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河馬


河馬 (カバ)



偶蹄目、カバ科、カバ属の哺乳類。


洋名はヒポポタマス (HIPPOPOTAMUS)


この名の由来だが、ギリシャ語でヒポは馬、
タマスは河川を指す事から、日本語の河馬は
そのままの和訳が名前になったものである。



カバはご存知の通りその生涯をほぼ水の中で
過ごす。河の中から、目と耳と鼻を出し周囲
を常に警戒する習性を持つ生き物である。
それらの器官が横一列に並び外敵、もしくは
ライバルへの警戒を、視覚、聴覚、嗅覚の
三つで常に見張れる効率性を兼ね備えている。



カバは、たまにではあるが陸地にも上がる。
この時には皮膚全体から赤い汗(実際には
ピンク色の液体)を流すのだが、水中活動を
中心とするカバは、直射日光に対して皮膚が
弱く、晒し続けると、皮膚に亀裂が入って
しまうのである。この予防策が、この赤い汗
の正体である。この赤い汗にはUV遮断機能
が備わり、常に皮膚を潤わせ、細菌やウイルス
への抗菌性も持つ優れたものとなっている。



一見してカバの皮膚は硬そうに見えるのだが、
実は皮膚はさほどは厚くない。彼らの優れる
のは、皮下脂肪がとても分厚く出来ており、
夜間の気温の急速低下に対し寒さを感じない
のはこの分厚い脂肪のお陰である。それゆえ
カバの身体はとても大きい。大きいものでは
体重は裕に2トンを超える。草食系四足歩行
型の動物の中でカバはゾウ、サイ、に続いて
第三位に位置する。



このカバはもうひとつ、縄張り意識がかなり
強い動物の側面を持つ。動物が持つ尻尾には
実は大切な排泄器官や生殖部位を守る役割を
持っている。犬が自分より戦闘力の高い生物
と対峙した時に、尻尾が下を向くのは防御の
為である。カバには小さな尻尾がついてるが
これは縄張り主張のものとなり、大きい方を
排泄する時には、この尻尾がプロペラの様に
回転して、出来立てホヤホヤが辺り一面へと
ばら撒かれる、とても恐ろしいものである。
だからソフトクリームを舐めながら河馬の後
に立ってはいけないの標語は今、私が作った。



草食系四足歩行型動物と表記したが最近では
これは疑わしい事実としてネイチャー系冊子
やネットで違う側面を見受ける事が出来る。



犬や猫も一般的な食性と違って、草を食べる。
これはそれを身体が欲するから。勿論だが
それには意味がありそこに含まれる成分など
身体の正常化につながるからの行為である。



カバも草食がメインだが、雑食性の面も持ち
肉食などの顔も持つ。山に住む鹿などが遭難
して絶命した人間の死肉を漁る事もあるのが
カバは猛獣に追われた末に河に逃げ込んできた
インパラやシマウマなどの動物をその強靭な
牙により噛み殺し、食べてしまう事がある。



元々は縄張り争いの性質上、テリトリー内の
河に入ってきたものを襲うと考えられてたが
陸地に上がり他の猛獣に殺された生物の死肉
をあさる場面も見られ、単に草食生物の範囲
カテゴリーにとどめることは間違いなのだと
考えられる様になっている。



ジュマンジ (JUMANJI) という映画があり
まあ面白い。この映画は、そのゲームに参加
したものは、非現実的なゲームの世界に移動
させられ、ゲームキャラになり課題クリアし
現実世界に帰還するという面白い内容だが、
その中に出てくるカバが人喰いをするシーン
がある。これもあながち嘘ではないのだ。

人がカバに殺されてしまう年間数は、実は
ライオンよりも多くて、年間に500人の
人がこの犠牲となっている。
それは動物園で見るカバが温和なイメージ
であり、草食動物だとの既成概念からくる
ものであり、その情報を疑わなずに起きる
事故である。『常識を疑え!』の言葉とは
私のポリシーであって、モットーでもある。
聞き齧った事が全て、真実だとは限らない。


という事で、人を殺す生き物ランキング発表


殺人生物のナンバーワンはモスキート、蚊。
吸血による細菌の影響で人を殺してしまう。
第二次世界大戦の戦死者のナンバーワンも
実は蚊による死者がナンバーワンである。



犬が上位にいるのは管理されぬ犬が狂犬病
ウイルスを持つ為で、噛まれて狂犬病は感染
すると100%の致死となっている。感染者
の人間も野獣の様になり他の人に噛み付く。
感染後の治療薬の一切ないものなのである。



ワニの被害者が1000人、ワニも川辺に
近づくものを容赦なく噛みつき、川や沼に
引き込むと自身の身体をグルグルと回転を
させる事で、噛み付いた四肢を欠損させて
獲物の戦意を失わせ、それを捕食する彼等
の戦法である。



カバが生息する河のエリアを、逆にワニは
避ける。ワニではカバには絶対に勝てない
からである。世界でもトップクラスの巨大
ワニもカバには敵わないのである。



カバは、ゾウやライオンの100人殺しの
約5倍にもなる年間、500人殺しの実績。
もし、野生のものを見かけたならば、即、
その場から避難した方が良い。野生のものは
温厚でも安全でもない恐ろしいハンターでも
あるのだ。



ライオンが捕獲する動物が少なくて、カバを
襲う事があるが、逆に返り討ちにあう。
肉食専門の猛獣がターゲットに噛み付く部位
は、首の根本、喉ぷえ、顔面、そして腹部と
決まっている。これは獲物が暴れるのをいち
早く黙らせたいからで、



『背中側の首の根本』は神経が収束して存在
していて、これを全て断ち切る事より獲物は
無抵抗となるからである。


『喉笛』を狙うのは、頸動脈の破損と気管へ
の血流による窒息を狙っての事で、出血多量
と呼吸困難の両方を狙うからである。


『顔面』に噛み付くのも喉笛同様に鼻を破壊
して窒息を狙うのと、その痛みに戦意喪失の
一番の肝ともなるからである。


『下腹部』を狙うのは、ハイエナ類のやり方
だが、内臓をバラケさせて、出血多量による
絶命を狙ったものである。



ライオンやその他の猛獣のこれらのアタック
が、カバには全てが通用しない。

『首筋』を狙うも熱い皮下脂肪であの牙
でも届かない。

『喉笛』カバのこれががどこにあるかも
分からない。

『顔面』はデカくて狙えないどころか
あの危険な大口が待ち構えている。

『下腹部』を狙おうにも四肢が短くて
下に潜り込めすらもしない。



過去に何十ものライオンのメスの集団が
一頭のカバを襲う映像をネットで見たが
成獣であるそのカバを打ち倒せず、逆に
雌ライオンの一頭が頭部を、カバのあの
恐ろしい牙で噛み砕かれ頭の痛みに耐え
ながら、翌朝には絶命した。そのひと噛み
を見た途端に、全メスライオンは撤退した。


彼女等は二度とカバを襲う事はないだろう。


私のリポートは、動物園が教えていない
側面をクローズアップして書いているので
別にカバを悪者にしようとする記事では
ない。コロナの規制も緩み、これからは
海外に行く人達も増えるであろう。


そんな中にはカバの生息地に行く人もいる
事と思う。野生のものは動物園のものとは
別物だとの記事である。


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