集まり、落ち着いた空間の中で無理なく自分のままでいられる方が安心するからだ。そこにいる人がどうこうというのではなく、自分はそこにはそぐわないなと思ってしまった。
 ただ、そんな賑やかな場所に馴染んでみたいと思う自分もどこかにいる。

ー“理想の自分”を描いても、
なりたいものにはなれきれないな。ー

 そんな風に思うことは誰でもあるんじゃないかと思う。外見的なものはある程度お金や努力で変えられるものが多い。
 例えば、メイクやダイエット、整形とか・・・
 しかし、内面的なものは生まれ育った環境や境遇で価値観というものが形成されていくので、簡単には変えられない。
 ただ、学校や社会に出ていろんな価値観を持った人に出会うことで、考え方は変わっていき、それに伴って価値観や生き方も変わっていくこともある。
 極論、暗かった幼少期だが、出会う人によって明るい性格に変わっていくことも勿論あると思う。その逆も。
けれど、ふとした瞬間に生まれ持った自分の性格って蘇ってきて、それを隠しながら自分の中の“理想の自分”に近づくために、我慢したり意識を変えてなりたい自分を演じている。
それはとても素晴らしいことだと思うけど、理想の自分を追いかけすぎて、本来の自分がふとした瞬間にポロっと出てしまったとき、自己嫌悪に陥るのは1番苦しい。

だからこそ、自分の本当の心の奥にある感情を大切にしながら、自分に正直に、頑張りすぎない環境を自ら選択しながらいろんなことに向きあっていきたいな。




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