カナダ トードフラックス
（CANADA TOADFLAX）

シソ目、オオバコ科、マツバウンラン属

北米やカナダを原産とする植物。

春の時期にその群生したのが一斉に花を咲かせ
時期を過ぎるとそれが幻のように花は姿を消す。

小さく儚げながらもその花姿は優雅である。
洋名にあるトードは蟾蜍（ヒキガエル）を表す
もので、その花をヒキガエル、もしくはその足
のカタチに喩えて付き、フラックスは亜麻布の
原料となる植物に似る事からの名となる。

小さいながらも花の色も形もしっかりしており
季節花ながら充分に見応えのある花となる。

可愛く優雅で涼しげな花だが、これは他の植物
の成長を阻害するアレロパシー物質を辺りへと
拡散させる。この花が咲いてる辺りに他の植物
がいないのもその為である。同じ様に他者排除
の為の物質を気中や土中に拡散する植物は世に
沢山ある。同じ性質の植物を鉢植えに１０個の
Ｎ数で並べてみれば、アレロパシー植物同士の
天下一武闘会が確かめられる。

そのチャンピオンの排出物質を大量生成すれば
立派な除草剤になるのかも知れない。

和名　松葉海蘭 （マツバウンラン）
洋名　カナダ トードフラックス
　　　（CANADA TOADFLAX）
学名　ナッタランサス カナデンシス
　　　（NUTTALLANTHUS CANADENSIS）
分類　シソ目、オオバコ科、
　　　マツバウンラン属
種類　一年生、二年生草本
草丈　３０〜８０ｃｍ
開花　春〜秋
花寸　６〜１２ｍｍ
原産　北アメリカ、カナダ
渡来　１９４１年
言葉　喜び
　　　輝き
撮影　中之島事務所ビルの近所

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