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「座談会で良い印象を持った企業ほど危険」説~新入社員にして座談会で5回話したポンが解説!~

こんばんは。ポンです。
就職活動で説明会と併せて、または説明会の後日行われる座談会。企業から数名の社員が登場し、就活生の質問に答えてくれる場です。

今回は、悩める就活生の疑問を解決する「座談会」で良い印象を持った企業ほど、実は危険であるという説を唱えると共に、座談会やOB訪問で本当に質問するべきことを述べますので最後まで必読でお願いします!
就活生には、ぜひ知っておいてほしいです。

まず初めに言っておきたいことは、「座談会に登場する社員は、その企業に満足している人や、楽しく仕事をしている人である」ということです。
やはり企業側としては、不満だらけな人、暗すぎる人、辞めそうな人、変わっている人はできるだけ出さないわけです。ネガティブなことをベラベラと話されたり、企業の印象を悪くさせられたりしては、誰も受けに来なくなって困りますからね。

企業に満足している人が話すことは、基本ポジティブなことばかりです。だから、話を聞いた就活生は良い印象だけを抱いてしまいます。中には、「この社員はいいことしか言わないから、怪しい。上の人に言わされてるのでは?」と思ったことがある方もいるかもしれませんが、話していること自体は嘘ではないのです。登場した人はただ、その企業での日々が楽しいのです。幸せなのです。
私自身、5回ほど座談会で質問を受ける役をしましたが、事前に「こういうことを話せ」とか「こういうことは言うな」とか上司に言われたことは一度もありませんでした。
それでも、せっかくこの会社に興味を持って受けようとしている就活生に対して、「残業は月30時間が普通で顔が死んでる人がいる」とか「若手は出向で遠くへ飛ばされがち」とかネガティブすぎることを言うのは止めておきました。
本当のブラックなところをバラしたことがバレて、クビになったら嫌だからでした。今思えば、何でも教えてあげればよかったかなと思っています。
(だから、言えなかったことを「みんなの就職活動」内の各企業の掲示板にて色々書いてきました。)

企業には、なかなか語られないネガティブな内情があるわけですが、その内情を知らないと、もしその企業に受かって無事入社しても後悔することになります。
ですから、座談会またはOB訪問で、企業について不安なことはちゃんと質問しておくべきなのです。

とは言え、私が就活生の頃、気になることがなくて困りました。質問は、疑問を解決する手段のはずなのに、当時の私は「質問することが印象アップにつながる。いい質問をしないと。でも、どんなのがいい質問?」と考えていたからです。結局、いつまでも質問できずにいました。そして、いざ社会人になると「働いてみないとわからない会社、仕事、人間関係の内情」に苦しむことになりました。「ああ、就活生のうちに座談会やOB訪問でこういうことを質問していればよかったのに。こんなこと教えてくれんかったやん!知っていたかった」と、後悔と怒りの気持ちがこみ上げてきました。就活生のみなさんには同じ思いをしてほしくないので、座談会やOB訪問でするべき質問を以下に記します。

題して、~座談会やOB訪問で本当に質問するべきこと~です。4つお教えします。
①残業はどのくらいあるか。
ストレートに聞くのではなく、「残業をして帰ると何時くらいになりますか?」や、1人暮らしの人には「帰って支度して、ご飯を食べ始めるのは何時ですか?」などが答えやすいし、本当のことを言ってくれるはずです!

②仕事に対してどう思っているか?(何が辛い、楽しいなど。)
周りの社員はどう思っているかも聞けるといいです。

③怖い上司はいるか、セクハラやパワハラをする人はいないか。
座談会ではさすがに聞きにくいでしょうから、OB訪問で気軽に聞いてみることをオススメします。座談会での「出身大学が違う不特定多数の就活生」を相手にするよりも、OB訪問してくれた「大学の後輩」を相手にする方がより親切にしたくなり、座談会では言えないような深い話もできます。

④ここ数年で退職した人の数と理由
四季報などに載っているのは、全支店やグループ合わせて書かれているため、自分が働きたい支店では昨年何人辞めたか、辞めた理由は何かは聞かないとわかりません。また、もし辞めた理由がネガティブなものであった場合、質問した相手の社員さんは「同じ条件下なのになぜ続けられているか」も聞いておきたいことです。

質問する上で注意したいのが、アバウトな聞き方は避けることです。例えば、具体的なことを聞かずに「この会社に満足していますか?」とだけ聞いたとします。もし、答えがYesだとしても、ある人が不満な条件を別の人は満足に思うことがあるため、必ずしも参考になりません。。

例えば...
私が入社した時、ある課では月50時間の残業が普通という時がありました。しかし、2年目の先輩でいつも楽しそうに仕事をして、いつも笑っているムードメーカーな人がいました。今もいます。
かたや、同じ課にいた私の同期の女の子は残業が辛すぎて、日に日に顔色が悪くなっていきました。昨年の夏に、辞職しました。
ここから言えることは、「残業をものともしない人もいれば、残業が苦痛過ぎて耐えられない人もいる」ということです。
残業に限った話ではなく、給料への満足度(弊社では、周りは低い低いという給料も貧乏な私からしたら、それなりに貰えていると思っている)、女性の管理職率(昇進なんかせずにゆるく働いていたい人からしたら、どうでもいい。むしろ、低い方がありがたい?)などもです。あなたがどの条件下で働きたいか、どの条件なら耐えれるから気にしないのか。

あなたにとって働く上で重視することは何ですか?
その重視することが、受験する企業ではどうなっているのかを知るために何を聞きますか?

入社後2、3年目に「悔いのない就活だった」と言えるように、就職活動頑張ってください!

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