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大文字草


大文字草 (ダイモンジソウ)


ユキノシタ目、ユキノシタ科、ユキノシタ属、
ダイモンジソウ変種の多年生草本。


雪ノ下(ユキノシタ)に分類されるものだが
それらユキノシタとの大きな相違点は開花の
時期が大きくズレる点であり、ユキノシタが
春から初夏にかけて咲くが、ダイモンジソウ
は晩夏から晩秋にかけて花が咲く。


花弁の上部の三片が短く伸び、下部の二片が
長く伸びる。その姿が漢字の『大』の文字に
見える事から『大文字草』の名称がついた。


『大文字』と言えば、京の夏の夜空を彩って
くれる『京都五山送り火』が有名な風物詩、
闇の中を大の字の灯りが東山に浮かび上がり
お盆の時に精霊たちを天へ送る伝統的な行事
となっていて、こちらは天を仰ぎ見るもの。


片やこの大文字草は、しゃがみ込みせせらぎ
横の下方に咲いた『大文字』を愛でる世界。


と、とても趣のある大文字草ではあるのだが
洋名があまりにもイメージとかけ離れていて
ビーフステーキ ゼラニウムという名が付く。
こちらは花を指した名称ではなく、この植物
のまん丸いリーフには白い斑紋が走るのだが
これをステーキの霜降りに例えた事から付く
名称となる。


和の世界の侘び寂びとは大きくかけ離れてて
それはそれで面白いのだが、日本に生まれて
良かったなと思うものである。今回の記事に
ステーキの様な葉は掲載されておらず過去の
記事に載るのでステーキに見えるかどうかの
ご判断を頂きたく思うものである。





和名 大文字草 (ダイモンジソウ)
洋名 ビーフステーキ ゼラニウム
   (BEEFSTEAK GERANIUM)
学名 サクシフラガ  フォーチュネイ
   (SAXIFRAGA FORTUNEI)
分類 ユキノシタ目、ユキノシタ科、
   ユキノシタ属、ダイモンジソウ変種
種類 多年生草本
草丈 20〜30cm
開花 7〜10月
花色 白、桃
原産 日本、朝鮮、中国
言葉 自由
   好意
   不調和
   情熱
   節度
   恋の訪れ
撮影 六甲高山植物園、せせらぎのそば




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