【非常用：オバケレインコート】

引っ越してきた村に設置されており、レインコートがアクリル板の箱に入っている。

『オバケが出たら、レインコートを着て動かないこと。オバケは仲間と勘違いして襲ってきません』と注意書きがあった。

何かのいたずらかと思ったが、町内会のロゴが入っており、周りにはお供え物まである。善意の傘の様なものか？

ある日、扉が開いており、レインコートが汚れていた

私が暫く観察していると

町内会のお年寄りがやってきて、新しいレインコートに入れ替えている。

「何をしてるんですか」

「今週はワシが当番なんだよ」

「あの、オバケが出たんですか？」

「はぁ？注意書き読んだらわかるじゃろ！」

それから数日後ー

川辺を散歩していると、後ろから背筋も凍るような気配を感じた。

ピタピタと水に濡れたような足音が追ってくる。怖くて振り返れない。一目散に逃げだして、あの装置に向かった。

背後からオバケの歌声が聞こえた

「ルンパッパ～♪ドン！」

#毎週ショートショートnote 　
#ショートショート

桜の季節と絡めてオチはあのCMです。

若い人はCM知らないだろうなぁ・・

今の時代には流せないであろう、河童アニメーションCMでした。

＜そんなことは置いといて＞

私は田舎育ちなので、雨の日は特別な思い出があります。

私は雨が降るのが匂いでわかります。

ある日、職場で「晴れ男」と対決することになりました。「科学的根拠VS迷信」昭和ノスタルジック溢れる記事なのでよかったら見て下さい。

裏のお題は時間がある時に挑戦します！