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ど素人がまとめている「ウクライナ侵攻」

※この記事は情報が入り次第修正していくため、未完成の状態で公開しています。

最悪の事態に向かってしまっています。
ここ数カ月の間、不穏な空気に包まれていたロシアとウクライナ。
その空気が、ロシアからの侵攻という最悪の形で破られました。
現在、Twitterなどから最新の情報が寄せられ、いかに緊迫しているのかが分かります。

ただ、かなり情報が錯綜していたり、なぜこの事態になったのかが分かっていない人も多いと思います。ぼくもその一人です。
なので、現時点で分かっていることをこのnoteにまとめてみようと思います。完全に自分のメモ用ですが、同じく分からないと思っているあなたの役に立てたら幸いです。

先に言っておきますが、その道の専門ではない素人見解なので情報の不足や間違いがあると思います。もし、有識者がこのnoteを目にしたなら、そのあたりのご指導も賜りたいと思います。

また、ウクライナ侵攻にまつわる情報にはフェイクも含まれています。それは、互いの国の士気を削ぐことが目的であったり、単なる誤情報の可能性もあります。その精査も行っているため、少し遅れて更新しています。
みなさんもお気をつけください。

①何が起こっているのか

今、この時にも何が起きているのか分からないと思うので、3月1日21時の情報でまとめます。

23日以前
ロシアからと思われるサイバー攻撃を確認。
親露のベラルーシでロシアによる軍事訓練が行われた。
ウクライナ東部のドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を、プーチン大統領が承認。その後、両国内にロシア軍が軍備を整え始めた。
※ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国は、ロシア国籍を持つ人たちが住んでおり一方的な独立を宣言してきた。この両国をウクライナ政府はテロ組織として認定。

日本時間24日11時半ごろ(ロシア時間:24日5時半)
ロシアのプーチン大統領によるウクライナでの特殊軍事作戦開始の演説が放送される。作戦区域はウクライナ東部のドンバス地域を指定し、ウクライナの非武装化を目的とし、軍事施設への攻撃に限定している。
その宣言とほぼ同時刻に、ウクライナ内で爆音を確認。
その1時間以内に、ウクライナ東部とウクライナ南部のクリミア半島,ウクライナ北のベラルーシ領土から、巡航ミサイルや戦車などによるロシア軍からの攻撃を確認。各方角の国境線で戦闘が開始の模様。

24日12時頃(ロシア時間:同日明朝)
ウクライナのゼレンスキー大統領が国民に対して、戒厳令を発表。
自宅での待機を呼び掛ける。

戒厳令とは
戦争や内乱などの非常時に際し,全国ないしは一部地域において通常の立法権,行政権,司法権の行使を軍部にゆだねる非常法をいう。
                            ーコトバンク
また、一部人権の自由の制限もかけられる場合がある。(外出禁止など)

25日0時前(ロシア時間:24日18時前)
ロシア軍が、ウクライナのチェルノブイリ原発の占拠を発表。
ゼレンスキー大統領はこれをヨーロッパ全土に対する宣戦布告と捉える。

25日2時前(ロシア時間:24日20時前)
国際ハッカー集団「アノニマス」がロシアへのハッカー攻撃を宣言。
その後、ロシア国内のテレビがジャックされ、ウクライナの現地映像が流されたという情報もある。

25日6時頃(ロシア時間:25日0時頃)
ゼレンスキー大統領により、総動員令を発表。
国内の18~60歳のウクライナ人男性の出国を禁止。

25日11時半頃(ロシア時間:25日5時半頃)
ウクライナ軍が首都キエフ近郊にかかる橋を爆破。これにより、ロシア軍を足止め。

25日18時(ロシア時間:25日12時)
キエフへの攻撃の可能性。
これにより、ウクライナ陥落の見方もある。

26日未明(ロシア時間:25日夜)
ゼレンスキー大統領が幹部たちと共に、政府庁舎前で動画撮影(Facebookに投稿)。ゼレンスキー大統領自身もウクライナに留まっていることが確認。
その動画で、「独立と我が国を守ろう」と呼びかけた。

26日午前(ロシア時間:26日未明)
キエフ中心部の基地がロシア軍の攻撃を受けた。
しかし、ウクライナ軍がFacebookにて「ロシア軍の撃退」を報告。

27日19時半過ぎ(ロシア時間:27日13時半過ぎ)
ゼレンスキー大統領がロシアを国際司法裁判所(ICJ)に提訴したと発表。
審理は来週開始の予定。

28日18時(ロシア時間:28日12時)
ベラルーシとウクライナの国境線に程近いゴメリで、ロシアとウクライナの代表団が停戦交渉を開始。
5時間にわたる交渉は数日後に持ち越しとなり、次回はポーランドとウクライナの国境線近くで行われる予定。

28日
ウクライナのEU加盟に向けて、ゼレンスキー大統領がEU加盟申請に署名。
EUに本格的なサポートを依頼することが目的という見方もある。

3月1日
ウクライナ第二の都市ハリコフにて、巡航ミサイル等の攻撃を確認。政府庁舎などに着弾。
これに対して、地方行政官は「これは戦争犯罪であり、大量虐殺(ジェノサイド)だ」と非難している。

ウクライナが対ロシアの外国人部隊「義勇兵(軍)」を募集。
日本人からも約70人が応じた。(約50人は元自衛隊)
しかし、林外相はこの募集に応じないように強調した。

2日
ウクライナから約100万人の国外避難が出ている。
4日開幕の北京パラリンピックにて、ロシアとベラルーシの選手を中立としての参加を容認。

3日
2日の決定を覆して、ロシアとベラルーシの選手の北京パラリンピックへの参加を認めないとした。
日本政府は、ウクライナからの難民の受け入れ容認を正式発表。

4日
ウクライナ南東部のヨーロッパ最大規模のザポリージャ原子力発電所にて、ロシア軍の砲撃による火災が発生。

9日
ウクライナでの人道回廊実施。
ロシア軍は現地時間10時に人道回廊への攻撃の停止を宣言。

13日
プーチン大統領が内部粛清開始との報道。

24日ごろ
日本の報道機関で、ウクライナの都市名の表記の変更開始。
キエフ→キーウ
オデッサ→オデーサ etc…
理由は、これまでの都市名はロシア語表記のものであったため。
修正後の名称は、ウクライナ語表記のもの。

29日
各報道機関から、「ウクライナ国内に米英特殊部隊潜入」の情報が発信。
アメリカからは、陸軍特殊部隊「デルタフォース」や海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」。イギリスからは、陸軍特殊空挺部隊「SAS」が投入されているとのこと。潜入自体は、ロシアの侵攻前から行われていたようである。
これに対する確証はなく、SNS内で憶測が広がっている。

4月3日
首都キーウからロシア軍が撤退した後、郊外で民間人の遺体が大量に発見されたという報道が出た。これにより、ロシア軍による大規模虐殺の疑いが出た。

8日
ウクライナ東部の駅にてミサイルによる攻撃を確認。
子どもを含む避難民約50名が犠牲に。

12日
ロシア軍がウクライナ領内で化学兵器を使用した可能性があるという報道が出る。しかし、証拠はなく確定情報とはならない。
化学兵器は、化学兵器禁止条約のもと使用は禁じられており、ロシアもこの条約を締結している。

②両国の被害状況

ウクライナ
26日時点で、ウクライナ軍の軍事施設(空港や対空ミサイルシステムなど含む)820の無力化
民間人198人の死亡と約1100人の負傷を確認
ウクライナ南東部の都市メリトポリが占拠される

2日に、民間人の死者数が2000人を上回ったとのこと。

ロシア
日本時間27日で、ロシア兵4300人以上の死亡とロシア軍戦車146両とロシア機27機の撃墜を確認
ロシアはこれを否定。

3日にロシア政府から公式の発表があり、約400人の犠牲が出ているとのこと。

③各国と組織の動き

ウクライナ

ロシア
言論弾圧が加速化

アメリカ
ジョー・バイデン大統領は会見でプーチン大統領を「侵略者」と非難し、経済制裁を実施。

NATO(北太平洋条約機構)
ウクライナへの直接的な軍事支援は行わない方針。
NATO加盟国への即応部隊の派遣と、ウクライナ軍への兵器供給を実施。

スイス
「永世中立国」としての国是を破り、ロシアへの経済制裁を決定。
ウクライナ侵攻に対して反対の姿勢を取る。

④予想される事態

他国が武力支援を行わない場合
(25日)
数日以内の首都キエフの陥落

ウクライナの非武装化

ゼレンスキー政権の転覆。そして、親露政権の樹立。
今後、ロシアと国境が面している国でも同様の戦闘が展開される可能性も。(日本とロシアには北方領土問題があるため、決して楽観視できない)

他国が武力支援を行った場合
戦闘の激化。
さらに最悪の場合、第三次世界大戦勃発の可能性。

⑤個人的見解

今回の戦争で、今後一番大きく取り上げられ議論されそうな事柄がある。
それは、「大国が自ら戦闘を仕掛けたこと」と「有事の際に諸外国が思うように動けないこと」だ。

「大国が自ら仕掛けたこと」については、歴史上の大国vs大国の構図は小国同士の衝突から始まり、大国がそれに参加して相手の派閥を墜とそうとすることで出来てきた。しかし、今回は大国自らが小国に仕掛けている。この事実は歴史に大きく刻まれ、今後数十年の課題として残ることだろう。
さらにプーチン大統領は諸外国に対してこう述べた。

ロシアへの直接攻撃は侵略者の壊滅と悲惨な結果につながる

これが核保有国からの発言とみれば、いかに恐ろしい発言か分かると思う。
ウクライナはかつて核を保有していたが、独立の際にアメリカとイギリスとロシアの3か国により「核不拡散条約への加盟と核兵器の撤去」を求められた。それを、3か国による「領土保全と政治的独立」に対する安全保障を条件に受け入れ、核を廃棄した。

しかし、現在はその核保有国によって侵攻されている。しかも、安全保障を誓った国がだ。あろうことか、核をちらつかせて周辺国を脅している。
そして、こうした有事の際にこそ必要な直接支援が出来ていない。
この状況を見た大国に守られている国の国民はどう思うだろうか?

日本もアメリカと条約を結び、米軍基地を設けることで事実上、アメリカに守ってもらっている。しかし、北方領土問題がこじれて今回のウクライナ侵攻のようなことがあった時、果たしてアメリカは守ってくれるのか?
今回のように経済制裁のみで軍事力を送ってくれないなら、一体どう守ればいいのか?
すでにこの恐怖を感じ取り、「憲法第9条」というトレンドが出来て、Twitter内で議論が進んでいる。中には、日本も「武力を持つべき」「核武装すべきではないか?」という主張もあった。数日前なら笑って一蹴されたような話だが、今なら納得する人もいるのではないだろう。

そして、この論調が世界で発生していれば、大国の派閥から抜け出し、自国の武力を整え始めるかもしれない。そうなれば、核武装を始める国も増えるだろう。ロシアとウクライナから世界は混沌に満ちていくだろう。

今回のこのロシアという核武装をした大国が起こした侵攻は、間違いなく世界平和から一歩後ずさりさせた。しかし、このことをきっかけに無関係なロシア人が罵倒されたりするような事態はあってはならないと思う。

各国のウクライナ人やロシア人が抗議デモを行っていて、ロシア人にも戦争を望んでいない人がいることも分かると思う。だから、ここでまた新たな憎しみや争いを生むのは違う。
せめて批判を向けるなら、この侵攻を決定したロシア政府にして精一杯批難しよう。

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